Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

明治有田 超絶の美ー万国博覧会の時代

2016-09-30 23:45:01 | Weblog
泉屋博古館分館 2016年9月24日~12月4日
この後広島会場、秋田会場、岐阜会場に巡回予定

 超絶とは超絶技巧のことか。まあ確かにそうなんだけど、超絶で区切ると今はもうない的な感じに見える。明治有田、きれい、すごい、と思うと同時にここまで焼き物でやるのか?という疑問。家紋をアレンジした華族の洋食器とか見てると使えるものは使ってみたいなあとも。展覧会に出るようなものは無理でもちょっと買って使ってみたくなりました。
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徳川の平和(パクス・トクガワーナ)-250年の美と叡智ー

2016-09-23 00:13:41 | Weblog
静岡県立美術館 2016年9月17日~11月3日

 10月下旬に行く日を作っていたのですが、展示替えでほとんど入れ替わることに気づいて行ってきました。パクス・トクガワーナというのは館長が昔からおっしゃっていた言葉ですね。家康の肖像から始まって慶喜作の油絵で終わる構成は「徳川」でつじつまあってる。江戸時代の絵画展ではあるんですが、網羅的だったり名品展だったりするわけではない。狩野派が多いのは館のコレクションと担当学芸員の興味関心で、後は館長の過去の名著を思わせる内容でした。洋風画とか渡邉崋山とか。狩野派が古画にならった画帖、画巻がいっぱい出てて面白い。江戸時代は250年あるのにその前半が手厚く、しかも中期後期は非常に軽い不思議な展覧会でした。
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忍性-救済に捧げた生涯-

2016-09-16 23:55:22 | Weblog
奈良国立博物館 2016年7月23日~9月19日

 忍性のことよく知らなかったけど、奈良博の特別展にはずれなしを信じて見に行った。歴史+美術で面白かった。「東征伝絵巻」、便乗公開の感もあるが、絵が面白かった。その中でも結構手が違う?
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田中芳男-日本の博物館を築いた男-

2016-09-10 23:53:28 | Weblog
国立科学博物館 2016年8月30日~9月25日

 没後100年記念企画展は日本館地下の多目的室でこっそりと開催中。もともと本草学の人でしたね。明治初期の博覧会、博物館は自然系も人文系も一緒なので、官僚として博覧会に関わった田中芳男は日本におけるミュージアムの歴史という点でも出てくるわけです。明治の自然系殖産興業の人ながらラベル等を貼り付けた『裙拾帖』は江戸時代の文化人的な方法だし、貼ってある缶詰ラベル等も面白かった。
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驚きの明治工芸

2016-09-10 23:43:57 | Weblog
東京藝術大学大学美術館 2016年9月7日~10月30日
この後京都会場、埼玉会場へ巡回

 台湾人コレクターが集めた明治工芸の展覧会。展覧会は「超絶技巧」的な宣伝をしてるようにみえるが、まあそれは明治工芸の資質であって、明治工芸のいろんなものを集めたらそうなった、という感じ。自在とか天鵞絨友禅とかがいくつもあるのは珍しい感じ。小さいものが多くて、点数の割にはコンパクトだった。写真撮影してツイッターとインスタグラムで広めてね、な方針でか写真が取れるのは喜ばしいが、撮影に燃える人ばっかりだとモノが小さいだけに見づらそう……
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抱え相撲の世界

2016-09-10 23:16:46 | Weblog
相撲博物館 2016年8月18日~10月21日

 「お抱え」という身分に興味があって見に行ってきました(お抱え絵師っているからさ)。スポーツ選手の所属、みたいなもんですかね。移籍もあるし、身分はあるけどあくまで力士活動優先。力士を描いた相撲絵って肖像画なのかな?といつも同じようなことを考えてしまうのであった。
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松島瑞巌寺と伊達政宗

2016-09-10 02:13:57 | Weblog
三井記念美術館 2016年9月10日~11月13日

 猫に小判でこちらも内覧会に潜入しました。あれ?仙台市博のものって岡山県美へも行ってなかったっけ?忙しいですのう。伊達政宗は結構絵が上手。33年に一度開帳される秘仏って宗教的に展示していいのかどうか不思議な気がするが、東日本大震災復興を記念して瑞巌寺の秘仏五大明王が展示されています。瑞巌寺の欄間がずいぶん立体的で感心した。江戸時代の肖像彫刻も面白かった。
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鈴木其一 江戸琳派の旗手

2016-09-10 01:55:04 | Weblog
サントリー美術館 2016年9月10日~10月30日
姫路市立美術館 2016年11月12日~12月25日
細見美術館 2017年1月3日~2月19日

 内覧会に潜入してきました。三会場なうえに各会場会期が6週間~7週間、当然展示替えだらけ。展示替リストにはサントリー美術館で展示しないものは欠番になってる。図録にはどの会場にどの作品が出るのかは記載なし。日本国内の他、メトロポリタン美術館、ファインバーグ・コレクションから出品。「朝顔図屏風」は見ると思ったより朝顔の花がでかい。其一っていろんな絵を描いてるんだな~と思った。其一以外のモノも少々展示。そろそろ池田孤邨展とかできそうだし、田中抱二に特化した展示もやろうと思えばできる?
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杉本博司 ロスト・ヒューマン

2016-09-10 01:19:39 | Weblog
東京都写真美術館 2016年9月3日~11月13日

 インスタレーション〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉、〈廃墟劇場〉、〈仏の海〉で構成。
 〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉に使ってる杉本コレクションには一部見覚えあるものもある。各コーナーに「今日、世界は死んだ。もしかすると昨日かもしれない」で始まる文章があって、この文章を杉本博司が指名した代筆者が書いてるんだけど、美術史学者=河合正朝はまあ事実その通りとして、キャンベルスープの缶を飾ったインスタレーションのコンテンポラリー・アーティスト=ロバート・キャンベルなの受ける。15分に1回、30分に1回、1時間に1回の動作するものあり。文楽人形、能面等あるのも杉本博司らしい。
 〈廃墟劇場〉はわざわざ映画を上映して撮影して、上映作品の解説をつける。実相寺昭雄「無常」見てみたい。
 〈仏の海〉は三十三間堂の千手観音の写真と光学五輪塔の組み合わせ、仏の海景?
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国芳ヒーローズ〔水滸伝豪傑勢揃〕

2016-09-03 00:35:12 | Weblog
太田記念美術館 2016年9月3日~10月30日

 武者絵の国芳の真骨頂的展覧会。内覧会に潜入してきました。国芳の最近評価されている要素とは違うのですが、人気の国芳でお客さんがたくさん入るといいですね。題材が水滸伝だから当然ですがすごく中国趣味で、西洋風の描写やモチーフも入っている。浮世絵は意外と?異国趣味なこともある。着物や入れ墨の模様も凝ってる。狂画の絵は河鍋暁斎につながってく感じだけど(暁斎は国芳の弟子だったことがある)、パロディが成り立つほど水滸伝のキャラクターって知られてたのか、まあ少なくとも一部の人には知られてたんだろう。典拠になったと思しい図像も解説に挿入されている図録も内容充実。
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