Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

王と王妃の物語 帝鑑図大集合

2011-09-30 23:49:51 | Weblog
名古屋城天守閣 2011年9月16日~10月30日
  
 鉄筋コンクリートの近代的なお城の中はたいてい展示室になっている。名古屋城は本丸御殿の障壁画で空襲を逃れたものがあるのでそれを飾るためでもある。ときどき特別展をやっている。本丸御殿の障壁画にある帝鑑図(中国皇帝のエピソード)の画題をさぐる展覧会。でもまあ綺麗な女性の出てくるエピソードが重宝されたりするのですな。狩野光信・孝信大会でもある。彼らの活動時期に多く必要された画題ってことなんでしょうか。珍しい作品は屏風の左右を前後期に振り分けて、二回行けない人も結構みられるようになっている。中国の話なのに中国人観光客は「金屏風だ~」と喜んで去って行きました。
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マリオ デ ビアージ 作品展 ―イタリア人報道写真家のみた日本

2011-09-27 00:47:59 | Weblog
JCIIフォトサロン 2011年9月27日~10月30日

 1956年から1980年の普通の日本人の姿(一部外人用の演出あると思われる)の写真。日本人の報道写真家ならニュース性もドラマ性もないのでとらなかったと思われる。異国の風俗をとる題材の選び方って結構普遍性があるのかもと思った。
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メタボリズムの未来都市展

2011-09-27 00:42:41 | Weblog
森美術館 2011年9月17日~2012年1月15日

 六本木ヒルズってけっこうメタボリズムの未来都市じゃん? でも自分がメタボリズムな街に住みたいかというと微妙なので壮大な都市計画が実現せずによかったかもと思いました。中銀カプセル中入ってみたかった。
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柳宗悦展

2011-09-25 01:52:30 | Weblog
松屋銀座 2011年9月15日~2011年9月26日
この後そごう美術館など各地を巡回

 開館75周年の日本民芸館の出開帳といった趣。松屋銀座会場は短いですが他会場は普通の長さの会期です。柳宗理コーナーもあります。今年は朝鮮陶磁が当たり年か。
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礒江毅=グスタボ・イソエ マドリードリアリズムの異才

2011-09-25 01:40:45 | Weblog
練馬区立美術館 2011年7月12日~10月2日
この後奈良会場に巡回

 スペインには写実の伝統があるのか、スペインで認められた写実画家礒江毅の展覧会。写実絵画の面白さって写真を超えてしまうところにあると思う。トロンプルイユ的な作品もあって面白かった。画家はすでに死亡していて、ところどころに奥様のコメントがあって興味深いです。高橋由一へのオマージュの鮭(ほとんど磔)とか自画像とか美術史の息子的な解釈も可能かも。
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朝鮮時代の絵画

2011-09-25 01:28:28 | Weblog
日本民芸館 前期2011年9月13日~2011年10月16日 
      後期2011年10月18日~2011年11月23日

 19世紀の民画が中心ですがちょこっと古いものも。文字絵の「孝」に魚とタケノコが使われてるのは二十四孝の関連なんですかね。蓮多いね。草虫図の虫がでかい。焼け焦げさせて作った烙画というものがあるんですな。
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イケムラレイコ うつりゆくもの

2011-09-22 23:01:10 | Weblog
東京国立近代美術館 2011年8月23日~10月23日
三重県立美術館 2011年11月8日~2012年1月22日

 イケムラレイコの回顧展 近作からさかのぼる構成で、部屋ごとにテーマがあって壁の色が変えてあったり音楽が鳴ったり凝ってた。会場ごとに結構違う感じになるかもなのでできれば三重会場もみてみたい。
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国宝 源氏物語絵巻に挑む―東京藝術大学 現状模写―

2011-09-22 22:50:45 | Weblog
東京藝術大学大学美術館 2011年9月9日~9月25日
徳川美術館 2011年11月12日~12月11日

 源氏物語絵巻の現状模写(とちょっと現物)の展覧会。忠実な模写でいっぺんにたくさんの場面がみられるのは結構いい。現状模写は大学院の修了制作だそうですが、同時開催の台東区コレクション展にもその名がみえる人がいた。
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視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション

2011-09-19 04:06:14 | Weblog
神奈川会場、京都会場巡回済み
DIC川村記念美術館 2011年9月17日~12月11日

 モホイ=ナジって、いろんなことしてるけどその割に影薄くない?誰それ、と思いつつ、見てたらこちらの収蔵品展でお見かけしてたことに気づく。いろいろ現代美術とかタイポグラフィとか写真とかの先駆的な人なのね。映画ロブスターの一生に見入ってロブスターが食べたくなりました。
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旧派だって好いじゃない

2011-09-19 04:00:20 | Weblog
佐野市立吉澤記念美術館 2011年8月27日~9月25日

 明治の「南画」の展覧会。こちらはやはり吉澤家の収集、伝来ということが面白い。吉澤家の人も画家を支援するだけでなく自分でも書くしね。内国絵画共進会に自分でも出品しちゃうし。よそで注目していた自分でも描くパトロンの名前を書画展観会引札に見つけたのが収穫でした。為書が好きな人というのもいるようだ。年記もそうなんだけどそのあとの作品流動性とも関係あるかなと思いました(為書あったらセカンドマーケットに出しにくいよね、たぶん)
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