Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

日本の書跡 かな古筆と近世雅人の書

2008-11-30 22:11:04 | Weblog
泉屋博古館分館 2008年10月18日~12月7日
釈文をくばってくれたり佐竹本の箱を飾ったり行きとどいた展示だと思うけど、深いケースだと遠くて見づらいですね。それも途中に壁たてたりもしてましたが。葛下絵扇面散屏風が扇面の上にも絵がかかってて面白かった。
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宋紫石展

2008-11-25 00:41:15 | Weblog
徳本寺 2008年11月22日・23日
宋紫石のお墓のある寺徳本寺(水野蘆朝の墓もある)では先代の御住職が宋紫石を集めて、画集まで作られたのです。9年ぶりにお寺で展示。まとめてみられてよい機会でした♪画集では白黒図版のもカラーで見られたし。やっと宋紫石が場合によってはほとんど洋風画であることに納得。本人が洋風のつもりか、見る人が洋風とわかるかどうかは別として。
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三代目坂東三津五郎展―その足跡と衣装

2008-11-18 23:47:14 | Weblog
早稲田大学演劇博物館 2008年11月15日~12月22日

死絵でお見かけする歌舞伎役者なのでいってみました。当代の三津五郎は十代目で長いこと八十助だった人です。顔見世番付けとか辻番付とか常盤津正本とか長唄正本とかいろんなものに役者の図像って入ってるのね。御名残興行(江戸の役者が大坂いくときとか)の錦絵って死絵に似てる・・・・・(おなごりだから?)あと一世一代のときのも死絵っぽい。口上の版木は使い回ししてる。あと面白かったのは女のお狂言師ってのがいて大名家とかに出入りしてる。この展示はお狂言師の坂東三津江がもってた資料が子孫から出てきて、ということらしいんですが、いろいろ重要な役者はいるので順次お願いしますという感じ。
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近世初期風俗画 躍動と快楽 再訪

2008-11-18 23:32:33 | Weblog
たばこと塩の博物館 2008年10月25日~11月30日
歴博甲本に合わせて再訪。今日思ったこと。中国の八仙系統で蓮の実をかついでいることがあるんだけど、蓮の実、ある時期の日本においてはキセルと混同される恐れがあったかもです。過剰読み込みでない適切な解釈というものが求められるし、思いつきはちゃんと検証してこそ、ですな。
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大琳派展―継承と変奏― 再訪

2008-11-15 00:08:59 | Weblog
東京国立博物館 2008年10月7日~11月16日
夜間開館まで激込だった・・・・・・。後期の目玉、風神雷神四作家そろい踏み。実はいろんなところで見かけるのは宗達より光琳だったりするんだよね~宗達のほうがちょっと痛みがめだつし光琳は東博のだし。しかしこの四作家そろいぶみで抱一いじめにも見えるんですが・・・・・・。ファインバーグ本抱一12ヶ月面白かった。それから東博って所蔵品だけでまじめにいろんな特集展示しても本当はできんじゃんね、と思った。
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朝鮮王朝の絵画と日本 宗達、大雅、若冲も学んだ隣国の美

2008-11-05 23:16:04 | Weblog
栃木県立美術館 2008年11月2日~12月14日
静岡県立美術館 2009年2月17日~3月29日
仙台市博物館  2009年4月17日~5月24日
岡山県立美術館 2009年6月5日~7月12日

李朝絵画は結構日本にもある、というか大中国から見たら日本も朝鮮も一地方みたいなもんですな。散発的には影響が言われていたけれどいま一つ見る機会がなかった李朝絵画と影響を受けた日本絵画の展覧会。朝鮮の草虫画ってこうなのね~。私は水族図屏風がとても気に入りました。室町水墨画、宗達、南画、若冲、北斎が影響先として出てました、蕭白は?朝鮮と日本の同時代、並行現象とというのもあるのね。日本での受容としては朝鮮と思って受け止めてたのか、中国だと思って受け止めてたのかということを今後考えなくてはいけません。それからこの展覧会は李朝絵画を日本で紹介する展覧会なのでこれでいいのですが、中国も合わせて見てみたい気がしました。
李郭派山水@大和文華館とちょっとバッティング。今年に限って(笑)。
素晴らしい展覧会という大前提の上ですが、ずっと出しっぱなしにできないものの展覧会で各会場6週間の4館巡回は苦しい。全体の数はよく集まってるし、展覧会場に並んでいる数も十分ですが、図録を見ると見たいのに出てないものがぞろぞろ。苦しいところです。
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かわら版・鯰絵にみる江戸・明治の災害情報―石本コレクションから

2008-11-04 23:24:54 | Weblog
東京大学附属図書館 2008年10月24日~11月26日
東京大学地震研究所第二代所長が集めた災害かわら版と鯰絵のコレクションの展覧会。展示スペースは数台の覗きケースだけですが、無料で部分カラーの80ページのパンフレットをくれる。太っ腹。鯰絵と死絵は廉価版錦絵として仲間でもあるのでみてみました。様式も似てるし(情報伝達とか)。鯰絵の鯰結構かわいい。
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崇高なる山水―中国・朝鮮、李郭系山水画の系譜―

2008-11-03 22:45:50 | Weblog
大和文華館 2008年10月11日~11月16日
文句のつけようのない展覧会。年に一度の特別展(担当ベースでは数年に一度)を丁寧に準備するという伝統が守られている。展示に必要だが借りようのない作品は立派な複製を展示。「崇高なる山水」というタイトルと「李郭系山水画」という副題では中身がわかる人は限られるし、一見さんが来るとは思われませんが、まあ一見さんは来なくてもいいのか・・・・・・。ちょうど袁派が見たかったので堪能しました。点数の割に胃にもたれる展覧会だった・・・・・・
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