Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

河野館長傘寿の祝 饒舌館長ベスト展

2023-05-21 09:59:17 | Weblog
静嘉堂文庫美術館 2023年5月20日~28日

 偉くなるとこんなことができる、してもらえるのかという驚き。展示は丸の内に移った静嘉堂ですが文庫は岡本に残り、美術館の建物もあるのでできるっちゃあできるんですけど、八十歳記念館長就任八年目八日間の展覧会。八日間だと週末が二回はいるのね。初日と最終日は館長ギャラリートーク付、急遽図録のサイン会も行われていました。岡本の展示室にいっぱい人がいるときといえば曜変天目出てるとき、そのまわりですが、サイン会では河野先生が曜変天目みたいに人に取り囲まれていました。酒井抱一「絵手鑑」が画面たくさん広げてあって、若冲の影響でもわりと地味目な菊図が見られてよかった。
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山口勝弘と北代省三展 イカロスの夢

2023-05-21 09:59:17 | Weblog
世田谷美術館 2023年4月22日~7月23日

 収蔵品展 実験工房の山口勝弘と北代省三のそれ以外の作品群。実験工房で紹介される人にももちろんそれ以外の時期も作品もあるのであった。北代省三が工学系でガチの模型飛行機本とか出してるのが面白かった。よく飛びそうなカラフルな凧とか(モビールも飛べる?みたいな) メディアアートでない、身体の動きが不自由になったとの山口勝弘はカラリストだった。
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麻生三郎展 三軒茶屋の頃、そしてベン・シャーン

2023-05-21 01:04:19 | Weblog
世田谷美術館 2023年4月22日~6月18日

  展示を見るというよりクルマを停めてお昼を食べる目的で行ってみた。ベン・シャーンは麻生三郎の旧蔵品。麻生三郎、三茶に住んでたことがある。画面は赤と黒を多用していて、具体的なものが抽象的に表されている。装丁の仕事もしていて、父の本でみたことがあるものもあった。
 

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開館25周年記念展 京都細見美術館の名品 琳派、若冲、ときめきの日本美術

2023-05-07 01:43:54 | Weblog
大阪高島屋 7階グランドホール 2023年3月22日~4月10日
日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール 2023年4月26日~5月15日
ジェィアール名古屋タカシマヤ 2023年12月23日~2024年1月7日
静岡市美術館 2024年4月13日~5月26日
長野県立美術館 2024年10月5日~11月17日

 日本橋高島屋の展示を見てきたのですが、図録には来年秋の予定まで入っていたので書いておきます。琳派、若冲だけでなく総合的な展示なのが見どころかと。図録にある指定品は美術館の会場で展示予定でしょう。細見美術館では展示室の都合であまり展示してなさそうな「花車図屏風」が気に入りました。伝狩野元信「雪中花鳥図屏風」は松栄風、なんなら光信風?みたいなとこもあるので擬古作の可能性を考えたい。

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藝大コレクション展2023『買上展』

2023-05-07 01:34:15 | Weblog
東京藝術大学大学美術館 2023年3月31日~5月7日

 第1部巨匠たちの学生制作、買上られてもその後いろんな事情で大成しなかったり制作から遠ざかる人もいるわけで、大成した人の初期作とは違う興味がある(私には)。第2部、各科が選ぶ買上作品は現在こういう各科があるんです、という学校紹介みたいだった。工芸と彫刻って見る方からはどちらともつかないものもあるな?
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「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄

2023-05-06 03:09:11 | Weblog
千葉市美術館 2023年4月8日~5月21日

 三週間、三週間で展示替えする写真展……浮世絵版画の展覧会みたいだな、千葉市美術館だし。瀧口と阿部が前衛写真協会を立ち上げ、大辻は瀧口・阿部の影響があって交流もあって、牛腸は大辻の弟子で早世(1983年没)。牛腸以外は千葉市美に所蔵があって、それぞれ生誕120年、110年、100年、牛腸だけ没後40年ということらしい。なんでもないものも撮ってタイトルをつければ作品になるし、その切り取り方がインスタグラムとかで再生産され続けてるってことかな?
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中世公家の〈公務〉と生活―広橋家記録の世界―

2023-05-06 03:02:08 | Weblog
国立歴史民俗博物館 2023年3月7日~5月7日

 「いにしえが、好きっ!」と記録という点では通じる中世公家の日記を中心とした展示。世襲で同じような仕事をするので日記が過去の資料になるのだな。配布された具注暦を用いた日記って、手帳に日記書くみたいだ。読み込んだら面白い小説書けそうなので誰か書いて欲しい。とても勉強になる展示だったが、遠いところに細かい字の解説キャプション置かれててとても読みにくかった。
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いにしえが、好きっ!―近世好古図録の文化誌―

2023-05-06 02:52:11 | Weblog
国立歴史民俗博物館 2023年3月7日~5月7日

 『聆涛閣集古帖』は江戸時代後期に神戸住吉の豪商吉田家三代が編纂した、江戸時代中期以降に結構出てくる、古物を集めた図譜集で、国立歴史民俗博物館所蔵。その本を中心に、実物や同類の本や収集家に注目した展示。吉田家も『聆涛閣集古帖』も認識してなかったけど、木村蒹葭堂とも谷文晁とも松浦武四郎とも接点があるので、自分としては知り合いの知り合いに会った気がした。正倉院宝物の模造が出てくる脈絡がよくわからなかたったのと、もうちょっと集めた近世のことを掘り下げてほしかった感あり。
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自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート

2023-05-05 00:01:37 | Weblog
町田市立国際版画美術館 20233月18日~5月21日

 所蔵品の他国内の大学図書館等から借用して構成した展覧会。結構国内にもあるものね。バズって会期がまだ3週間もあるのに図録が売り切れてしまい、市直営らしく増刷も出きないらしい。本の挿絵など小さい画面が多くて明るくない(作品保護の観点から)展示室ではよく見えないから図録みんな欲しくなったのか。展示会場にもそこそこ人はいるけど爆発的にいるわけでないので、図録の購入率が高いのだろう。ドドエンスを江戸時代界隈ではラテン語でドドネウスと呼んでるのだな。
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江戸絵画お絵かき教室(後期)

2023-05-04 23:42:15 | Weblog
府中市美術館 2023年3月11日~5月7日

 前期も行った。前期AB,後期ABに分かれているためコンプリートするためには4回行かないとだったのだが前期と後期1回ずつで。伝徽宗「狗子図」って若冲も元ネタにしてるやつですね。岸駒の応挙風の鯉がドラマ「華麗なる一族」のロボット鯉みたいだった。池大雅「富岳図」は倣董太史だけど、董太史(董其昌)は董源「寒林重汀図」も見てたのを思い出す平遠だった。技法って描くためのものだけど技法を使うための主題選びもあるな、きっと。

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