Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

香合百花繚乱

2018-03-31 23:54:46 | Weblog
根津美術館 2018年2月22日~3月31日

 ほとんど所蔵品でこんなに香合あるんかい。練香は陶器で炉、香木はそれ以外で風炉、覚えた。用途はあるけどむしろ見かけがいろいろ進化する点、印籠とかボンボニエールとかと近い気がする。もう一室で釜を使い方も含めて展示していてよかった。
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木島櫻谷 近代動物画の冒険(二回目)

2018-03-31 23:46:58 | Weblog
泉屋博古館分館 2018年2月24日~4月8日

 掛軸を中心に展示替えがあったので再訪。お客さんが多くて?掛軸を見る動線と映像を見る動線がぶつかる。屏風がいくつも展示されて一堂にかいするような大会場での展示も求む。竹内栖鳳も含めてなぜ近代日本画家はライオンを描くのかが気になった。花鳥画の吉祥みたいな主題の意味が動物にも当然あるはずで、ライオン、狸とかなんで描かれて、飾られたのだ?
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ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜

2018-03-31 00:42:13 | Weblog
東京都美術館 2018年1月23日~4月1日
豊田市美術館 2018年4月24日~7月26日
札幌芸術の森美術館 2018年7月28日~9月24日
更に広島会場、福島会場へ巡回

 ピーテル・ブリューゲルが父子いて、静物画のヤン・ブリューゲルがいるのは知ってたけど、一族の娘が画家と結婚したりしてさらにファミリーは広がっている。ブリューゲル一族から見たフランドル絵画16.17世紀展である。日本でいえば江戸時代、と思えば個人蔵で構成できてもおかしくはないか。素描、版画でも油絵と同じ結界を置いてて距離があって見づらい。大理石に蝶を描いたヤン・ファン・ケッセル面白い。大理石にリアルなシール貼ったらケッセルごっこができる。
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世界の眼でみる古墳文化

2018-03-31 00:33:21 | Weblog
国立歴史民俗博物館 2018年3月6日~5月6日

 古墳そのものとその受容。古墳て日本で特に発達したものなのね。他の文化だと神殿とか城とか都市も作るところをひたすら墓を作っていたらしい。家型埴輪など思っていたより大きかった。装飾古墳の壁画って絵因果経とかにつながってく画風のような気がする。安彦良和に最新の研究成果を取り入れて古墳時代の王の姿を描いてもらっている。歴博は古代の常設展示をリニューアルしてるのでそちらも楽しみ。
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浜田知明 100年のまなざし展

2018-03-30 02:03:23 | Weblog
町田市立国際版画美術館 2018年3月10日~4月8日

 浜田知明、100歳まだご存命で結構なことです。そしてコレクターからまとめて寄贈してもらえるのは版画美術館がちゃんと活動してきたからでしょう。活動期が近い銅版画の他の作家も含めて構成。浜田知明の個人様式はもちろんあるんだけど、銅版画だけでないイラストとかマンガとかも含めて同時代的な共通性ってあるなあと思った。美校では油画科だったのか。立体も結構面白い。良く調べて構成したいい展示だった。
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リアル 最大の奇抜

2018-03-30 01:50:16 | Weblog
府中市美術館 2018年3月10日~5月6日

 リアルは奇抜になりうる、リアルが普通になる前は、ですかね。リアルの定義が今一つよくわかりませんけど。そんなに応挙おしなら応挙の展覧会をやればいいのでは?熊本県立美術館から出品された作品がとても面白かった。鯉の絵がいっぱいあって可愛かった。鯉を生々しく描くことは結構普遍性があるのか。おしゃれな図録は図版の端が欠けがちで残念。
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生誕140年 尾竹竹坡展 

2018-03-26 01:29:39 | Weblog
富山県水墨美術館 2018年2月16日~3月25日

 作品が面白いのは新潟の美術館での展示で知ってたけど、もっといろんなことしてて最初は南画で、浮世絵描いて、円山四条派みたいなの、新南画みたいなの、未来派みたいなの、細密画みたいなの、近代日本画らしいもの、一人日本近代美術史みたいな人だった。近代におけるインド主題も気になった。富山での開催は富山で売薬版画やってたからだけど、画家本人的にはあんまりいい歴史じゃなくて公言してないのにゆかりで顕彰してて偉い。
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平田玉薀美の交遊 

2018-03-19 10:04:10 | Weblog
奥田元宋・小由女美術館 2018年3月1日~4月15日

 平田玉薀は江戸時代尾道の女流画家で頼山陽との交際で知られてる人。地元でのも顕彰も盛んで広島県立歴史博物館での展覧会も見てるけど、春休みの遠足気分(美術館の隣にワイナリーなどある)で行ってみたら作品がよく選ばれている感じでとてもいい展覧会だった。いいとこのお嬢さんだけどお父さん死んで、絵で生活してた風なので作品は多い。結構絵は応挙風なんだな。若冲、といえるかどうかはともかく、南蘋風も取り入れている。山水画は豊彦的に文人画風味+円山四条派な感じ。八田古秀についたから、ということで厳島神社から八田古秀と長澤蘆雪借りてくるなんて豪華だ。宋紫石、岡岷山、田能村竹田も出してて行き届いてる。
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東渓と南蘋派

2018-03-17 20:37:41 | Weblog
高松市歴史資料館 2018年1月27日~3月18日

 知っていれば前回の愛媛高知行に入れられたのだが、その時高知でチラシをゲットして知ったので広島へ行く途中に入れた。大阪で活動して江戸にも行った、士分にもなった小倉ともいう亀井東渓の展覧会。南蘋風の絵が載る『東渓画譜』があるので知ってましたが、個人の展覧会って初めてじゃないですか?高松出身なので地元で顕彰されるのだな。よしよし。絵は南蘋風としてはゆるっとした感じで大西圭斎ととかその辺と近い印象を受けました。宋紫石というより紫山的な。『衆禽図譜』などと比べると如実。『東渓画譜』、書誌やるともしかしたら何かわかるかも……。 
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洛陽三十三所3

2018-03-17 00:41:22 | Weblog
京都文化博物館 2018年3月10日~5月6日

 三十三所の巡礼が流行って京都でもできるわけか。そして三十三所三か所にもう一か所で百になるから番外三十四番ができるわけね。「因幡堂縁起絵巻」、人物は古いの写した風なのに山水描写が幕末の南画風でそこに時代出るんだと思って面白かった。あとほぼ同じ内容の文書が二つあるってなんで?
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