Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

没後100年 徳川慶喜

2013-11-29 00:56:52 | Weblog
松戸市戸定歴史館 2013年10月5日~12月15日
静岡市美術館   2013年11月2日~12月15日

 千葉と静岡で同時開催の徳川慶喜展。美術ぽいものは静岡市美へ見に行った方がいいんだろうなあと思いつつ、展覧会のハイシーズンに静岡行は組めず松戸に見に行きました。図録が買えたのでいいや。孝明天皇から拝領した中啓のうち1点の筆者「原伊勢介」は絵からいって原派のようですが、時期が一致する原在照は近江介、近江介の前が伊勢介だとビンゴだな。これだけ点数が膨大だとそうなってしまうのかもですが、図録には1点1点の解説がほしい。没後100年ということは奥原晴湖と一緒か?慶喜はオリンピック選手のように人生のヤマ場が前に来ているので江戸時代の人という感じになるのですな。
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今村紫紅展―横浜のいろ

2013-11-27 00:27:15 | Weblog
三溪記念館(三溪園内) 2013年11月2日~12月8日

 三溪園には原三溪の記念館があって特別展をやることがあります。原三溪は同時代の若い画家を支援してて今は三溪園になっているところに住まわせたりしていた、その一人が今村紫紅。紫紅ってちょっと影が薄いような気がしてたけど、そうか早死にしてたんですな。展示は三溪旧蔵品や三溪との関係に注目したもの。画家とパトロン的な展示です。お兄さんも画家だったんだ。知らんかった。
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光悦 桃山の古典

2013-11-25 08:55:23 | Weblog
五島美術館 2013年10月26日~12月1日

 物があってスタッフもいる館の数少ない特別展はさすが質が高いのである。本阿弥光悦の書は手紙もたくさん集めている。字が濃かったり薄かったりってわざとアクセントにしているのか?宗達関係の金銀泥下絵も結構出て適齢だった。物によっては下の絵が濃すぎて字が読みにくいんだけど、有名な和歌だから読める字を拾ってあしで絵みたいに連想しなさいちゅうことかね?お茶碗は覗きだと照明が難しそうだった。 
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幕末の北方探検家 松浦武四郎

2013-11-25 08:45:36 | Weblog
静嘉堂文庫美術館 2013年10月5日~12月8日

 北海道の名付け親、北方探検家、古物コレクター松浦武四郎の旧蔵考古遺物がなぜか静嘉堂にあるので初公開して武四郎を紹介する展覧会。「武四郎涅槃図」に描きこまれたものの現物もある。いろんな古い建物とかからもらってきた板で作った一畳敷書斎の原寸模型など出ていて面白かったが、静嘉堂にある武四郎のお友達たちの作品を出すという広げ方もあったかもしれない。
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井戸茶碗 戦国武将が憧れたうつわ

2013-11-24 23:41:21 | Weblog
根津美術館 2013年11月2日~12月15日
 
 朝鮮半島から渡来して日本で侘び茶の道具として愛された井戸茶碗。大井戸・小井戸・青井戸があり、梅花皮の具合とか大きさとか差異はあってもすべて井戸茶碗。贅沢でマニアックな展覧会。井戸茶碗にはとろろとか白いご飯も合いそうですね。
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板谷波山展

2013-11-22 23:11:27 | Weblog
敦井美術館 2013年10月7日~12月14日

 板谷波山は没後50年、それで方々で展覧会が行われているのですね。ロビーで流れていた映画HAZANで予習しました。いろんな技法やってるんですね。結構バタくさい。波山がすごいのはわかるんですが波山だけがすごいのかどうか考えてみたい気がします。
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新潟の日本画100年

2013-11-22 23:03:06 | Weblog
新潟県立万代島美術館 2013年10月26日~12月1日

 おもに所蔵品(少々県立図書館などから借用)で構成した新潟出身、新潟ゆかりの画家の日本画の展覧会。五十嵐浚明は意外といろんなところにある。森蘭斎ともども県でもやってほしい。小林古径とか土田麦僊とか結構有名な人が出ている新潟。尾形竹坡「大地円」や西脇順三郎(て日本画描くんだ!)「萬代橋風景」が印象に残りました。
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倉敷仏教寺院の至宝

2013-11-18 01:02:02 | Weblog
倉敷市立美術館 2013年10月5日~11月24日

 古くから栄えたところのお寺にはいろいろある。猫に小判の仏画他近世絵画も結構あって、その一部が展示されている。黒田綾山とか柴田義董とか。特に黒田綾山を見直しました。
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japan―漆の世界―

2013-11-18 00:58:11 | Weblog
岡山県立博物館 2013年10月11日~11月17日

 輸出漆器、地元の工芸品としての漆器、嫁入り道具としての漆器、地域の産業としての漆器、現代工芸としての漆器。面白かった。
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極楽へのいざない―練り供養をめぐる美術―

2013-11-18 00:45:58 | Weblog
京都会場終了済み
岡山県立美術館 2013年11月1日~12月8日

 練り供養とは臨終を迎えた人のもとに仏、菩薩が極楽浄土へのお迎えに来る様子を演じるもの、つまり来迎図の実演です。演出のために中に人が入る仏像(迎講阿弥陀像)なども存在します。ビデオで見ると練り供養って仮装行列みたいで面白そう(門徒のくせに罰あたり)。来迎図の一種の山越阿弥陀図もすごいよね、山の間からどーんと阿弥陀様が出てくるんだから。髪の毛を縫いこんだり、糸をつけたり三次元化というか現世化する仏画、すごいな。
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