Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

没後100年 楊州周延 明治美人風俗(前期)

2012-09-30 00:29:44 | Weblog
平木浮世絵美術館 UKIYO-e TOKYO  2012年9月1日~10月28日

 没後100年で今年は揚州周延展の当たり年。こちらは浮世絵専門館の強みを生かした展示。真美人のバージョン違いとかレアーだ。コマ絵の使い方とか重層的な絵作りをしてるし、意味を持って細部を書きこんでるし、立派な画家だと思いました。
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江戸の判じ絵 これを判じてごろうじろ

2012-09-27 01:43:03 | Weblog
たばこと塩の博物館 2012年9月15日~11月4日

 絵を文字のように使って表したなぞなぞを読みとく「判じ絵」の展覧会。鎌とわっかとぬで「かまわぬ」みたいな。絵はちょっと稚拙なこともありますがなぞなぞは面白いです。
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描き継ぐ日本美―円山派の伝統と発展(前期)

2012-09-27 01:31:54 | Weblog
宮内庁三の丸尚蔵館 9月15日~10月14日

 前期と後期はまるっと入れ替え。前期には応挙作品が一つもない。まあ会場が狭いですからね。前期で面白かったのは森徹山「唐人調馬図」と原在中「覇王別姫図」、唐画だった。国井応文「梅花唐美人図」は羅浮仙(私が内心紅天女と呼んでいる)ではないのか。近代の円山派の作品は南北宗合だよね~。
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江戸の風雅

2012-09-26 11:38:45 | Weblog
群馬県立近代美術館 2012年9月15日~11月4日

 江戸の風雅というより江戸狩野の風雅か。狩野派が充実。現代美術の展示が映えそうな高い天井の会場は古美術には照明等苦しいところはあり。今ハラミュージアムアークには応挙の「淀川両岸図巻」が出ているので、春卜、若冲、半江と淀川図が堪能できてよかった。抱一の新出?「草花小禽図」は司馬江漢「花鳥草虫図」と構図モチーフが激似なので親子か兄弟ですね。もとは江戸の南蘋派かなという感じ。仙台市博の「江戸の旅」と作品のバッティングがあったのではないかと他人事ながら気になった。
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お伽草子

2012-09-18 22:49:16 | Weblog
サントリー美術館 2012年9月19日~11月4日

 内覧会に潜入してきました。室町物語を題材に作られた物語絵画の展覧会。絵巻が多いのでブレイクしたら見づらくて大変そう。なんか韓流ドラマや少女漫画みたいなストーリーがいっぱいあるわ……。鼠とか雀が出家するしな。岡田為恭と冷泉為恭ってちゃんとした使い分けとかどっちが正しいってあるんだっけ?館外の専門家の知恵も借りた充実の展覧会ですね。
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文人大名真田幸弘とその時代

2012-09-18 11:08:33 | Weblog
真田宝物館 2012年9月5日~12月3日

 俳諧を通じた大名文化ネットワークのなかにいた真田幸弘の展覧会。姻戚関係もあって柳沢信鴻の絵もあったし、また松平定信の絵もあってよかったが、展示は小規模だった。館は観光向けって感じもあるしやむを得ないか。この人確か中村芳中とも関係あったかと。チラシには幸弘の生没年など時代をはっきり示すものがなく、また館の地図もなく、展示品の画像はあってもキャプションがなく、いろいろ驚いた。
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梶田半古と小林古径―古径芸術の出発点

2012-09-18 11:02:29 | Weblog
小林古径記念美術館 2012年9月15日~12月9日

 上越市立総合博物館と同じ建物に同居してて、展覧会の規模によって展示室を融通し合うらしい。写生とか素描の展示に上手に複製がつかってあった。
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楊洲周延=橋本直義―高田藩士が歩んだ浮世絵師の道―

2012-09-18 10:46:32 | Weblog
上越市立総合博物館 2012年9月15日~10月14日

 長生きした没後100年で今年は楊洲周延展の当たり年。直江津+高田の上越市の高田藩士でもあったということで地元での展覧会。本人は主に江戸にいたようですが、藩の決定に逆らって旧幕府軍に参加して高田で謹慎していたりもした。肉筆は必ずしも浮世絵ぽくないものもあり、しかも肉筆浮世絵にときどきある気持ち悪い感じ(版画の方がいい)もなく、よかった。肉筆は河鍋暁斎とか、遅い時期の版画の美人画は山本昇雲とかとちゃんと比べたいところ。
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さとうわきこ絵本原画展

2012-09-18 10:40:29 | Weblog
新潟市新津美術館 2012年9月1日~10月8日

 通りかかったので入ってみました。美術館業界に絵本原画展というジャンルが確立しつつある。親子向けとかうたいやすいので行政的な受けもよさそうだしね。絵本は原画ではなくて絵本の方が美術館的な作品という気もしなくはないが……。
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シャルダン展―静寂の巨匠

2012-09-14 11:39:17 | Weblog
三菱一号館美術館 2012年9月8日~2013年1月6日

 18世紀フランスの静物・風俗画家。ブルジョワっぽい。台所用品の静物とかはモランディを思い出した。食べ物は西班牙の静物画などを連想。小ぶりの作品が多く、三菱一号館の暖炉の上とか雰囲気的によく似合っていた。
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