Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

複製芸術家 小村雪岱 装幀と挿絵に見る二つの精華

2021-02-27 01:51:19 | Weblog
千代田区立日比谷図書文化館 2021年1月22日~3月23日

 小村雪岱の仕事のコアの部分を紹介する展覧会。新聞連載小説の挿絵は新聞ごと展示されていたりして思わず別の記事や広告まで読んでしまった。資生堂意匠部時代の仕事、資生堂でもう少し紹介してくれないかな。雪岱が挿図を手がけた大衆小説ちょっと読んでみたくなった。
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小村雪岱スタイル 江戸の粋から東京モダンへ

2021-02-27 01:41:17 | Weblog
岐阜県現代陶芸美術館 2019年12月21日~2020年2月16日
三井記念美術館 2021年2月6日~4月18日
富山県水墨美術館 2021年4月27日~6月13日
山口県立美術館 2021年7月8日~8月29日

 小村雪岱、本画(肉筆)もあるけど本領は挿絵かなという印象。装幀もいいですね。こちらの展覧会は清水三年坂美術館コレクションを中心にしていて、鈴木春信などもあってちょっと意外でした。超絶技巧も含めて工芸もよかったけど、雪岱とすべてがうまくかみ合ってるわけでもなかった感じ。雪岱作品から着想を得た現代工芸は現代美術ぽかった。
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三鷹市美術ギャラリー収蔵作品展 靉AY-O嘔 

2021-02-23 18:12:07 | Weblog
三鷹市美術ギャラリー 2020年12月5日~2021年2月28日

 行けないかもと思っていたが行けた。収蔵作品展だから?ありがたく無料。ほぼほぼ寄贈品なのですね。レインボーの人なのは知ってたけど結構現代美術なのね(知らなかった。過去の美術作品のレインボー仕立ては知ってたけど、春画のレインボー版も展示されていた。
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見世物の精華

2021-02-22 01:02:41 | Weblog
国立劇場伝統芸能情報館 2021年2月6日~5月26日

 先に演芸資料展示室で始まっている「見世物の『近代』」と同様、『国立劇場所蔵 見世物資料図録』刊行記念の展示。見世物資料なんだけど結構な部分は錦絵なので、見世物がどう表されているかを見るには当時の錦絵の普通の表し方も知る必要があるなと思った。生人形の錦絵は生人形と同題材の役者絵と比べるとか。見世物自体視覚文化だけどそれ自体は残らず、絵で表されたものを見るんだけど、絵はそのまま表してるかどうかはわからん。
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池袋への道―近世の歴史資料、池袋モンパルナス、森山大道

2021-02-20 01:38:08 | Weblog
東京芸術劇場アトリエイースト、アトリエウエスト 豊島区郷土資料館企画展示室 雑司ヶ谷鬼子母神堂 2021年1月23日~2月28日

 堂内見学は平日のみ要予約の鬼子母神堂は行かず、東京芸術劇場と豊島区郷土資料館のみ行ってきました。三会場をめぐると一日仕事で突然思い立っていくのでは厳しい。内容的にな東京芸術劇場→郷土資料館のほうがよかったようですが、開場時間でいうと郷土資料館→東京芸術劇場のほうが回りやすい。豊島区の所蔵品と借用品で構成した3章池袋モンパルナスが面白かった。森山大道って池袋在住なのか。
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筆魂 線の引力・色の魔力(前期)

2021-02-20 01:34:07 | Weblog
すみだ北斎美術館 2021年2月9日~4月4日

 北斎、北斎派以外のものも多く出る、通史的な肉筆浮世絵の展覧会。新出の面白い作品、名品もあって作品のレベルはいいと思うが、名品展というには新出作品が多く、肉筆浮世絵の通史をやるには会場が手狭だった感じ。ケースは奥行きが浅いところが多く大変見やすい。
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日本のたてもの 工匠と近代化-大工技術の継承と展開

2021-02-18 01:17:31 | Weblog
文化庁国立近現代建築資料館 2020年12月10日~2021年2月21日

 三館共通チラシだけでなく固有チラシを作っていた。西洋建築が外から伝わってきただけでなく、大工も進化したんだな。大工の家に伝わった資料をちゃんと受け入れてる博物館偉い。本会場の内容だけの図録がもらえてありがたかった。
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木挽町狩野家の記録と学習

2021-02-18 01:07:19 | Weblog
東京国立博物館 本館特別1・2室 2021年2月9日~3月21日

 丁寧で大変結構な特集展示、8ページのリーフレットも配布。「観音経絵(模本)」の門人名に知ってる人の名前がいくつもあって面白かった。同じ中国絵画を探幽と常信が模写すると同じ絵なことは伝わるけど結構違うな。特集展示でもありがたいけどちゃんと企画展になってもいいのにと思うが、人が入らなそうなものは難しいんだろうな。
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日本のたてもの 古代から近世、日本建築の成り立ち

2021-02-18 00:52:47 | Weblog
東京国立博物館表慶館 2020年12月24日~2021年2月21日

 立派な模型が多く楽しかった。特に法隆寺五重塔の中に塔本塑像が作ってあったり、大徳寺大仙院の中にちゃんと襖絵がはまっていたりして面白かった。10分の1模型が多いが、お茶室は5分の1だったりお城は20分の1だったりする。建築の変化がよくわかったような気がする。
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前田利為 春雨に真珠をみた人

2021-02-13 01:43:22 | Weblog
目黒区美術館 2021年2月13日~3月21日
 内覧会に潜入してきました。前田家の近代美術コレクション、もともと加賀藩領の地域出身だから領民としても興味があります。林忠正旧蔵西洋画をまとめて購入してるが、林忠正も加賀藩領出身だし(現在の富山県もかなりの部分は加賀藩領)。「春雨に真珠をみた人」は利為が蜘蛛の巣に宿る雨粒を写真にとってアルバムを「綾真珠」としてたからだそうですが、そのコピーうまいな。小品ながら見どころあるものとか、再興院展以来の初公開とか作品ももちろん見るべきだが、集めた人のストーリー込みの展示。天皇行幸のために館を新築してその調度として西洋画を集めたというあたりは江戸時代の御成とも通じる。利為は前田育徳会を作った人でもあり、残す伝える(ある程度)公開するという考えがあっただよね。旧大名家のそういう動きの共通点と相違点とかも面白いかも。
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