Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

美人のつくりかた 石版から始まる広告ポスター

2007-05-27 00:48:35 | Weblog
印刷博物館 2007年4月7日~6月3日
ウワサの展覧会が東京にやってきていました。もうすぐ終わるのであわてて見にいってきました。
ポスターがどのように作られるのか面白かったです。額に入って絵画のように飾られたりとか。「美人のつくりかた」という題は美人を主題としたポスターのつくりかた、という意味で別にジェンダーとか美の規範とかそういうことではないのですね。1910年代の版画とかそういう取り上げ方とは違う興味深さがあってよかったです。協力:姫路市立美術館ですが実態は巡回ですよね?
コメント (2)
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頼祺一 『近世後期朱子学派の研究』 渓水社 1986

2007-05-24 19:01:33 | Weblog
ミクシィで出ないもののみ読書メモもブログで。

朱子学派の研究もさることながら、資料編「頼春水在坂期書簡」(人名索引付)が有効です。活用したいと思います。
当時の瀬戸内海は今の鉄道・高速道路のように航路が機能していたこともあるんでしょうが、頻繁に手紙を出していたようです。
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狩野派誕生 栃木県立博物館コレクション

2007-05-23 00:43:55 | Weblog
大倉集古館 2007年4月1日~5月27日
総目録があるのでなんとなくは知ってるけど、あまり見たことのない栃木県立博物館の絵画たち。狩野派を中心に大倉集古館で公開です。
うーん奥が深い・・・・・・
ピカイチなのは狩野正信「観瀑図」(長林寺蔵)
個人的に見入ったのは狩野派「花鳥図屏風」(元信っぽい様式だけど、これって光信・孝信世代ですよね?クリーブランドの光信っぽい元信風屏風とかに似てる。箱庭っぽくて好きです。)
小冊子があるんですが、意外に記述が大胆。例えば高田敬輔「曽我蕭白の師としてよく知られる」って・・・・・・ いえ敬輔が蕭白の師である可能性は高いと思いますが、そこまで言い切れるほどは実証されてないのでは?
で、念願の喫茶券試しました。これが素晴らしい。入館料+600円でオークラでケーキセット。夕方でもOK。ケーキは選べるし、コーヒーも丁寧に何度もお変わりさせてくれるし、ホテルの中を堂々とうろうろできる。
連れがいないと、と思ったけど一人でも使っちゃいそうです。
コメント (1)
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若冲と江戸絵画

2007-05-20 01:43:24 | Weblog
愛知県美術館 2007年4月13日~6月10日
上野にも2・3回いったのですが、これでアメリカへ帰っちゃうのね、と思って名残惜しくてもっかいいってきました。芦雪と若冲と蕭白と蛇玉しかみないという偏食ぶりで攻めました。ちょっと距離をとった露出展示で名品見放題。若冲ファンは京都へ押しかけているらしく若冲も張り付き放題。やったあ♡・*:..。♡*゜¨゜゜・*:..。♡*゜¨゜゜・*:..。♡*゜¨゜・*:..。♡ 。そりゃあ承天閣のほうが豪華ですけど、ストレス少なく見られる愛知県美も快適でよかったです。
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ダリ展 創造する多面体

2007-05-20 01:38:51 | Weblog
名古屋市美術館 2007年5月12日~7月11日
若い頃シュールレアリズムとか好きだったのでいければなるべくいくようにしています。この展覧会は大阪から巡回して、この後北海道で東京へは来ないのでちら見してきました。早い時期の油彩もそれなりに出てて楽しめますが、まあふくらましの部分も多いです。いつかスペインのダリの美術館へもいきたいなあ・・・・・・
人はバクハツ的に入ってました。まだはじまって一週間なのに! ジラフの支柱の展示ケースなど楽しいのですがとにかく人多すぎ。これだけ入らないと成り立たないとすれば、その仕組みが間違ってるような気もしました。
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重要文化財 名古屋城障壁画

2007-05-20 01:29:27 | Weblog
名古屋市博物館 2007年4月28日~6月3日
お城(再建)で飾ってたのを前に見に行った記憶がありますが、今回はちょうどな愛知県美でプライス展もみられるのでいい機会だと思っていきました。現在本丸御殿の復元をすすめているのだそうです。
建物は戦争の空襲で焼けてしまいましたが、幸い襖などはほとんど残っており、また焼ける前の写真もあるのできっとちゃんと復元されることでしょう。
慶長・寛永の二期が一度にみられるのもなかなか。黒木御殿はよくわかりません。どこの襖かがちゃんとわかりやすく出ている図録がよいです。それぞれの絵も面白いですが、ワタシとしては画題の意味かなあ。注目するとすれば。
さみしい、というほどではありませんが、それほど人はいませんでした。仮設ケースが豪華でした。本丸御殿グッズがなかなか楽しく、マグネット(襖がパタパタする)に心惹かれましたが思いとどまりました。
食堂がカフェになって、飲み物は充実しましたが食べ物が軽食しかありません。うむむ。
博物館の周りにも飲食店がありますが、ここへ行くときはいつも時間が忙しくてゆっくり入る気持ちがなくてザンネンです。
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ヴィクトリア アンド アルバート美術館所蔵 初公開 浮世絵名品展

2007-05-19 02:38:38 | Weblog
浮世絵太田記念美術館 2007年5月1日~6月26日

確かにギメの北斎肉筆のような目玉はないし、写楽もありません。どちらかといえばギメのほうがいいコレクションではありますが、ここまで人の入りが違うほどのことなのか?(ギメのときは太田も何かの間違いではないかというような人の入りだった)珍しいものが結構あって楽しめます。
ヴィクトリア アンド アルバートは照度の制限が厳しい代わりに展示期間はゆるやかなのでしょうか。日本各地を巡回するようです。
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藤原道長 

2007-05-16 00:53:25 | Weblog
京都国立博物館 2007年4月24日~5月27日
チラシからは今ひとつ読み取っていなかったのですが、これは美術を取り入れた、どちらかというと歴史・考古の展覧会だったのですねー。「藤原道長」というより「金峯山埋経一千年記念」だったのかー(とワタシは思いました)。静かでした・・・・・・ 
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神仏習合

2007-05-16 00:48:50 | Weblog
奈良国立博物館 2007年4月7日~5月27日
所詮私には猫に小判なのですが、結構楽しめました。気に入って図録まで買っちゃいました(最近は自分が勉強しないものはあまり図録買わないのに。1500円でお買い得感もあり)。
展示も見やすかったように思います。最近やっと古い時代のものも研究すれば面白いのだろうということに気づきました(遅すぎ)。「僧形八幡影向図」(仁和寺)が気に入りました。
ただ客層がなあ。見る気がない修学旅行生が入れ替わり立ち代りきちゃうのね。彼らに訴えかけるのは難しいわよねえ・・・・・・
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特別陳列 江戸時代 上方絵画の底ぢから

2007-05-16 00:39:52 | Weblog
奈良県立美術館 2007年4月14日~5月27日

面白くて勉強になる良展示でしたが、動員力の底ぢからがないんだな・・・・・・。若冲(出てないけど)だって上方絵画ではあるんでしょうに。蕭白も出てました。モノクロで全ての作品の図版を掲載した解説付きの渋い図録(安い)があります。
以下適当に感想を書くので琴線に触れられた方はゼヒ訪問の上お確かめください。
*復古大和絵のオリジンは鶴澤派にもあるんだろう。
*狩野永納「群仙図屏風」は八仙くずし。
*蕭白前と蕭白後の京都の漢画系山水の状況ってどうなん?
*勝山家の画風てどうやって形成されてるの?
*赤壁の画題ってどういう受容されてたのかしらん。(風雪三顧も)
*吉村孝敬、結構おもしろい
*受け継げる様式と受け継げないもの(応震見て思ったの)
*山口素絢「女官図」の袴って脱げそうに見えるの気のせい?ちょっとあぶな絵未満だったりして?
*呉春と芦雪が似てることもあるかも
*原派と洋風
*井特、でろりとした画風、とかでない研究方法あるかも。
*上方の美人画と江戸の肉筆浮世絵の関係
何人か特集になってる画家とかもあっていんだけど・・・・・・
こういうんじゃ人は来ないのね
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