Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

Sōtatsu:Making Waves

2015-10-25 11:31:43 | Weblog
Freer Gallery of Art 2015年10月24日~2016年1月31日

 フリーア美術館の宗達「松島図屏風」は名品で重要な作品ですが、日本には持ってこられないから、じゃあフリーアで宗達展やればいいんじゃね?な展覧会。その発想に拍手。フリーアにはもう一つ宗達「雲龍図屏風」もあるしね。それにアメリカ国内と日本から金銀泥下絵とか伊勢物語色紙とか近代の作品とか集めた展覧会。尾形光琳「松島図屏風」(ボストン美術館)もあって親切。ミネアポリス美術館に寄贈された旧バークコレクションもあり。あとフリーアのものを総動員している。いい宗達展てやるの大変、ということはよくわかるのですが、これって琳派400年だからアメリカでもやるのかな?宗達展のことだけいえばそうでない平常年の方が日本からももう少し出せたのでは?という気がしなくもない。1月3日までは宗達以外の琳派作品が別の展示室でごっそり出てて合わせてみるとよいです。
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浮世絵から写真へ―視覚の文明開化―

2015-10-11 22:03:08 | Weblog
江戸東京博物館 2015年10月10日~12月6日

 所蔵品をいっぱい使った特別展。浮世絵より写真、写真油絵の印象が強い展覧会。司馬江漢~泥絵のあたりも面白いですね(江漢は出てなかったけど)。小豆澤亮一~両国駅にかかってる優勝額の写真油絵が圧巻。役者写真鏡の着色は見た目死絵に似てるが、役者写真鏡は生きてる役者ですよね?写真の着彩と似てるのでは?図録が書籍になることによって流通は便利になるが出版社の利益、流通コストが乗っかってくるので割高にはなりますよね。図版が小さくなるとか解説が全点につかないとか。
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久隅守景

2015-10-10 00:34:40 | Weblog
サントリー美術館 2015年10月10日~11月29日

 内覧会にお邪魔してきました。よく整備された展覧会という感じ。ゆったりと展示してあります。守景における雪舟受容とか米法山水とか考えたくなりました。娘清原雪信と息子彦十郎の作品も少し展示されています。駆け落ちする娘に不良の息子、って守景さんも大変だな。
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ささやかな琳派展

2015-10-04 01:25:48 | Weblog
洛東遺芳館 2015年10月1日~11月3日

 30年近く存在は認識してたけど、春秋に1か月ずつしか開かない上にそれが展覧会のハイシーズンで優先順位で後回し、しかも開館時間が10時~16時で短く、初めて行けました。外部の展覧会にもあんまり出ないしね。江戸店持京商人柏原家の伝承品だそうで、琳派は江戸琳派中心で池田孤村の屏風が目立っていた。古いおうち(昭和49年に美術館開館するまで普通に使ってた風)が中入って見られるのも楽しい。
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ニューヨーカーが魅せられた美の世界 ジョン・C・ウェバー・コレクション

2015-10-04 01:21:04 | Weblog
MIHO MUSEUM 2015年9月15日~12月23日

 コレクターがトライアスロン70代の部の世界王者(ってトライアスロンしてることがすでにすごい)ということを前面に出している展覧会で、いろんなものが出ているのですが、チラシから受ける印象よりも日本絵画がそこそこあって行ってよかった。キモノも結構出てた。
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鷲見康夫の50年代 カンヴァスよ、汚れよ

2015-10-02 21:58:49 | Weblog
伊丹市立美術館 2015年9月12日~10月25日

 具体の人だなあという感じ。網に絵具がついている。どうやって?具体の人って何で生計立ててたんだろうと不思議だったんだけど、この人は学校の先生をしてた。そして驚きなのは最初は多分社会の先生だと思うんだけど途中から美術の先生になってたこと。
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俳画のたのしみ 近世編

2015-10-02 21:44:39 | Weblog
柿衞文庫 2015年9月12日~10月25日

 岡田利兵衛さんは「画で俳諧するのが俳画である」と定義づけたそうですが、それって絵としてはよくわからない……。結構中村芳中が出ているのは芳中展があったから?芦雪とか蕭白とかもあった。蕭白の俳画ぽつぽつあるね。俳諧の賛がない俳画ってただゆるい絵画なのか?俳画を俳画史でなく絵画史でやるにはどうしたらいいんだろう?
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筑前・黒田家が伝えた名宝 福岡市美術館のコレクションより

2015-10-02 21:36:43 | Weblog
香雪美術館 2015年8月22日~10月18日

 去年福岡市美術館でやってた同趣旨の展覧会も行ったのですが、こちらへもお邪魔してみました。前期後期展示替えでもう後期です。遠いところはなかなか前期後期は行けませんな。大名家で中国絵画って大事にされてたのにね。狩野昌運「百流之絵鑑」が長く広げてあってたくさん見られてよかった。宋紫山が前期だったのは悔しいが、西国大名に出入りしてた渡辺玄対が見られてよかった。大河ドラマ軍師官兵衛の記憶も新しいところに篤姫の書とかあって、大河ドラマを連想した。
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