Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

美麗 院政期の絵画

2007-09-29 21:24:50 | Weblog
奈良国立博物館 2007年9月1日~9月30日
近世絵画優先の展覧会行脚をしておりますが、評判がいいのと「絵画」なのでいってみました。メイリー(美麗)ほんとうに。しかし猫(ワタシ)に小判がざくざくという感じでした。しかもあんまり混んでない。鑑賞の妨げにならない範囲でもう少し入ってほしい気もしますが、名品見放題。贅沢~。ということで単眼鏡と業界人率極めて高し。近ければ前期も行きたかったわ・・・・・・
研究する予定はないのでのうのうと見てきました。以下の感想読んでも専門のヒト怒らないでくださいね~
*松尾寺 普賢延命菩薩像 この踏みしめられる象がなぜか大好きなワタシ・・・・・・
*文化庁 孔雀明王像 緑のハートなのに見損ねた くやしい
*ボストン美術館 馬頭観音像 スキ
*奈良博 十一面観音像 スキ
*奈良博 大仏頂曼荼羅 面白い 龍の乗ってる?雲?がスキ
*星曼荼羅 なぜかわくわく
そのほかいろいろ楽しみました。
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仙崖 センガイ SENGAI

2007-09-23 02:54:12 | Weblog
出光美術館 2007年9月1日~10月28日
ヘタウマの人かと思ってたけど、この人はちゃんとうまい絵がある程度かけたうえでああなんだな。まあそうでないとぐずぐずで見られなくなるでしょう。
仙崖にはあまりはまらず、斎藤秋甫の描いた、涅槃図が下の筆からふきだしているところに描かれた上にその絵の中に半分開いた掛け軸があるのが一番の収穫だったような気がします。
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BIOMBO /屏風 日本の美 二回目

2007-09-23 02:47:08 | Weblog
サントリー美術館 2007年9月1日~10月21日
大阪市立美術館 2007年10月30日~12月16日

2週間が経過したので再訪。ほとんど屏風ばかりで100点だもんなー 展示制限の問題だけでなく飾りきらないですよね。名品?ぽいものは入れかわりたちかわり。サントリー美術館の所蔵品の展示期間が1週間てどうよ(笑)。展示の位置と構成がかみ合わない・・・・・・
*書画押絵貼屏風(メトロポリタン美術館)
形式も面白いしなかなかラブリー
*勝部如春斎藤 小袖・屏風虫干し図(大阪市美)
日本におけるギャラリー画? 描かれている屏風も面白いが、この絵自体どんな目的で描かれたんだろう。

画題と直接関係のないモチーフの意味とか考えたくなる端っこ好きのワタシでした。美術館のカフェ試しました。席数結構少ない。お値段高め。ビオンボ展記念モンブランは金ぱくチラシ。おいしかったです。
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行きたいけどいけるかどうか微妙な展覧会

2007-09-17 00:11:09 | Weblog
「牡丹図屏風」と近世京都の狩野派展
総本山善通寺宝物館 2007年9月23日~11月4日

ちなみに前期後期もある模様。心惹かれます・・・・・・ 岡山へ行く予定なのでその前に出られればいけばいいのか。瀬戸大橋も渡れるし。
仕事の進み具合によってはいっちゃうかもです。
行かずに後悔するより行って後悔すべしー
コメント (1)
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谷文晁とその一門

2007-09-16 00:27:56 | Weblog
板橋区立美術館 2007年9月8日~10月21日
 偉大なんだけどつかみにくい江戸画壇の巨星谷文晁。またこの弟子と称するひとたちもいろいろなのよ・・・・・・ 谷文晁をいろいろ出して、家族を出して、弟子をなるべく紹介。もちろんいい展覧会ですが、これとは別にちゃんと谷文晁に取り組んだ展覧会が必要ね・・・・・・ 
*初期谷文晁は渡辺玄対風
*弟子はその一部を学んで増幅する?
*山水図襖も赤壁では?
補足 裏の南湖が前赤壁ですが こちらも鶴なんぞわざわざ描いてあるのであやしい
*谷文晁はびみょーにナンピン風を避けてる?
*西遊画紀行帖って顔料で油絵がしたいのか
*谷幹々、結構うまいけど諧調が単純 大雅~玉ランと同じ傾向。でも本人もダンナに絵で勝とうとはもともと思ってないだろうから、才能の問題とはいえまい
*谷文一「富士図」筆跡ではなく線と面で立体感を出そうということか
*谷文二 「柳に白鷺図」白頭翁もいる 吉祥画題だ
*喜多武清って何気に出版物関係にもいる ワタシは注目
*遠坂文ヨウ あの平たい鳥は、浮世絵花鳥版画を手本に書くとああなる?
*金子金陵 ホントに谷文晁の弟子か?
*鈴木鵞湖 「蓬莱山水図」 すごい 群仙祝壽図だ 
ということで充実の展覧会。図録はすごく最新の研究が反映されているところもあれば、その点については見落としもあるような。まあしかたない、というかその一門で一応名のあるヒト、一人一人本当はやってもいいくらいのことです。大画家の名品を掘下げるにも情報の裾野は広げたいし。
ワタシは展示替後再訪予定。

追記
"Copying the Master and Stealing His Secrets"
Edited bay Brenda G.Jordan and Victoria Weston
University of Hawai'i Press 2003

Frank Chance"In the Studio of Painting Study:Transpission Practices of Tani Buncho"
があって関連するも反映されていない様子。
やはりtheire is no "Tani school" that continues as an organized or consistent movement in Japanese Painting after his death.
とあり。
コメント (2)
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広重が描いた日本の風景 

2007-09-16 00:06:47 | Weblog
神奈川県立歴史博物館 前期 7月28日~8月19日
           後期 8月23日~9月17日

広重没後150年記念。安藤広重ではないんですよ~。安藤は武士としての苗字なので画家としては歌川広重なのです。所蔵品を中心に構成して、足りないもの、必要なものを借りてきて構成した展覧会。よく練られています。
広重ってやっぱり版画の人だなあと痛感。そりゃあ版画の浮世絵師は基本的にそうなんだけど、特にここらへんの歌川派の人々は如実に。
後期は「六十余州名所図会」が展示のポイント。名所観って結構変わってないのね。若描きの「本朝名所」が面白かった。江ノ島の岩屋にむかってのびる波のおばけみたいなところとかなかなか実験的。あと金沢文庫(が浮世絵持ってるとは・・・・・・)所蔵の、寺院蔵版の存在とか。
永谷園のカードまで入れてもほんとによかったかもです。
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美術の遊びとこころ 『旅』 再訪

2007-09-09 21:41:32 | Weblog
三井記念美術館 後期8月23日~9月30日

後期になったので再訪。よく練られたいい展示という感想にかわりはないが、展示品で図録にのってないものがあるのね。ザンネン。「南蛮屏風」とか解説読みたかったん。「地球一覧図」の版元が大野木市兵衛だった。
ミュージアムショップにおばさまの購買欲が立ち込めている。いい客層つかんでらしゃいますのう。
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京都五山 禅の文化展 再訪

2007-09-06 00:14:30 | Weblog
東京国立博物館 2007年7月31日~9月9日
九州国立博物館 2008年1月1日~2月24日

最初の2週にいけなかったことが痛恨ですが再訪。大体みんな最初のほうで疲れるのか詩画軸や仏画は見放題。
絶海中津賛「山水図」(相国寺)おもしろい
陸信忠「十六羅漢図」(相国寺)奇体美は黄檗以前からあるのね・・・・・・
明兆「五百羅漢図」(東福寺) 白い蛇の口の中の緑衣の人物、これはファンタジーか?
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BIOMBO /屏風 日本の美

2007-09-04 01:49:42 | Weblog
サントリー美術館 2007年9月1日~10月21日
大阪市立美術館 2007年10月30日~12月16日

ビオンボ始まりました~ 月曜日有効活用していってきました。日経のあおり記事とかみてると、地味目な(異国に送られた屏風とか)展示なのか?と思ってたんですがなんのなんの、結構屏風絵名品展だったりするのです。BIOMBOから想像される近世初期以前、なんと山水屏風やら日月山水まで出てるんですよ。まあ。ワタシが直接研究対象にするものはたぶんない(元信大仙院様はスキだけどまあ研究はしないだろう)のでのうのうと見物。
ただし会期が両会場それなりに長いので激しく展示替あり。要注意。
図録は屏風に合わせた横版でラブリー。名品についてはもう少し長い解説が読みたい気はするがちょっとそれは望みすぎでしょう。
*日月山水図屏風(金剛寺) 実は今まで写真写りがいいだけじゃないかと思ってましたが、やっとこれを卒論でやりたくなるヒトの気持ちがわかった。でも卒論にするのは大変だと思う。
*白絵屏風 見られてよかった。ほんとに白い
*人の一生図 画中の屏風、長崎らしい画風のものあり。出生(シーボルト・コレクション)の屏風は来舶清人(方西園とか)風
*第一期洋風画 楽しい
*朝鮮通信使に持たせたお手紙(贈呈目録)の写し 豪華
*祇園祭礼図~賀茂競馬 圧巻
*之信 麝香猫 箱庭っぽくて好き~
 
コメント (4)
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特集陳列 後宇多法皇入山700年記念 大覚寺の名宝

2007-09-01 01:38:01 | Weblog
京都国立博物館 2007年8月8日~9月17日
特別展にしては小さい、平常展料金の特別陳列。過去の図録から焼き直し?のお寺発行の図録あります。山楽の障壁画と渡辺始興の板絵ウサギが見られます。「松鷹図」、鷹が小さいのは遠近表現なの?「紅白梅図」梅ノ木も岩もあんまり描きかたかわらない。「牡丹図」山雪のはしりみたいな岩が。人いなくて静かでした・・・・・・ 
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