Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

佐倉連隊にみる戦争の時代

2006-07-23 22:52:13 | Weblog
国立歴史民俗博物館 2006年7月4日~9月3日
美術展でないものもみにいくのです。地域における軍隊。佐倉の町は連隊で成り立っていたのですな。展示というものはある程度見慣れているワタシにもついていけないところがたくさんありましたが(パネル以外の展示方法がもう少し必要では?)、とても面白かったです。軍隊って学校と似てる(正確には学校が軍隊に似ているんでしょうが)歴博ができるちょっと前まで軍隊の建物が残っていたのね・・・・・・
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パウル・クレー 創造の物語

2006-07-17 23:53:23 | Weblog
2006年6月24日~8月20日 川村記念美術館
2006年8月29日~10月9日 北海道立近代美術館
2006年10月17日~12月10日 宮城県美術館

クレーって細かく日本にも結構あるのねえ・・・・・・ ハートなんてあったりして楽しく見ましたが、画業全体としてこのようにコモノが多いの?それとも展覧会の都合上コモノなの?パウル・クレー・センター開館記念パウル・クレー展 -線と色彩- とは別なのよね?
外の見える窓をつぶしてクレーの物販コーナー作ってるけど、その通路で本を立ち読みふけってるヒトがいて中まで見えない・・・・・・

でいま常設に芦雪が出てたのです。プライス・コレクションの黒白図と結構似てるんだな。同じ頃に違いない。

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芦雪三部作

2006-07-16 23:52:36 | Weblog
長沢芦雪はまとまった本が少ない。
いまだに戦前に出た芦雪名画選が有効だったりする。
至文堂日本の美術はモノクロでとにかくたくさん出ているが、必ずしもその時点での所蔵を確認していないらしいのがいたい。
展覧会図録も千葉・和歌山、とか豊橋、とかいまひとつ部数が出ていないので売り切れた後はなかなか見つからない(豊橋のはワタシも持ってない)。アメリカでやった展覧会の図録もなかなか見つからないだろう(私は持ってるけど)
で、30年ほど前に当時の和歌山県立博物館で5年くらいのあいだに3回展覧会をやっててモノクロだけど図録が出てて、それも有益な資料なのです。こつこつ古本屋さんの目録で探すこと10年近く、3冊そろえることに成功いたしました!
芦雪もやりたいですねえ・・・・・・
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プライスコレクション 若冲と江戸絵画

2006-07-10 04:29:19 | Weblog
http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/

東京国立博物館 2006年7月4日~8月27日
京都国立近代美術館 2006年9月23日~11月5日
九州国立博物館 2007年1月1日~2月25日
愛知県美術館 2007年4月13日~6月10日

とても素晴らしいコレクション、いい展覧会ですが、ちょっと動員に向けてあおりすぎでない?そして貴重なこの展覧会に対して図録が。。。。。。ジョーさんのは所蔵者のエッセイとしていいとして、辻/宮島/田沢三者のはもう少し調整していただきたいものが(いや難しいことはわかるんですが)。そして作品解説、専門外のヒトが結構書いてて、それも各館事情なのかもしんないけど、プライスコレクションの作品は過去に解説書かれてるものたくさんあるんだから、それをちゃんと調べて書いてるか?

「鳥獣花木図屏風」について、佐藤康宏氏の扱いhttp://www.amazon.co.jp/gp/product/4808707934/250-0177143-7121073?v=product-description&n=465392
が絶対的に正しいかどうかは別として、所蔵者の意向もあろうが無邪気に使いすぎという気もいたしました。だいたいどうしてみんなそんなに若冲のモザイク画に執着するんだ・・・・・・ モザイクシリーズがなくても超素晴らしい画家であることは変わらないと思うんだが・・・・・・

露出展示は十分離れたところに柵をもうけて、でした。移り変わる光の工夫は面白いですが、十分離している結果、ケース内で明るいほうが細かいところまで見えるということに。露出展示って美術館・博物館の展示(しかもこのような大量動員)には難しいなあと改めて。意義は認めるし、結構よかったけどね。

関連「あなたならどう見る? ジャパニーズアート」
ここへまわった作品はケースが浅くてとてもよく見えます。森徹山ちょっと芦雪っぽい。もちろん意義はあるも、視点を変えるための床机とかさまざまな鑑賞ツール、この後動員が増えてきても機能するでしょうか。

展示には満足しつつ、いろいろ考えつつ帰路についたのでした。
あ、第4期の三の丸尚蔵館と両方行くべき。若冲ももちろんですが、酒井抱一「十二ヶ月花鳥図」も両方に出ています。
コメント (8)
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花鳥 ‐愛でる心、彩る技〈若冲を中心に〉 第4期

2006-07-10 03:44:13 | Weblog
宮内庁三の丸尚蔵館 3月25日~9月10日
第1期 3月25日~4月23日(見逃した!)
第2期 4月29日~5月28日(見たじょー)
第3期 6月3日~7月2日 (見たじょー)
第4期 7月8日~8月6日 (開催中)
第5期 8月12日~9月10日

第4期行ってまいりました。 酒井抱一「花鳥十二ヶ月」と若冲、何気に上野の東京国立博物館、プライス・コレクションとコラボしているようです。動植サイ絵でワタシは「池辺群虫図」が一番好きかも・・・・・・と思いました。それから動植サイ絵外の若冲「旭日鳳凰図」もパターンのよく似た動植サイ絵の「老松白鳳図」と並んでる・・・・・・。今期はもう1度行きたい、と思うほど気に入ったのですが、ワタシが少し目当てにしていた「東都時名画帖」、第5期に予定したページが出てましたね。そんなこと気になってるのはまたまたワタシくらいかと思うのですが。
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