Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

建部凌岱展 その生涯酔たるか醒たるか

2022-03-25 17:57:01 | Weblog
板橋区立美術館 3月12日~4月17日

 会期短め単館で展示替えをしないというのはそれはそれでいいものだ。展示替えは飾り切れないほど作品を集めてしまって展示替えしてるときもあるけど、展示期間の制限のある作品があるとか、単館では図録を作るお金が足りないから巡回してるときとかに起こります。個展やるほど作品たくさんあるんだな、それで食べてたから当然か。美術館なので当然画家・絵師としての展覧会ですが、文学での展示もどこかでやってるのかな?魚のいっぱいいる海錯図は面白いけどちょっと粗めでもっと丁寧なのも出ています。楫取魚彦も少し一緒に出てたけど、魚彦は魚彦でまとめて見る機会があるといいな。中国由来の謎語画題の日本的解釈功名=高名っていつから出てくるんだっけ。
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フェルメールと17世紀オランダ絵画展

2022-03-24 01:30:32 | Weblog
東京都美術館 2022年2月10日~4月3日
その後北海道、大阪、宮城に巡回

 フェルメールは別格だから1点でもそう名乗っていいんだろうな。版画も含めて17世紀オランダ絵画展ではあるのでまとまりがあって見やすい。ハブリエル・メツーは5点も出ていた。白い壁からキューピッドが出てきた「窓辺で手紙を読む女」は今まで二回来日していて、2005年のは見たな。「ニシンを称える静物」ってニシン讃頌って感じで面白かった。
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メトロポリタン美術館展―西洋絵画の500年

2022-03-22 02:12:58 | Weblog
大阪会場巡回済み
国立新美術館 2022年4月9日~5月30日

 メトロポリタン美術館改修中ということでごっそり巡回している。泰西名画を見たな~という感じ。
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演芸資料展 講談展―国立劇場所蔵資料にみる

2022-03-22 01:56:45 | Weblog
2021年12月1日~2022年3月21日 国立演芸場1階 演芸資料展示室 

 なんとか最終日に滑り込み。講釈から娯楽要素を強めて講談になるのね。落語と講談をわけるものはなんだ? 講談は大衆小説にも流れ込んでいくな。講談師から政治家なった人もいるのか。
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王欽古 京から来て、佐野に住んだ南画家

2022-03-20 13:07:02 | Weblog
佐野市立吉澤記念美術館 2022年3月19日~5月8日

 王欽古、中国人じゃないけど中国への憧れあっての名乗りではあるな。京都出身で、遊歴して、結局北関東に落ち着いてそこそこ成功した(在世時)けど、その後ほぼ忘れられた画家。伊藤若冲「菜蟲譜」を持ってたことで有名な葛生の吉澤家ともご縁があったから美術館で単独回顧展がしてもらえるのだ。まじめに美術史的に取り組んだ好企画だが、本人が特に気合を入れたであろう作品が見つからず出てないというのが残念。見沼代用水を描いた絵は大きくて面白いけど半分図面みたいなもんだし。展覧会を機会に大作が出現してまた展覧会できるといいね。展示替えアリ、図録はあるが図録に出てない展示品もあり。
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伊萬里焼の小品を楽しむ―小皿・小鉢・茶碗―

2022-03-20 12:59:44 | Weblog
栗田美術館 2022年3月19日~8月28日

 偶然初日に行ったみたいです。自分もこういうの欲しいな、とか現在のプラスチックのお皿の模様にも焼き物の伝統が影響与えてるんだなとか思いました。てゆうか栗田美術館凄すぎる。広い、いいものいっぱい出てる、そしてフレディ・マーキュリーが来館したことあるそうな。
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春日神霊の旅-杉本博司 常陸から大和へ

2022-03-16 00:57:13 | Weblog
神奈川県立金沢文庫 2022年1月29日~3月21日

 小田原文化財団の春日信仰関係の作品が出てて、少し杉本博司作品も出ているけど基本は春日信仰の美術の展覧会。江之浦測候所に春日社を招魂するほど杉本博司はなぜ春日にはまったのか気になる。杉本博司のアイデアによる補作、偉いお金のかかった工作だな。
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特集展示 鈴木鵞湖と石井柏亭・鶴三

2022-03-16 00:47:45 | Weblog
千葉市美術館 2022年3月12日~31日

 千葉市民美術展と同時開催の千葉市美術館コレクション展。7階の一角で開催中。柏亭・鶴三の祖父が谷文晁系の画家鈴木鵞湖です。鵞湖の息子で柏亭・鶴三の父鼎湖の作品が所蔵品だと『久摺日誌』の挿図しかないのが三世代展としては残念。鶴三の版画って意外とあるのね。鵞湖の作品は購入以外に寄託もされていて一部屋まとめて見られてよい感じ。孫の七光り×2でもってるところがあって、多くが失われてしまった幕末の谷文晁系の画家の例を見ることが出来ます。
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館蔵コレクションによる 墨蹟と良寛展

2022-03-13 12:42:27 | Weblog
敦井美術館 2022年1月5日~3月12日
 
 通りかかったので最終日に滑り込み。大雅が一つ出ていた儲けた気持ち。良寛さんも曹洞宗だから禅僧なのか、そういえば。
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にいがた幕末の絵師

2022-03-13 12:42:27 | Weblog
新潟市歴史博物館 2022年2月11日~3月27日
 
 常設で複製で紹介もしている井上文昌、行田魁庵を中心とした新潟の幕末の絵師を紹介する展覧会。内容は充実してるがこちら企画展示室が狭く、常設はかっちり作られてるからあんまり拡張できないのがつらいところ。幕末と言っても行田魁庵は1812年生まれだから意外と古い。井上文昌は文晁の弟子を自称しつつ実際は遠坂文雍の弟子だったのかもですね。粉本がいっぱい残っている。図録もあるちゃんとした展覧会でした。
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