Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

京都 細見美術館 琳派・若冲と雅の世界

2010-05-11 23:48:29 | Weblog
富山県水墨美術館 2010年4月9日~5月16日
この後 函館・神戸・北九州に巡回予定

 今年も巡回します。細見美術館の展覧会。琳派はそこそこ出てる。お持ちなんですね~。図録買わなかった(よく似たのは持ってるので)記憶で。気になったのは酒井抱一「扇面貼交屏風」こんなのあったか。同じく「青面金剛図」仏画だ。琳派(作者不詳)「四季草花草虫図屏風」虫が多い。若冲も特別出品で稼いで何とか10点。一双の屏風を一隻ずつですが。「雪中雄鶏図」はやはり早い感じ。「風竹図」これは一つには黄檗としてそれだけかなあ。わからん。「仔犬箒図」最近注目の。そのほか「桐竹鳳凰図屏風」こんなのもお持ちなんですね。
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没後400年 特別展 長谷川等伯

2010-05-10 00:02:54 | Weblog
京都国立博物館 2010年4月10日~5月9日
東京会場終了済み

 東京・京都で作品の異同は少ないのですが、いってみました。会場の解説キャプション、形式がちがうだけでなく解説文も東京と違ってた(少なくとも字数が違う。展示は東博平成館は直線型(決まった順路に従って見ていく)、こちらは部屋ごとに数珠つなぎ型という気がしました。等伯と友松ってときどきかなり似ているけど、友松でもあおったらこんなにはいるのかな?などと思いつつ。全体的な感想としては東京展を見たときと同じく、室町から桃山、絵仏師から絵師への変身という感じでした。
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江戸の粋・明治の技 柴田是真の漆×絵

2010-05-09 23:50:23 | Weblog
相国寺承天閣美術館 2010年4月3日~6月6日
東京会場終了済み
この後富山へ巡回

 相国寺承天閣美術館で巡回展てどうやって展示するんだろうと思いつつ行きました。若冲の床貼付はいつもあそこにあるんだな(そりゃそうか)。エドソン・コレクションは全会場共通ですが、一部日本国内のモノで京都だけの展示があったので見に行きました。特に是真の大雄院の襖。承天閣の設備を生かして?襖の両面を延々展示。楼閣山水の岩の峻法などちょっと南画、文人画風ともいえ興味深く見ました。岡本豊彦のところにもいたんだから当然か。「人間は財宝より軽し」の財宝部分はいろんなもののミニチュアでそれも面白かった。
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大法院展 真田家と佐久間象山ゆかりの文化財

2010-05-09 23:33:48 | Weblog
花園大学歴史博物館 2010年4月2日~6月30日

 いちどいってみようと思っていた館に行ってみました。展示室が狭いんだな・・・・・・。3カ月やっててだいたいのものは1カ月ずつしか出ないのです。まあ3カ月もやってればそうですよね。とういことで狙っていた土方稲嶺には一つも会えず。残念。見られたもので気になったのは朝鮮虎のような大西酔月「竹虎図」、それから円山四条派の画風の公家、久我建通「瀑布図」ですね。
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十三代目片岡仁左衛門旧蔵嵐璃寛関係資料展

2010-05-09 23:20:31 | Weblog
池田文庫 2010年4月16日~5月30日

 展示が見たかったのと、池田文庫に行ったことがなかったので行ってみました。十三代目片岡仁左衛門は当代(長い間孝夫だった人)のお父さんですね。片岡仁左衛門家と嵐璃寛は親戚だったりして、五代目嵐璃寛が持ってた関係資料が十三代目に譲られ、当代が池田文庫に寄贈したんだそうです。私が死絵でなじんでるのより後の時代のものが多かったですが、上方と江戸の役者絵の違いを考えたり、当時の歌舞伎の当たり前で、死絵に描かれていてワタシがわからなかったことがわかったりしたのでよかったです。ちゃんと調べてある展示という感じ。200円の入場料で16ページの図録が貰えました。
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平城遷都1300年記念 大遣唐使展

2010-05-08 00:06:28 | Weblog
奈良国立博物館 2010年4月3日~6月20日

 まじめな奈良博らしい展覧会。私にはやや猫に小判。第一会場と第二会場が離れすぎてて、また展示の様式も違いすぎててなんか乗れない。「吉備大臣入唐絵巻」が静かに見られてよかったけど、あおって入れないとマスコミさんは苦しいのではなかろうか。
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鴻池コレクション 扇絵名品展

2010-05-07 23:44:42 | Weblog
大阪市立美術館 2010年4月13日~5月30日

 太田記念美術館に鴻池の扇絵コレクションがあるのは知っていましたが、実はもっとあってまだ鴻池の会社がもっているのだそうです。そしてこの扇絵で江戸時代中期以降の画家が網羅できてしまう。なかなか面白い展覧会です。まあ問題は扇がどうしても小さいのでいまいち地味ということでしょうか。一つ一つは面白いんですけど・・・・・扇オタクの幸方さんは後から集めたわけで、扇というフォーマットが確立していたということですな。扇に向く画題ってたぶんある。夏向けとかひらひら動くもの(蝶とか)。図録もラブリーです。太田ではたまに飾ってますがこんなには出せないし、鴻池の会社のもあるし、とりあえず江戸絵画に興味がある人は必見じゃないでしょうか。若冲とか琳派とか北斎とかメジャーな画家のものもあります。
そして同時開催の常設もなかなか。屏風は名品揃いだし、肖像は肖像画賛リターンズかと思うし、扇に注目した特集(なぜかこれにはリストがない?)も扇の草子などもあって大阪市立美術館の蓄積と底力って感じでした。
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中国文化への憧憬(あこがれ) 近世絵画の文人世界に遊ぶ

2010-05-07 23:22:13 | Weblog
堺市博物館 2010年3月13日~5月30日

 中国憧憬、という展覧会がありましたがそれに対するリスペクトでしょうか。なかなか素敵なチラシだし、堺市博物館は大昔に大阪画壇の展覧会もなさってるし、てっきり図録もあって作品点数ももっとあるような展示を予想してしまった・・・・・・ 実態は小展示でした。展示作品は面白かったですし、図録がないだけに行くしかないので、行けてよかったのですが。
 海北友松「人物山水花鳥図」亀仙人の盧敖がいた。雲谷等璠「花鳥図」徳川美術館の牡丹展にいてもいいようなみっちりした牡丹だった。雲谷派「琴棋書画図」なんか鳥が小さい。一応右は秋、左は春。左は画(描くのも見るのも)右がそのほか。十六人だけど西園雅集て感じじゃないよね。坊主もいないし。どちらかというと人数は違うけど十八学士か。岸駒「群仙図」八仙くずれ。左隻 鉄拐・呂洞賓・(鶴と大きい笠の白髪)右隻 曹国舅?(笛吹きでおじさんぽいから)・盧敖?(亀がいるから)・東方朔?(鹿つれてるけど桃持ってるから)・何仙姑(蓮の実持ってる)・蝦蟇仙人?(蝦蟇はいないけどルックス的に)墨江武禅も林ロウ苑もありました。今回の図録はないけど昔の大阪画壇の図録まだ売ってるので持ってない人は見に行って買うがよろしよ。
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彩~鶴澤派から応挙まで~

2010-05-06 22:49:46 | Weblog
兵庫県立歴史博物館 2010年4月24日~6月13日

 いい展覧会。こちらの館では昔円山応挙の展覧会もやってるし、京狩野の狩野永納の展覧会もやってる。京都で活躍した、京狩野とは別系統の狩野派で、円山応挙がそこから出た鶴澤派の展覧会をやるのは理にかなっている。そしてやはり鶴澤派から出て応挙の先生だった石田幽汀は明石出身。狩野派研究の蓄積、歴史系の館ならではの文書の掘り下げなどレベル高い。図録もしっかりしている。し、しかし、タイトル。「彩」って和食店の真ん中くらいのコースの名前みたいとワタシは思う。七宝庵コレクション展、というタイトルよりはいいとしても、「鶴澤派」の知名度低そう。興行師的には「円山応挙のルーツ」とか?しかしまあそうはしたくないですよね・・・・・・難しい。名古屋城で見損ねた(後期しかいかなかったので)七宝庵コレクションの派手目なものが見られた。それから一双の屏風を一隻ずつ出したりして前期後期のどちらにいってもおおむね全体がわかるのもよい。鶴澤探龍面白い。結構遅い人で円山派から影響が逆流してる感じもある。鶴澤二代~六代(除く五代)の肖像って何らかのタイミングでまとめて作ったもののようですが、その意図はなんだろう。石田友汀「蘭亭曲水図」こういうパターンもあるの?妙な奥行きが面白い。石田遊汀「流水双鶴図」琳派?たまに蕭白ぽくなってるのもあるな。江村春甫とか伊藤探梅とか。応挙の人物って生きてるようだけど死んでる(絵だけど)っていうか蝋人形みたいと思った。吉田元陳「群鶴図屏風」さて、金地着色の応挙の鶴と部分部分は似ているぞ。山本探淵「蘭亭曲水図屏風」円山派からの逆流あるよね~と思うと「高士観爆・訪友図」(後期展示)は吉村周山ぽいわけで。前期展示の森周峰「関羽図」「王昭君図」は淵上旭江とか思い出した。で、そうやてみてくと永納って山雪ぽいとこまだあるのねと思ったり。で何で京狩野って御所とかに食い込まないというか食い込めないの?それでどうやって命脈を?いろんな生きる道があったのか。あと鶴澤派が頼まれやすい画題ってどうやって決まるんだろう(鶴は鶴澤と関係あるとしても)、画派の棲みわけとかどう見られたかとかそういう話ですよね。後期も見たいがそこまではちょっと無理かも。でも姫路にいいランチスポットとか虫やしないスポットとか見つけたから行くかも。
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阿蘭陀とNIPPON(東京会場)

2010-05-02 01:32:32 | Weblog
たばこと塩の博物館 2010年4月24日~7月2日

 レンブラントから、とうたうのはやや苦しいかも。美術展というより歴史、考古展という感じ。川原慶賀の「永島キク刀自像」がみられてよかった。
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