Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

浅見貴子ー彼方/此方

2017-04-30 22:53:51 | Weblog
ART FRONT GALLERY 2017年4月7日~4月30日

 ギャラリーの壁にぴったりなサイズの作品は壁画みたいだった。網目越しに描いてある作品(網戸越しとのこと)はグリッドの現代美術ぽくもある。墨の点々とにじみと線の作品は水墨画って感じだけど(実際は胡粉の白や絵の具が少しある)
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今様 昔と今をつなぐ

2017-04-30 22:32:29 | Weblog
渋谷区立松濤美術館 2017年4月5日~5月21日

 伝統技法を取り入れたり古美術をモチーフにした現代のアーティスト6人の展覧会。山本太郎(国会議員じゃないよ)くらいかな前から知ってたのは。満田晴穂の自在置物で作った本物そっくりの虫が布団の中にある作品は怖いけど、同じような虫でも喜多川歌麿『画本虫撰』の同じような虫のいるページと一緒に飾ったら須田悦弘みたいに奇麗になる。木村了子「男子楽園図屏風」水墨を基調にした山水景に原色の人物がいるところは曾我蕭白「群仙図屏風」に似てるけどはっきりそれを下敷きにしてるわけではなさそう。他、糸目友禅の石井亨、漆芸(オブジェぽくもある)の染谷聡、一木造の棚田康司。
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屏風にあそぶ春のしつらえ 茶道具とおもてなしのうつわ(後期)

2017-04-30 22:19:19 | Weblog
泉屋博古館 2017年2月25日~5月7日

 後期展示になったので再訪。「二条城行幸図屏風」と工芸の大方は通しで展示。後期には滝和亭の画帖が出ていて、滝和亭は長生きしたこともあって明治の人と思ってしまうのだけれど、1830年生まれなら江戸の間に大人になった江戸時代の人だなと思った。擬古作の「柳橋柴舟図屏風」の作り物的な感じが楽しい。望月玉渓「白秏孔雀図屏風」、明治になって油彩の写実表現を真似ると結果として南蘋派に似てくることは起こる。
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ロシア科学アカデミー図書館所蔵 川原慶賀の植物図譜

2017-04-29 23:15:41 | Weblog
埼玉県立近代美術館 2017年4月8日~5月21日
下関市立美術館 2017年8月5日~9月24日
長崎歴史文化博物館 2017年10月7日~11月26日

 ロシア科学アカデミー図書館所蔵の植物図譜だけでない川原慶賀展。洋風画の文脈で考えられる(当然)人ではあるが「人の一生」とか見てると円山応挙「七難七福図巻」とか肉筆浮世絵とかそういったものも結構近い。「年中行事絵 花見宮詣で」の半分土手に埋まった鳥居は江戸の三囲稲荷を連想させるもので江戸の風俗図を参考にしてるのかも。植物図譜はキレイで非常に細かい。
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特集 幕府祈願所 霊雲寺の名宝

2017-04-29 01:31:22 | Weblog
東京国立博物館本館2室 2017年4月25日~6月4日

 真言宗は江戸時代においても国家の安泰を祈るはたらきがあって、江戸幕府の祈願所として霊雲寺が創建された。鎌倉時代に制作された仏画の優品……は勢いあるお寺だから集まってくるってこと?李龍眠様の十六羅漢図が圧巻。
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平成29年新指定国宝・重要文化財

2017-04-29 01:25:40 | Weblog
東京国立博物館 本館八室・十一室
 
 仏像は一階、それ以外は普段近世絵画が出ている二階に展示。「文化財」というくくりがあるのだな。いくら狩野山雪でも明兆「三十三観音図」に対して附なんだな。展示はしてあったけど。電車の車両や船が重要文化財になってた。実物でなく写真展示だった(まあ大きいもんね)。
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燕子花図と夏秋渓流図 

2017-04-29 01:12:32 | Weblog
根津美術館 2017年4月12日~5月14日

 恒例の燕子花図屏風公開、今年は其一「夏秋渓流図」と組み合わせ。展示室での圧的にはバランスとれてるんだが、夏と秋の絵なのがつらいところ。其一「朝顔図屏風」(メトロポリタン美術館)となら色合い的にもちょうどよさそうだけど。中村芳中「燕子花図」も展示されていた。出世したか? 其一とそれ以降も出しましょうということで、喜多武清とか春木南溟とか出てて根津美術館のコレクションの奥深さにひれ伏す。渡辺省亭「不忍蓮・枯野牧童図」は唐山水のフレーバーだった。荒木寛畝、川端玉章の花鳥画を見てると渡辺省亭と同時代だなあという感じ。
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花*Flower**華―琳派から現代へ―

2017-04-29 00:55:54 | Weblog
山種美術館 2017年4月22日~6月18日

 牡丹がゴージャスな渡辺省亭以外は所蔵品なのか。琳派と近代日本画は相性いいよね。牧進「明り障子」が障子を開けたところに咲く水仙とそこにいる雀を描いてるんだけど、障子も描いててメタ絵画になってていつも感心します。
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松岡コレクション 美しい人びと

2017-04-29 00:38:55 | Weblog
松岡美術館 2017年1月24日~5月14日

 美しい人びと、ですが後期になって渡辺省亭が展示されているので行ってきました。洋風、油彩を意識した日本画で、当時は海外でも受けただろうし、西洋化した現代人にも受ける感じ。個性でもあるけど時代様式でもある。松岡美術館には水中の鯉が描かれてるのが二点あって、よく太って密集していて可愛かった。美しい人びとでは池田蕉園・輝方が一隻ずつ描いた「桜舟・紅葉狩」が豪華だった。
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木×仏像 飛鳥仏から円空へ 日本の木彫仏1000年

2017-04-24 01:19:07 | Weblog
大阪市立美術館 2017年4月8日~6月4日

 木彫仏による仏像史の展覧会。木で特徴としては結構カバーできる。また木の種類とか由緒とかも大事。近世の仏像も多少出てて新鮮。寄木造りの標本とかもあるし、行き届いてて面白くていいものが見れる素晴らしい展覧会。
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