Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

よみがえる神話と芸術 青木繁

2011-07-29 00:52:48 | Weblog
福岡会場、京都会場終了済み
ブリヂストン美術館 2011年7月17日~9月4日

 絵はいいのもあるけど青木繁ってやな奴だ~ 画家の回顧展だとつい人生に興味がいってしまいます。肖像画が生活を支えるのは画家の基本だな。重文が2点て、重文の偏りを考える。顕彰前提の個人の回顧展ではなく同時代のムーブメントとして次は見たいと思いました。
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平田郷陽の人形

2011-07-24 23:12:01 | Weblog
静岡会場(佐野美術館)終了済み
佐倉市立美術館 2011年7月16日~8月28日

 官展にも人形部門てあったのか。知りませんでした。どうりで伝統工芸展にも出てるわけです。生人形ぽいものから東郷青児の女性像や舟越桂みたいのまで。20世紀は激動の時代である。浮世絵の立体化みたいなのもあった。人形の場所を確保するために電気スタンドを兼ねたり、時計つけたりするのも面白かった。人形と彫刻の境ってどこにあるんだろう、とか飾り方によってはかなり現代美術にもなるなと思いませり。
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不滅のシンボル鳳凰と獅子(4回目)

2011-07-19 00:23:14 | Weblog
サントリー美術館 2011年6月8日~7月24日

 コンプリート目指して4回目。仏涅槃図のお獅子は悲しんでいるんだが踊っているようにも見える。湖龍斎の石橋図の岩の描写が狩野派風にしてはちょっと細かくて気になった。宋紫石に似てると言えば似てる。直武の獅子は一応背景も木も洋風、少なくとも描いてる方は洋風のつもりだろうな。獅子は狛犬の連想でちょっと犬でもあるんだなとも思ったりしました。
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日本美術にみる橋ものがたり

2011-07-19 00:14:14 | Weblog
三井記念美術館 2011年7月9日~9月4日

 日本橋架橋100年にちなんだ橋の出てくる日本美術の展覧会。工芸品になかなか見どころが。雪舟の天橋立は最初の二週間だけ。歴博の江戸景観図がちょっと洋風画風ていうか描法は別に洋風じゃないんだけど色の感じとかちょっと川原慶賀風で気になりました。真景図、実景図風なのかもしれない。橋は住吉、宇治、景観のある宗教画、名所絵、山水図、風景版画いろんなものに書かれてるので、ちゃんと借りてやる以外に所蔵品がいろいろある館なら館蔵品でも面白くできるかもと思いました。拓本画という語もあるのか。
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ワーグマンが見た海

2011-07-17 00:02:20 | Weblog
神奈川県立歴史博物館 2011年6月11日~7月31日

 幕末から明治の日本を描き、日本の明治初期の洋画家に影響を与えたワーグマンの展覧会。神奈川歴博様ってものもちやな~ ワーグマンは日本の前には中国も行ってて中国も描いてたって結構忘れちゃうけどそうなのね。五姓田義松とどっちが描いたかよくわからんもんもあるのか。ワーグマンの作品も輸出絵画としても見ることができそうです。ワーグマンは本国では正統的な画家ではなく、当然日本絵画史で重要な画家なのですが、そういう人であっても本国(この場合はイギリスでもフランスでもいい)の文脈というか本国の絵画から見るとわかることもあるかもと思ったりしました。
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南画へのいざない

2011-07-14 00:41:03 | Weblog
頼山陽史跡資料館 2011年5月19日~7月24日

 頼家まわりを中心に、広島県立歴史博物館(黄葉夕陽文庫とか)からも借りた南画の展覧会。『古今南画要覧』の南画は結構広いから月僊が入ってもいいわけだ。まあでも唐画でしょう、月僊だって。前期の方が見たいものがあった感じですが、後期だけでもみられてよかった。頼春風さんが画譜の模写してた。大雅風の福原五岳だった。頼山陽の絵もいくつもあった。誰のためにいつ書いたかわかるものだけ一生懸命集めてみたら絵としてだけでなく面白そうだ。
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不滅のシンボル鳳凰と獅子(3回目)

2011-07-10 23:56:35 | Weblog
サントリー美術館 2011年6月8日~7月24日

 1・2週目、4週目、6・7週目に行けば3回でコンプリートだったのだが、ちょっと失敗。1週目、3週目に行ってしまったのでコンプリートを目指すためには5週目にいって、6・7週目のどこかで行くんだ。結構入れ替わりました。涅槃図が豪華。永徳の唐獅子も豪華。若冲は前期の方が派手だった。石橋コーナーも前期の方が豪華だった。サントリ―なのについにキリンが登場。西新井大師にこんな面白いものが。沈南蘋の青い獅子はあれはちょっとキリンでもあるのかもしらん。
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江戸時代の文人画 荻泉堂コレクション受贈記念

2011-07-10 23:41:14 | Weblog
早稲田大学会津八一記念博物館 2011年6月24日~7月30日

 荻泉堂さんという長崎派や文人画(唐画じゃないか!)が得意な、物知りの道具屋さんがおられまして、その方が売り物というより自分が好きで持っておられたものが世田谷区郷土資料館(江戸)とこちら(それ以外 一部例外あり)に入りまして、その図録を作って、展覧会をしたというわけです。図録がおしゃれすぎの手前に素敵でよい。むっちゃ唐画の世継俊保、青木猷山。皆川淇園の水墨画、にじみかたがちょっと若冲ぽい。紙近いのかな。絵に大原東野、賛に金谷興詩の合作って・・・・・・イイネ!森蘭斎もあるし。
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いわし文化を知る

2011-07-03 23:51:52 | Weblog
大網白里町文化センター 2011年6月21日~7月3日

現在の大網白里町の海岸部は江戸時代にはイワシ漁(肥料にする)で栄え、自分も椿椿山に入門して文人画(南画)を書いて文人墨客をもてなした網元画家斎藤巻石が出たのです。で以前にも斎藤巻石とか石井林響や篆刻家の展示をやってたし、いわし文化だから網元画家絶対出てるはずと思っていったら大当たり。鈴木南嶺についたというのがうなずけるちょっと四条派入った、九十九里浜を背にした涅槃図とか福田半香ぽい山水図とか出てました。斎藤家には岡本秋暉も行ってたらし。
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