Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

アントワープ王立美術館コレクション展

2010-07-29 01:22:52 | Weblog
東京オペラシティアートギャラリー 2010年7月28日~10月3日
茨城、ひろしま、島根会場巡回済み

ベルギー近代美術の流れはおおむねフランス近代美術の流れと並行しているようにみえるが、それはフランス近代美術の流れを物差しに見るのが癖になっているからかもしれない。日本近代美術をフランス(時にはドイツとか他の国だったり)と対象を使い分けて比較するのではなく、ベルギーも日本もヨソもと共通点を探していくようなことも面白いかもしらん。マグリット「9月16日」デルヴォ―「バラ色の蝶結び」はなかなかだが、全体としてはなんだかあっけなかった。収蔵品展「幻想の回廊」、projectN「川見俊展」もあったので全体としては満腹
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ブリューゲル 版画の世界

2010-07-29 01:14:02 | Weblog
Bunkamura ザ・ミュージアム 2010年7月17日~8月29日

 ブリューゲルの絵は面白いが、版画と素描だけなのでやや地味。しかし一生懸命見るときりがないのでもっと混むと悲惨。版画も濃淡が強いものとそうでないものがある。こないだテレビで見てて途中で寝ちゃったハウルの城を思いだすブリューゲルの作品世界だった。

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いのりのかたち

2010-07-25 20:38:38 | Weblog
根津美術館 2010年7月10日~8月8日

 ワタシにはやや猫に小判な仏教美術展。高麗仏画が面白く、カルロ・クリヴェッリみたいなのがあった。
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江戸絵画への視線

2010-07-25 20:27:22 | Weblog
山種美術館 2010年7月17日~9月5日

 アメリカの美術館のようなアクリルボックス(もしくはアクリル板)で隔てた展示。距離が近いのはいいがアクリルにちょっとでもキズがあると気になる。意外と琳派多い。琳派と土佐派と復古大和絵の境はどこにある?其一「四季花鳥図屏風」はなんだか野蛮。狩野永岳の葉っぱの描写に萌える。寛政文晁は唐画だな。伝芦雪は画風も署名もハンコも合わないと思う。岸連山って江戸のうちに死んでるのね。吉祥画題なんだろうけど取り合わせやちょろちょろ上にあるバラ珍しい。是真の漆絵画帖、見る角度によって違って見えるのがいい。狩野芳崖「芙蓉白鷺」は一路栄華の吉祥画題ですな。
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屏風の世界-その変遷と展開

2010-07-20 22:54:03 | Weblog
出光美術館 2010年6月12日~7月25日

 屏風の歴史や構造や折った時の効果に注目した屏風名品展て感じ?使われ方(画中画とか)は意外とほとんどなかった。図録の屏風を折った状態の図版は貴重。「屏風の世界」という展示は10年ほど前に千葉市美術館でもやってました。近い時代の工芸的な四季花鳥図屏風、といってしまえば近いのだけれど「日月四季花鳥図屏風」と伝土佐光信「四季花木図屏風」はずいぶん違う。能阿弥「四季花鳥図屏風」ちょっと宗達ぽいとこあるね。狩野元信「西湖図屏風」って水墨にしては寒色系とはいえ色がめだつ。ミニ又兵衛展のように岩佐又兵衛関連モノが出てた。「三十六歌仙図屏風」中務の描き方ちょっとだまし絵風で萌える。「源氏物語澪標図屏風」の裏面白かった。
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トリック・アートの世界展-だまされる楽しさ-

2010-07-15 00:00:11 | Weblog
各会場巡回済み
損保ジャパン東郷青児美術館 2010年7月10日~8月29日

 高松市美術館所蔵品を中心にした巡回展。ド現代美術もこういう切り口で使えるものもあるわけね。
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奈良の古寺と仏像~会津八一のうたにのせて

2010-07-14 23:52:27 | Weblog
新潟会場開催済み
三井記念美術館 2010年7月7日~9月20日
この後奈良会場へ巡回

 新潟市美術館問題も結果として広報になったのか、中高年富裕層にやはり日経は強いのか結構な人出でした。「奈良素敵~」と盛り上げるような展覧会なのでせんとくんがいないのが意外な気がしました。
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ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展 ルネサンスからバロックまで

2010-07-13 22:58:53 | Weblog
国立西洋美術館 2010年6月26日~9月26日
その後京都へ巡回

 絵画が中心でもイタリア美術の展覧会って工芸品とか入れて総合的なものを目指すんだな~。見どころはカラヴァッジョ風のナポリのバロック絵画でしょうねえ。ワタシはレオナルド派が好きなのでベルナルディーノ・ルイーニとか気に入りました。ヴァザ―リは画家だっんだよねそういえば(作品あり)。ティツィアーノ・ヴェチェッリオのマグダラのマリア、勝間さんに似ている。
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シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛~

2010-07-13 22:41:31 | Weblog
東京藝術大学大学美術館 2010年7月3日~10月11日
その後福岡へ巡回

所蔵のポンピドー・センターでやったら「シャガールとその時代」だな。ロシアものも結構面白い。魔笛の装飾と衣装の素案でシャガールの作品点数が増えている。見どころはあるがシャガールの大展覧会ではないのであおって大動員というのは無理があるような・・・・・・。応援サポーターDAIGOの描いたイラストみたいな絵結構かわいい。そういえばDAIGOのお姉さんは漫画家でしたね。
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国立能楽堂コレクション展 能の雅(エレガンス) 狂言の妙(エスプリ)

2010-07-12 04:23:29 | Weblog
島根・静岡・奈良・新潟・愛知・山形会場終了済み
サントリー美術館 2010年6月12日~7月25日

 2年間にわたって巡回していた国立能楽堂コレクション展。能楽堂にも展示室はありますが狭いので一度にたくさん展示することはできません。能面・装束等の総合的な展示。能を描いた作品には作者中心の美術史ではやりにくいものがたくさんあるな。能装束などきれいで素敵です。道成寺の鐘が面白かった。しかし興行としては何を打ち出すのか難しい展覧会と思いました。
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