Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

江戸名所図屏風と都市の華やぎ

2018-07-29 23:53:33 | Weblog
出光美術館 2018年7月28日~9月9日

 十分の江戸名所図屏風を中心に肉筆浮世絵も名所とか特定の場所という観点で展示。さかのぼる形で洛中洛外図も。菱川派が遊楽図で画中画に署名するときの画中画は美人画なのが面白い。いい展覧会だけど浮世絵版画のある館だったらもう少し別の切り口もできたろうなとも思った。
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琉球 美の宝庫

2018-07-28 01:51:14 | Weblog
サントリー美術館 2018年7月18日~9月2日

 チラシの表を見ると紅型や工芸の展示かな?と思うのですが、絵もいっぱい出てるという情報を得て、ということは展示替えもするな?と思って早々に行ってきました。なかなかいっぱい見ることないし。琉球の風とかテンペストを思い出しながら見ました(なんでもドラマで理解するのはどうかと思うけど、ドラマは勉強と思わず見て覚えてることを動員する)。琉球の絵画は中国絵画と日本絵画両方の影響があって面白いです。岩瀬文庫の「中山花木図」も見られてよかった。南蘋風と切り分けるのと併せて検討するのと両方できるといいなと思った。絵は徐皥晋(平戸の藩士で南蘋風の絵描いた人)とも似てくるわけだし。朝鮮半島とも似てたりするか。
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実践女子大学香雪記念資料館 第3回 新収蔵品展

2018-07-28 01:18:28 | Weblog
実践女子大学香雪記念資料館 2018年7月2日~8月5日

 桜井雪保の新出(たぶん)が二点。江戸の雪舟流でもあるぽきぽきした山水、花籠仙人(藍采和? 男だったり少年だったり女だったりする)、そして夢応の鯉魚もびっくりの氷から飛び出てジャジャーンの鯉、たまらんです。同時開催の複製を活用した中国美術史入門展も勉強になった。中国絵画史の通史みたいな展示だった。
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謎とき美術! 最初の一歩

2018-07-22 02:18:15 | Weblog
京都国立博物館 2018年7月21日~9月2日

 一室だけでも特集展示ならチラシになるのか。松竹梅、龍虎、唐獅子牡丹。短い子供向けのわかりやすい解説って難しいな。背景にあって大人は知ってるようなこと、大人向けなら省略して短くしても伝わるけど、子供向けだと説明するかバッサリ切るかなんだな。
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珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~ Ⅲ 茶の道にみちびかれ

2018-07-22 02:03:46 | Weblog
中之島香雪美術館 2018年7月7日~9月2日

 開館記念展5期の3期目。中之島ができても、もとからある方は御影香雪美術館にはならないが、区別のために香雪美術館(神戸御影)と付けるのだな。中之島フェスティバルタワー・ウエストの4階にある美術館、展示室所蔵品展には広いし、巡回するような企画展には狭いのではないかと老婆心。有名な茶室を写した玄庵をここにも写して作り、暗くなったり明るくなったりさせて、ガラス越しにビルの廊下からも見える、面白い美術館です。今回の展示は茶道具が主で茶会に使われた道具の組み合わせを紹介。お茶の家元って自分でも絵描くのか~。
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鈴木松年 今蕭白と呼ばれた男

2018-07-22 01:42:17 | Weblog
香雪美術館 2018年7月10日~9月30日

 本人的には今岸駒と呼ばれてたはずなのに?だろうが、死後今蕭白と呼ばれたと言われるんですよ。上村松園の師としても知られる(がそれをうたうのもなかなか問題が。宮尾登美子の『序の舞』思い出すし)、鈴木松年の展覧会。力強い独特の画風で面白い人ですが、なかなかまとまった顕彰のなかった人。父百年は儒者、なのは中国故事に生かされてそうだけど、父は四条派の画風、からどうしてこうなるのだ。「仁王像」(因幡堂)なんて呉道子かと思ったし、水彩画みたいなのもあるし。油絵実は描いてましたって言われても納得する。ある程度まとめて観られてとてもいい機会でしたが、もっと大きい会場で図録を伴って開催されてほしい!
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糸のみほとけー国宝綴織當麻曼荼羅と繍仏ー

2018-07-21 00:10:02 | Weblog
奈良国立博物館 2018年7月14日~8月26日

 日本最古の繍仏「天寿国繍帳」ってボロボロな方が鎌倉時代に直したほうなの? 綴織と繍仏は絵画の絵具の代わりに糸で描いたようなものだ。布の上に絵の具が乗ってる状態の絵よりも布の上に糸が載ってる方が、もしくは全体が布のほうがモノとしての存在感があるかもしれない。髪の毛をぬいこむこともできるし、表装まで刺繍でできる(これは描表装的でもある)。奈良国立博物館なのによく近世まで入れてくれたなあと思うとともに近世の繍仏をもっと見たい気もした。
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近世京都の寺社参詣

2018-07-20 23:50:15 | Weblog
龍谷ミュージアム 2018年7月14日~8月19日

 龍谷って世俗画もあるんだ。真宗だからいいのか。寛永らしい風俗でちょっと彦根屏風や又兵衛ぽい「東山遊楽図屏風」面白かった。企画展示だけど所蔵品以外の遊楽図も出てる。長谷川派ぽい?「東山祭礼遊楽図」もつなぎの金雲からにゅっと方広寺大仏殿が出てたりして、いい。
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縄文 1万年の美の鼓動

2018-07-16 02:17:14 | Weblog
東京国立博物館平成館 2018年7月3日~9月2日

 考古、ではなく美術の展覧会なんだろうな。「美」の鼓動だしな。人を入れる気まんまん。土器は火焔型は豊富に出ているが、それ以外の土器少なめな印象。土偶は豊富。縄文の国宝6件のうち5件は土偶なんだな。土偶以外に岩偶とか石棒とか覚えた。一部土偶と石棒、これ子供に変な質問されたらついらい。キノコ型土製品受けた。
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明治150年記念 書と絵が語る明治

2018-07-16 02:01:06 | Weblog
東京国立博物館本館 2018年7月10日~9月2日

 必ずしも名品展ではない歴史っぽい感じもある展覧会。書のほうは政治家と書、清朝の考証学に基づく六朝風を紹介してて、そのからみで文人画、南画も見たい気が。日下部鳴鶴って西郷どん!のドラマの中にいてもいいんだな。画のほうはプリミティブな油絵が多く。荒木寛畝の油絵とか細長い板に油絵を描いた横山松三郎とか。光と闇の表現の流行が小林清親にも出てるのね。
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