Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

春画展

2015-09-30 23:24:26 | Weblog
永青文庫 2015年9月19日~12月23日

 予想以上に肉筆、浮世絵師以外の作品が出てたなという印象。小柴垣草紙から時代も広く。会場の広さを考えると当然なんだけど点数もそんなに多くない。そうか4回いけばたくさん見られるのか……。がんばろう。豆判は珍しかった。長持(春画は濡れる=火事除けで長持ちに入ってたりした)の上に春画を展示してたのがグッドアイデア。春画って画中画で春画見てたりとか、画中画の普通の絵に署名してたりとか画中画も多くて面白い。
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キュッパの美術館

2015-09-26 23:06:29 | Weblog
東京都美術館 2015年7月18日~10月4日

 絵本『キュッパのはくぶつかん』はモノ集めが好きな丸太の男の子が物を集め、博物館を作って展示して、それを記録して図録を作って、美術館を閉めて、モノを手放すという話で、それ風に作った体験型展覧会。キュッパのような人たちが集めたコレクションとして木村蒹葭堂の貝石標本があった。確かにキュッパみたいな人だ。いろんなものを自分で箱に集めて標本箱を作って展示するというのがあって面白かった(やらなかったけど)。いろんな家の不用品を同じ高さにつると急に現代美術めいてくる。現代美術というのは展示室とか美術の装置の上に成り立っているのだな。
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武蔵千葉氏

2015-09-23 19:33:15 | Weblog
板橋区立郷土資料館 2015年9月19日~11月1日

 千葉氏って千葉を失って赤塚入るんだ~、へー、複製の絵巻が全画面展示されてて、借りてきた現物の冊子は表紙だけ見せてパネル展示という驚きはありましたが、千葉氏以前の赤塚は鹿王院所領でその前は春屋妙葩所領と知ったのが収穫。
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まあ!オモシロ 江戸屏風

2015-09-23 19:29:46 | Weblog
板橋区立美術館 2015年9月19日~10月18日

 館蔵品展。屏風の構造を紹介してたのはいい感じ。屏風だとどうしても点数があんまり出ないし、内容で関連づけることも難しくあらもう終わりてな感じも。是真が屏風も扇子もあったのは満足。
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富士山―信仰と芸術―

2015-09-23 01:35:38 | Weblog
静岡県立美術館 2015年9月5日~10月12日
山梨県立博物館 2015年10月24日~11月30日

 富士山がまたがる二県の美術館と博物館が共同で行う富士山展。絵画が得意な静岡と彫刻、文書もできる山梨の組み合わせで、広い内容をカバー。隣県ながら二館の観客圏はあまり重ならないと思うので経費、集客的にもとてもグッドな組み合わせとお見受けしました。しかし富士山っていろんなところに顔を出すので絵はどれを出すか難しそう。個人的にはあまり見る機会のなかった山梨県博所蔵の絵画が面白かった。名品を押さえ、異色作を入れ、新出も拾うバランスもいい感じ。富士参詣曼荼羅は絵図に近いものもあるのだな。
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春信一番!写楽二番! フィラデルフィア美術館浮世絵名品展(静岡会場)

2015-09-23 01:29:47 | Weblog
東京会場巡回済み
静岡市美術館 2015年8月23日~9月27日

 東京で前期後期見たんですが通りかかったので。錦絵以前でお客様方はお疲れになるらしく、春信からは空き始めるので春信、そしてそのあと写楽を堪能。そして静岡市美術館の売りである千社札の貼り込み帖を広げたのを堪能。河治和香さんの国芳の娘を主人公にした小説で千社札と尾張の若殿をからめた話があったのを思い出して楽しく見ました。千社札も交換会とかやってたというがそれって絵暦交換会のカジュアル版である意味名刺交換会?
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琳派400年記念 琳派と秋の彩り

2015-09-21 23:36:06 | Weblog
山種美術館 2015年9月1日~10月25日

 山種美術館の所蔵品に借用品(おもに近世絵画)を加えた展示。館蔵品を中心にすると着地点を近代にせざるを得ないので既視感。季節も入れることにしたら、琳派と春の…とかこの後年ごとに各季節でできるか。琳派の琳は光琳だけど光琳なかった。でも琳派400年は本阿弥光悦だから大丈夫。
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没後100年 五姓田義松展

2015-09-21 23:28:40 | Weblog
神奈川県立歴史博物館 2015年9月19日~11月8日

 五姓田義松って初期洋画の芳柳の息子で若くして才能を発揮して、フランス行ったけど帰ってきてからはなんかパッとしなかった人。どうしてパッとしなくなったのかはこの展覧会を見てもやはりよくわからないんだけどそれでも彼は描いていたということはわかった。若いうちにバクあげされてもそれについてけないと大変てことかしらん。義松のところの家政婦だった人の家に伝わったという作品群(斎藤俊吉氏旧蔵)のボリュームがすごい。図録が間に合ってないのに送付希望者は送料も負担するそうな。
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藤田美術館の至宝 国宝耀変天目茶碗と日本の美(二回目)

2015-09-21 01:15:22 | Weblog
サントリー美術館 2015年8月5日~9月27日
福岡市美術館 2015年10月6日~11月23日

 茶道具を除いてほとんど展示替えされたので再訪。ここも(根津美術館の「根津青山の至宝」の後行ったので)お茶道具多くて、茶会での披露から今は美術館での公開なのねと思う。根津さんが欲しくてとられた交趾の大亀とが印象に残った。芦雪の三幅対は応挙風の仔犬・幽霊に応挙より凝った描表装で一粒で二度美味しい感じ。
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根津青山の至宝

2015-09-21 01:07:05 | Weblog
根津美術館 2015年9月19日~11月3日

 青山は「あおやま」ではなくここは「せいざん」と読む。初代根津嘉一郎の号ですね。根津美術館のコレクションの母体をつくった初代のコレクションの軌跡をそれを用いた茶会とからめて。根津美術館の名品展でもあります。しばらく手元に置いて手放す、のはあんまり好きじゃなかったからなのか?それとも乞われたりしたのか?親しい限られた人を招いて見せてた茶会から今は美術館で公開なのねん。
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