Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

遠藤利克展―聖性の考古学―

2017-08-27 00:52:51 | Weblog
埼玉県立近代美術館 2017年7月15日~8月31日

 立体造形作家、ではなくて彫刻家なのか。木や金属を燃やしたり、水をためたり、これに土が入れば木、火、土、金、水の陰陽五行じゃないですか。まあ私はドーナツとかチクワとか食べたくなって帰ってきました、形態的に。新作はまだ焦げ臭いにおいがしてました。飾り方によってはストーンサークル的なスピリチュアルな感じがしました。
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日本の家 1945年以降の建築と暮らし

2017-08-26 01:26:06 | Weblog
東京国立近代美術館 2017年7月19日~10月29日

 建築の展覧会って東近美でやるんだ。たてもの園とからめて江戸博とかでもやってもよさそう。東近美の展覧会は空間構成的な、建築家の名前が前面に出る建築の展覧会と思った。団地とかマンションはあんまり取り上げられてなくて、観客の住環境とはずれている。
 
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祈りのかたち 仏教美術入門

2017-08-26 01:18:56 | Weblog
出光美術館 2017年7月25日~9月3日

 真言八祖行状図八幅が圧巻。そこそこ仏画もお持ちなのですね。それでも「仏教美術入門」というには彫刻の点数と例が限られてしまうのであった。十王図や祖師像もあって、たくさんある仙厓でしめくくる。
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藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた!

2017-08-24 01:36:20 | Weblog
東京藝術大学大学美術館 2017年7月11日~9月10日

 8月6日までの第1期を見損ねて残念。名品篇といくつかのテーマ展示。卒業時に提出していく自画像が現在の制作と直結している人もいれば、変わったなあ(容姿が、ではなく)という人もいる。ブロンズの石膏原型も面白かった。でパンドラの箱が開いてどうなった?
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ボストン美術館の至宝展―東西の名品、珠玉のコレクション

2017-08-24 01:17:18 | Weblog
東京都美術館 2017年7月20日~10月9日
神戸市立博物館 2017年10月28日~2018年2月4日
名古屋ボストン美術館 2018年2月18日~7月1日

 至宝展というよりボストン美術館ダイジェスト的な展示と思いました。中国美術はコレクション中の至宝かなという気はするけど。アメリカの美術館全般、古代から一応オールドマスターズで通史という傾向があるが、展覧会では古代エジプト美術で代表したのだろう。日本美術は日本で展覧会やるのなら必須ですが、修理して公開の英一蝶「涅槃図」の他、蕭白、歌麿等で近世に特化。ちょうどアメリカが、ボストンが豊かになりつつあるころに流通してた印象派を中心とするフランス美術、アメリカ美術はボストンの本館ではもっと比重が大きいと思う。版画・写真、そして現代美術と館全体をまとめるような構成。最終会場の名古屋ボストン美術館が2018年度でクローズなので、ボストン美術館全体を振り返る感じもあるのかな?
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やきもの勉強会 食を彩った大皿と小皿

2017-08-23 01:00:51 | Weblog
根津美術館 2017年7月13日~9月3日

 これも夏休み向け所蔵作品展の仲間なのかな?入門的通史展示かと思ったら食器としての皿に焦点をあてていた。中近東向けの中国の皿が日本にもあるの面白い。ヨーロッパの静物画に染付の皿があるのは、大航海時代以降の富を表して、そのうち飾り出すんだよね?
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徳川将軍家へようこそ

2017-08-20 23:52:29 | Weblog
東京都江戸東京博物館常設展示室内5F企画展示室 2017年8月11日~9月24日

 徳川記念財団(徳川宗家の財団)所蔵品による徳川将軍家展。洋風画ぽい「江戸城吹上御庭之図」おもろい。酒井抱一「武蔵野富士図」が富士山のふもとを秋草描いて武蔵野にしてる。中を格子はめて藻魚図や水辺の花を描いた狩野派の屏風可愛い。水辺の花のほうにいるカエルが草虫図ぽい。篤姫の道具があって、来年の大河ドラマへの期待を勝手に高めた(西郷隆盛は篤姫の嫁入り道具の調達をやってたはず)
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北斎×富士 ~冨嶽三十六景 富嶽百景 揃いぶみ~

2017-08-20 23:13:39 | Weblog
すみだ北斎美術館 2017年6月27日~8月20日

 富嶽百景はばらして展示。冨嶽三十六景と富嶽百景の展示は鉄板ではあるけど、もう使ってしまうのかこのネタ。『富嶽百景』は場所を特定しないものも多いな。「冨嶽三十六景」の三役は早々に刊行されてるのな。日本の風景の冨嶽三十六景だけど、中国の山水画ぽいところも結構あって北斎も浙派かなと思いました。
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くらべる古美術

2017-08-19 23:00:09 | Weblog
埼玉県立歴史と民俗の博物館 2017年7月15日~8月31日

 館蔵品を駆使した古美術入門展。所蔵品のめぼしいもの、企画展では出にくいものが見られるのもよい。それだからコレクションの良しあしが出ちゃうし、コレクションをどう生かすかということになる。かたち・色・モチーフと三つで比べる。不動明王に力が入っていた。岩松徳純がいくつも出ている。谷文晁「落款」で出してるもののうち、「猿猴促月図」は以前は谷文晁で出版物に出てるような気がする。沈南蘋写しと書いてるので使い道はあるよね。狩野古信「列仙図屏風」は八仙を崩しまくってる気がする。原在中「嵐山真景図」は画中に「写嵐山真景」とある。
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DIC川村記念美術館×林道郎 静かに狂う眼差しー現代美術覚書

2017-08-19 01:02:32 | Weblog
DIC川村記念美術館 2017年7月8日~8月27日

 拡大所蔵作品展、というか普段の所蔵作品の展示の中にコラム的にテーマ性のある展示が入っている。ロスコとか日本絵画とか普段通りの部屋もあるし、いつもの部屋だけどテーマになってるのもあるし、普段とは全く違うところに展示されている作品もあった。常設展示にはうまくはまらないものが結構あるんだな(と企画展でも思うけど)。赤瀬川原平もあるんだ。ジョセフ・コーネルは普段もあるけど箱の裏が見られて楽しい。コレクションの新たな魅力を引き出し、現代美術を、美術を考えさせる。しかしこうなると企画自体が「作品」化してきて、はてその場合の作者って林さんなの?学芸員前田さんなの?DIC川村記念美術館なの?、「作者の死」は作者がいたから死ぬわけで、作者の不在ではないよね。展示のキャプションにも作者あるし。
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