Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

浮世絵に見る江戸美人の化粧 白、紅、黒―三色の美

2012-06-30 23:12:16 | Weblog
ニューオータニ美術館 2012年6月2日~7月8日

 大谷コレクションの肉筆浮世絵をポーラ文化研究所の江戸美人の化粧というメソッドで展示した展覧会。名品も出ていてよいが、作家研究的には微妙な作品も生きるという上手な展覧会。
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福田平八郎と日本画モダン

2012-06-30 22:59:34 | Weblog
山種美術館 2012年5月26日~7月22日

 所蔵品を基本にいくつか借りる展覧会でうまく構成してあった。日本画モダンという切り取り方はうまく、また福田平八郎の琳派的なところも面白かったが、もう少し福田平八郎が見たかった気がする。
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雲峰・文晁・閑林~齋田家ゆかりの南画~

2012-06-29 23:53:11 | Weblog
齋田記念館 2012年4月2日~7月25日

 代田村の名主だった齋田家はその後お茶の栽培で栄えるのですがその齋田家の資料を展示する博物館。環七沿いにひっそりとあります。南画というより私的には唐画といいたいところ。齋田家には雲岱と名乗って博物画を良くした人が出るんですが、この人は名前の通り大岡雲峰の弟子で、雲峰とは交際があり、作品が多く伝わったのでした。花鳥・山水・人物、着色・墨画と雲峰が何点も展示される貴重な機会でした。雲峰は四谷南蘋ですから~
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中世人の花会と茶会

2012-06-27 23:15:32 | Weblog
根津美術館 2012年6月2日~7月16日

 中世の花会、茶会を彩った唐物の展覧会。ということで中国絵画も結構出ているのだが、牧谿「漁村夕照図」が出ている間に行けず無念。お茶的には頴川美術館から特別出品の「赤楽茶碗 無一物」が見所だったようです。展示室5の牧谿〈瀟湘八景図巻〉を写す、も展示室6のお茶展示の、岳翁蔵丘「瀟湘夜雨」もコラボですかの。
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沖縄復帰40周年記念 紅型 琉球王朝のいろとかたち

2012-06-27 23:02:34 | Weblog
サントリー美術館 2012年6月13日~7月22日
沖縄会場巡回済み この後大阪会場、愛知会場へ巡回

 ドラマ「テンペスト」でも見かけた紅型。中国ぽかったり日本ぽかったりして素敵。これも型紙スタイルの一環だな。岡田三郎助旧蔵の松坂屋コレクションにも結構あるのですな。紅型の作り方のDVDを見られるのですが、すごく大豆製品のお世話になっていて面白かった。型紙を掘るときの下敷は豆腐から作るんですと。
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京都細見美術館展 Part Ⅱ 琳派・若冲と雅の世界

2012-06-24 01:08:47 | Weblog
そごう美術館 2012年5月26日~7月16日

 日本絵画のわりと通史的な展示+近世の工芸。館外での展覧会が多く作品のやりくりが相当大変なのではなかろうか。琳派・若冲は既視感。住吉如慶「きりぎりす絵巻」が面白かった。前にも見てるけど江戸琳派の作者不詳「四季草花草虫図屏風」と合わせて虫が印象深かった。若冲は白黒若冲だった。カラーの雪中雄鶏図は初期作で、しかも後年なら絹でやるようなことを紙に描いとるんですな。
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マックス・エルンスト フィギュア×スケープ

2012-06-24 01:03:45 | Weblog
横浜美術館 2012年4月7日~6月24日 この後愛知、栃木へ巡回

 ジョセフ・コーネルの評伝を読みつつマックス・エルンスト展へ向かうというのもご縁である。マックス・エルンストは面白い。結構日本にもあるんですな。ヒューストンのメニル・コレクションからもいくつか来ていた。しかしフィギュア×スケープというよりバード×スケープみたいな感じがしました。
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東インド会社とアジアの海賊

2012-06-24 00:52:13 | Weblog
東洋文庫 2012年3月7日~6月24日

 テーマ面白く展示品も立派なものですがこぢんまりと。鄭成功の廟は日本にあっても非常に台湾的らしい。行ってみたい。東インド会社と海賊はどちらもアジアの海の経済活動だったりもする。アジアの海の経済と美術史、なんてのもできると面白い。
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東洋絵画の精華 名品でたどる美の軌跡 至高の中国絵画コレクション

2012-06-18 01:13:47 | Weblog
静嘉堂文庫美術館 2012年5月23日~6月24日

 中国絵画特に浙派強化月間の一環として見に行きました。中国絵画の通史展示になってる。貴重。南宋の羅漢図よかった。岩が山水ぽい。十王図の画中画って何か意味があるんでしたっけ。浙派前史の山水もあるし、個人的に強化中の浙派もあり。岸駒も結構浙派入ってるよね~。陳賢は奇想だ。南蘋のにゃんこはなかなか可愛いのである。
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唐物と室町時代の美術

2012-06-18 01:04:17 | Weblog
畠山記念館 2012年4月7日~6月17日

 気にはなっていたのですがようやっと最終日に行くことに。江戸時代の唐画愛好も室町時代の唐物趣味の変形としてとらえられるところもある。絵画は結構展示替えで、趙昌よりむしろ夏珪が見たかったのですが都合付かず残念でした。中国絵画、特に浙派強化月間である今月、雪村も浙派(そして蕭白と似てる)と思ったのでした。俵屋宗達「蓮池水禽図」はここにもあるんだ~。
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