Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

田崎草雲と奥原晴湖

2011-01-10 01:54:49 | Weblog
草雲美術館 2010年11月20日~2011年1月23日

 はじめて草雲作品をある程度まとめてみることができました。この人は長生きなので明治になっても活動してて、同世代でも早々に死んだ人とはなんとなく違って見えます。同じ系統の南北合宗仲間の中では品がいい気がする。奥原晴湖のほうがいままでそれなりに見る機会があった。まあどちらも多少冨岡鉄斎風なところもあるのでした。
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しあわせをひらく扇たち

2011-01-10 01:26:29 | Weblog
2010年11月13日~2011年1月16日

 吉澤家(と思われる)所蔵の江戸時代中期から近代の有名画家~無名画家の扇絵の展示。若冲「菜蟲譜」の修復前特別公開も1月5日から始まったので一緒に見てきました。室町時代に扇絵はプレパラートのように図像を広める働きがあったというけれど、江戸時代中期以降は、画帖、短冊と同じように自作美術全集作りの材料という気がします。で扇だと独立性もあるし(骨に張って1本1本にもなる)、画帖にも貼れる。短冊は字向きのものを絵にも使ってるという感じである。鴻池の扇絵展も去年あったし今扇が熱いのか?正体不明の抱静って絶対江戸琳派だよな・・・・・・ 大島来禽もよかった。「菜蟲譜」は高精細デジタル写真の公開もありました。別にピンボケするわけでもないのですが、今の「菜蟲譜」のサイズはおおむね野菜などの原寸大であの大きさがベストなのだと改めて思いました。オタマジャクシも微妙に水墨表現があるのに気づいた。
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