Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

渡辺省亭 欧米を魅了した花鳥画 2021年3月27日~5月23日

2021-03-29 01:55:37 | Weblog
東京藝術大学大学美術館 2021年3月27日~5月23日
 この後愛知会場、静岡会場へ巡回

 近年再評価が進んでいた渡辺省亭の図録を伴う回顧展。水彩画みたいな、立体感の表れなんだろうけどテクニックを見せびらかしてるような色のグラデーションが印象的。鳥の目にハイライトのような黒目の光る部分が描いてあることが多いのだが、その下絵が七宝になると光る部分はなくなる。花と鳥の組み合わせ、小原古邨と近いね。
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特集 宮廷から地方へー明時代の絵画と書跡

2021-03-29 01:47:32 | Weblog
東京国立博物館東洋館8室 2021年3月2日~4月11日

 中国書画の部屋の展示入れ替わっただろうな~と思ってへらへら見に行ったら特集展示で薄い図録まであった。簫増「白鷺芙蓉図」、鷺が三羽いるけどこれも芙蓉が栄華とかどうせ吉祥画題なんだろうな。谷文晁、曾我蕭白と浙派似てるよね。
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筆魂 線の引力・色の魔力 後期

2021-03-29 01:39:01 | Weblog
すみだ北斎美術館 2021年2月9日~4月4日

 全点展示替えのため再訪。核となる個人コレクションがあっての展示と見受けられるが、ところどころちゃんと借りてたり、でも新出は実験的に出してる風もあったりする。見立て竹林七賢が結構多い? 竹林七賢と七福神両方にかかるような作品とかあるのかな?
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画遊人・若冲―光琳・応挙・蕭白とともに―

2021-03-25 01:03:49 | Weblog
岡田美術館 2020年10月4日~2021年3月28日

 秋学期始まったら忙しく、冬は道が凍っていて、また緊急事態宣言も出てやっと行ってきた。全展示中何点からフェルメール展とか若冲展で言えるのかな? 若冲「月に叭々超図」は確かに佳作。「三十六歌仙図屏風」はいろいろと読み込める。着色は初期作はいろいろ模索してて必ずしも上出来ではないな。
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狩野派と土佐派

2021-03-20 02:34:41 | Weblog
根津美術館 2021年2月25日~3月31日

 狩野派の学画、土佐派の鶉などいろんなネタが盛り込まれていた。室町時代から江戸時代まで館蔵品だけで揃うからできることでもある。御伽草子の絵巻も二階で展示されていたが、賢学の話って、相手の娘がかわいそうすぎる。
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没後30年記念 笠松紫浪―最後の新版画

2021-03-20 02:27:30 | Weblog
太田記念美術館 2021年2月2日~3月28日

 没後30年って最近だな?と思ったら相当長生きしている。分業の版画という点では新版画なんだけど、本人自刻の創作版画ぽいものもあった。川瀬巴水が昭和の広重ならこれは昭和の清親か。人物モチーフが小さく描きこまれていたりして、昭和20年代まで女性の服装って着物が主なのかな?などど見たりした。
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新聞人のまなざし

2021-03-07 11:51:44 | Weblog
京都国立博物館 2021年2月2日~3月7日
 
 上野記念財団の上野ってそういえばそうだった。朝日新聞社関係だった。そして国宝「山越阿弥陀図」(京都国立博物館)を国に売った資金をもとに仏教美術研究上野記念財団てできたのか。上野家から寄贈も受けてるしそらキョーハクでやるべき展示ですわ。展示品はもちろんすばらしいのですが、最後の大正の詩画軸みたいなのが面白かった。こういうのっていつまでやってるかな?そして岡田半江「住吉真景図巻」(京都国立博物館)はいつから「真景」なのかという材料を拾った。
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源氏物語の絵画

2021-03-07 11:27:40 | Weblog
中之島香雪美術館 2021年1月30日~3月14日

 展示替え前を逃して残念だったが行けたことに満足しよう。源氏絵はいっぱいあるところを所蔵品から発想してよくまとまっていたように思う。土佐派の展示でもあった。石山寺と紫式部の伝説ってどうしてあんなに広まったんでしょうかね。絵的にばえるからですかね。新出の相応寺屏風に近い画風の「源氏物語図屏風」、関係は深そうだが見た時の印象は結構ちがうよね、山とか地面の割合が違うからか? 王朝主題をいろんな物語から集めて作る屏風とかどうしてそういうものができるのかちょっと興味がある。
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雪舟と玉堂―ふたりの里帰り

2021-03-06 00:35:10 | Weblog
岡山県立美術館 2021年2月10日~3月14日

 岡山ゆかりの二大水墨画家を中国憧憬、水墨山水という共通項も含めて取り上げた展覧会。個人の回顧展が二つあるような量なので量が多い。玉堂の息子たちもそこそこ出てる。新出もフォロー。片方でも成り立つような企画なのに二つ組み合わせる力技である。雪舟と玉堂が展覧会のキャラ化しているのだが、雪舟は若い男の子ぽくて玉堂はおじいさんぽい。
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栃木における南画の潮流 (後期)

2021-03-04 02:20:57 | Weblog
栃木県立美術館 2021年1月16日~3月21日

 前期・中期・後期と三回行けばコンプリートだったのだが、中期は断念して前期と後期で。前期中期、中期後期の出品のものもあるので中期オンリーのもの以外は見られた。画家によって時差があって大正時代は新南画とそれまでの南画の両方があるんですな。高久靄厓と田崎草雲の展示替えが多かった気がする。結局南画って主題の問題なのか様式の問題なのか。
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