Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

超絶技巧! 明治工芸の粋

2014-05-30 22:29:08 | Weblog
三井記念美術館 2014年4月19日~7月13日
この後 静岡会場、山口会場へ巡回

 象牙で作った筍とかすごいよ。美術というより見世物を見ておお!という感じ。凄い高級なお土産品やプレゼントを見ているような感じ。素材を超えてそれらしく見せることは江戸時代後期からあって続いているので、超絶技巧は江戸工芸にも場合によっては当てはまりそう。
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探幽3兄弟展 狩野探幽・尚信・安信

2014-05-29 23:53:40 | Weblog
東京会場終了済
群馬県立近代美術館 2014年4月19日~6月1日

 画家ごとの展示だった板橋区立美術館とは違ってテーマを立てた展示。会場の広さも違うし、別の展覧会をみてるみたい。キャプションも板橋とは別だった。図録は同じだけど図録の番号は板橋も群馬も会場では使ってない。三兄弟の違いはあるけど巨視的には近いともいえる。点数のせいか尚信の影が薄く、安信が印象的。
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狩野派の障壁画―原六郎コレクション

2014-05-29 00:05:46 | Weblog
HARA MUSEUM ARC 2014年4月25日~5月28日

 三井寺(園城寺)日光院客殿を原六郎が買い取った中に含まれた元襖絵、壁貼り付け。狩野永徳の様式を示します。ちょうど群馬県立近代美術館で探幽・尚信・安信3兄弟の展覧会をやっているのでコラボしていました。それとは別の安信作品も展示されていました。
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松林桂月展

2014-05-25 22:57:28 | Weblog
山口会場、愛知会場巡回済み
練馬区立美術館 2014年4月13日~6月8日

 南画を唱えつつ南画とはいいきれなくなっていった感じある。新南画みたいなのも、朦朧体みたいなのも、たらしこみみたいなのもあるし。師野口幽谷が少し出てて面白かった。女流画家でもあった奥さんが結構な高齢出産をしててびびった。
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東京・ソウル・台北・長春―官展にみる―それぞれの近代美術

2014-05-25 22:48:54 | Weblog
福岡会場終了済み
府中市美術館 2014年5月14日~6月8日
この後兵庫会場へ巡回

 日本の官展のしくみは植民地・準植民地にも輸出され、支配者と被支配者の美術は相互に影響関係があった。ソウル・台北には東京とパラレルな西洋との関係と、内包する日本との関係もある。残念ながら満州(長春)は期間も短いし本当によくわかりません。国内をいっぱい巡回しますが、ソウル・台北・長春にも巡回できたら面白いのにね。作品さがしも大変だし開催しただけで褒められる展覧会だとは思うけど、会場が狭くて配置が苦しいのが気になりました。ソウル・台北には帝国大学もあったんだよな~と思ったりもしました。
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応挙と円山四条派

2014-05-24 23:02:22 | Weblog
香雪美術館 2014年5月24日~7月27日

 点数には限りがあるも濃い展示だった。一部京都国立博物館等からの出品あり。応挙・在中・稲嶺・稲皐・今尾景年と前期は鯉まつり? 応挙・稲嶺・景年は京博だけどそんな鯉まつり京博でも記憶にないです。応挙もやってる、双鯉図は南蘋派、長崎派との関連もありそう。そして「双鯉図」、「朝日老松双鶴図」(若冲も写してる中国絵画の写し)などこちらの館でも原在中が存在感。ちゃんとした図録のある原在中展モトム。応挙は後期の「菜花遊猫図」がかわいいので楽しみ。渡辺南岳「観桜美人図」って芦雪で同じ図柄があった気がする。
コメント (2)
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上方の浮世絵―大坂・京都の粋と技―(二回目)

2014-05-23 22:50:38 | Weblog
大阪歴史博物館 2014年4月19日~6月1日 この後山口会場へ巡回

 いい展覧会だがお客さんが少なくて残念。上方浮世絵って江戸の浮世絵に比べて市場規模としてはかなり小さかった感じだ。
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南山城の古寺巡礼(後期)

2014-05-23 22:45:40 | Weblog
京都国立博物館 2014年4月22日~6月15日

 原在中が見たくて後期も行ってきました。三十三観音全部出してくれてもいいくらいいいが、南画風ってどこが? 原在中展が必要だと思った。
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岸田吟香・劉生・麗子 知られざる精神の系譜(岡山会場)

2014-05-21 00:03:35 | Weblog
東京会場巡回済み
岡山県立美術館 2014年4月18日~5月25日

 たまたま通りかかったので岡山でも見ることになりました。展覧会はとても面白いです。吟香の文人画性、南画性など。劉生はこちらのほうが見やすかった。キャプションの大きさを作品のタイプによって変えてるんだけど、その区別が岡山ではなくなっててサイズの違うキャプションが並ぶことになってちょっと気になった。額の影で読めないキャプションとか……ってあり?
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ミラノ ポルディ・ペッツオーリ美術館華麗なる貴族コレクション

2014-05-18 22:49:12 | Weblog
Bunkamura ザ・ミュージアム 2014年4月4日~5月25日
この後大阪会場へ巡回

そんなに大きくないプライベート美術館だと思っていたけど展覧会として成立していた。日本ではなかなか見られない時期のものなので貴重ではあるし、見ればそれなりにいいものだが、有名な作家の名品がたくさんあるわけではないので、興行としては「ミラノ」をうたうんだろうが、これでミラノを代表するわけにもいかないだろう。「レオナルドを慕う」作品とか(ミラノにはレオナルド派の作品が結構あるものだ)とかロレンツォ・ロットとかよかった。チラシには「約80点すべてが日本初公開」とあるけれど、少なくともグァルディは大阪と千葉のミラノ展(2005)に来てたはずだ。
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