Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

浮世絵☆忠臣蔵 描かれたヒーローたち!?

2010-11-28 23:53:46 | Weblog
神奈川県立歴史博物館 2010年11月20日~12月19日

 忠臣蔵の討ち入りの季節12月になると方々で展示される忠臣蔵の浮世絵。神奈川県立歴史博物館の浮世絵は丹波さんという人が集められたのですが、結構忠臣蔵お好きだったのかもしれませんね。まあ雪景色の浮世絵(雪景色は破損修繕がわかりやすいのでいい浮世絵かどうかよくわかる)を集めるなかで集まったんでしょうが。所蔵品をよく調べて足りないものをヨソから借りてきた展覧会。忠臣蔵のヒーロー達の浮世絵は結構死絵に転用されるのは死と結びついているからか?最近は大河で忠臣蔵ものやってないので若干世の中で忘れられぎみか?
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絵の中に生きる 中・近世の風俗表現

2010-11-28 23:44:48 | Weblog
根津美術館 2010年11月23日~12月23日

 根津は超名品以外にもいろいろ作品があって、それをテーマで組んで展示した展覧会。期間が短いです(涙)。こういうところに出てくる作品の多くは名品選にも出てこないし、他館の展覧会にもあまり出ないし、まあ見るしかないわけです。図録もないし。犬追物図面白いね。洛中洛外図もなかなか楽しい。住吉派と琳派の違いはどこにある?肉筆浮世絵まであるとは知りませんでした。
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岸矩から岸駒へ 岸駒初期の画業をたどる

2010-11-26 22:46:44 | Weblog
富山市佐藤記念美術館 2010年10月30日~11月28日

 岸駒が岸駒と名乗り始めるまでを中心にした展覧会。面白かった。唐画だった。南蘋風もさることながら山水とか人物とか五十嵐浚明とか森蘭斎とも似てる。ちょっと蕭白ぽかったりもする。応挙バリエーションという点では芦雪ぽかったりもする。岸駒が蘭斎号をやめたのは『蘭斎画譜』を森蘭斎が出してそれが広まったからかも。もしかすると森蘭斎はそれも狙って画譜を出したのかも。
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會津八一コレクションの近世書画

2010-11-26 01:05:30 | Weblog
早稲田大学會津八一記念博物館 2010年11月5日~11月30日

 あやうく見逃すところでした。日曜日も祝日も休館だし。會津八一コレクションの近世書画。新潟がらみのものが多いです。五十嵐しゅん明が展示替えでみられなくて残念。林りょう苑が出てた~。あと唐様の書とか。皆川淇園とか。
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カンディンスキーと青騎士

2010-11-23 00:11:01 | Weblog
三菱一号館美術館 2010年11月23日~2011年2月6日
この後愛知、兵庫、山口へ巡回

 改装中の美術館のコレクション展。カンディンスキーのパートナーだった画家がごっそり寄付して、その後その系統の寄付があったのです。いいけどちょっと小さい作品が多い気がする。その作品のサイズ的にも三菱一号館向きかも。暖炉の上、という展示場所は確かにもともとの西洋絵画のあった状況でもある。フランツ・マルクとかアウグスト・マッケとか面白かったです。
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東大寺大仏 天平の至宝

2010-11-20 02:22:01 | Weblog
東京国立博物館平成館 2010年10月8日~12月12日

 大仏が来るとはもちろん思っていないですが「東大寺大仏」展とはなんか大胆な気がします。瓦がたくさんあった。八角灯籠って動かせるんだ・・・・・・・光背だけの展示というのもありか。正倉院宝物って奈良博の正倉院展だとあんなにありがたいのはなぜだろう。
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円山応挙―空間の創造(再訪)

2010-11-20 02:18:12 | Weblog
三井記念美術館 2010年10月9日~11月28日

 後期になったので再訪。眼鏡絵、銅版画風表現あるね~。明和の応挙は特に唐画。蕪村ぽいもありますな。応挙にあって、芦雪が発展させたこと、応挙にあって芦雪ができなかったこと、やらなかったことなど考えたり。
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ハンブルク浮世絵コレクション展

2010-11-20 02:08:36 | Weblog
太田記念美術館 2010年10月1日~11月28日
この後福岡、京都へ巡回

 華やかな目玉作品に欠ける浮世絵里帰り展。ハンブルクにシャック氏のコレクションが入ったのはよいですね。展示替えでもう最後の3期目でした。菱川師宣「酒呑童子」揃いは貴重。摺物の文房趣味が面白い。魚屋北渓「鰹節に山葵」に抱一のお盆が描いてあった。鈴木南嶺・谷文晁・喜多武清の合作貼り交ぜ摺りものの牡丹と蝙蝠って市川団十郎ぽい、関係あるのかな?越中滑川の大蛸は『日本山海名産図会』に乗っててミズダコのことらしい。
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能面に見る女性表現―女面の成立と変遷―

2010-11-20 02:01:57 | Weblog
国立能楽堂資料展示室 2010年10月6日~11月21日

 記年銘のある女面を年代順に並べた展覧会。点数の割に手間がかかっていることは間違いあるまい。同じ「般若」でも結構幅というか違うのね。個人的には橋姫~般若の間が気になる。図録が薄いのに高い・・・・・・部数が少ないのね。
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石版画の開拓者 石井鼎湖 知られざる明治美術

2010-11-13 22:38:08 | Weblog
城西国際大学水田美術館 2010年10月30日~11月27日

 石井柏亭・鶴三の父、鈴木鵞湖の息子である石井鼎湖。近年注目の石版画をやってて印刷局では「石版科長」だったらしい。谷文晁系の南北合宗の画家鵞湖の息子らしく中国趣味な唐画の名残みたいなのもあれば、新南画になってくようなのもあり、石版画のできあがりを予想してか洋画みたいなのもある。墨でコンテ画みたいに描いたりもしてる?会場の広さの問題もあって大きな展覧会ではありませんが、明治美術に重要な展覧会と思われます。
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