Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

日中友好の架け橋 郭沫若展

2009-06-28 22:52:21 | Weblog
岡山県立美術館 2009年6月5日~7月12日, 7月17日~8月23日

 郭沫若は旧制六高に留学してたので岡山はゆかりの地なのですな。晩年の政治的手腕も大したものなんだろう。この人日本人の奥さんと中国人の奥さんがいて合計10人くらい子供がいるはずで、ドラマとかにしたら面白そうなんだけど、そんなことはオブラートに包んであるのであった。
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朝鮮王朝の絵画と日本 宗達、大雅、若冲も学んだ隣国の美(岡山会場)

2009-06-28 22:39:50 | Weblog
岡山県立美術館 2009年6月5日~7月12日

 最終会場。こんなに行くなら仙台もいっとけばよかったんだが果たさず。確かに仏画シフトでした。ケースが少ないから?きちきちに展示してたりもしましたが、小さい掛け軸がのぞきケースに入っていたりして絵はよく見えたりしました。こちらの場合は企画展示室にケースが少ないことが問題なのか?平壌図は岡山だけの展示。188水族図屏風わたし好み~。211の山水図はやっぱり蕭白的だ・・・・・・。
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池大雅・与謝蕪村名品撰

2009-06-24 01:18:12 | Weblog
大阪美術倶楽部 2009年6月22日・23日

美術商の組織、大阪美術青年会90周年記念の展示でした。柵はあるもののすべて露出展示。売り立てぽい雰囲気です。冷房の風で掛け軸がゆらゆらしたりして。たった2日間だからこそ出るものもあり、堪能いたしました。大雅も蕪村も唐画なのね~ あと今日見たいくつかの大雅で福原五岳が弟子であることをやっと納得しました。
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奇想の王国 だまし絵展

2009-06-15 00:14:56 | Weblog
名古屋市美術館 2009年4月11日~6月7日
Bunkamura ザ・ミュージアム 2009年6月13日~8月16日
兵庫県立美術館 2009年8月26日~11月3日

東京新聞・中日新聞前からこういう感じの展覧会をやってましたがついにアルチンボルド「ルドルフ2世」来日。日本の描表装からシュールレアリズム、現代美術までカバーした展覧会。楽しめました。図版解説にはちょっとあれれなところもありますが・・・・・・。伝抱一の描表装はひっそりと描表装で風帯のよじれでそうであることを物語るなんて奥ゆかしい。
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松浦家とオランダ残照

2009-06-15 00:03:10 | Weblog
五島美術館 2009年5月16日~6月21日

出島の前に日蘭貿易には平戸の時代があって、そこの領主が松浦家です。で松浦家の文物は松浦史料博物館にたくさん残っていて時々出開帳をしています。今回の五島の展示は特に松浦家が始めたお茶「鎮信流」に力を入れています。安信の描いた肖像とか面白かった。私は徐皥晋が見られて満足でしたがこの人の絵もっとないのかな・・・・・・。
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錦絵から見た 幕末・明治の東アジア像 

2009-06-14 23:53:54 | Weblog
新宿歴史博物館 2009年5月23日~6月21日

なかなか興味深い内容。新宿歴史博物館と高麗博物館の協働企画展だそうですがタダ。史料としての錦絵ということなんでしょうが、美術として錦絵研究の蓄積を生かせばもっと制作年代が絞り込めたものもあるのではないか。幕末における三韓征伐の画題の意味ってなんだったんだろう。木版画で銅版画風にした作品があったり、青空にもくもくの雲の意味とかまた考えました。図録はありませんでしたが書籍で「錦絵の中の朝鮮と中国」というのが出ているようです。私も見てみよう。
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文人画と書

2009-06-13 23:38:52 | Weblog
成田山書道美術館 2009年5月2日~7月5日

所蔵作品展ですがちゃんと考えて構成してある感じでした。文化現象としての明治の文人画も面白い。官吏の文人画率とか。あと米点と皴法が近付いていくこともあるのであった。長三洲の絵、ちょっと岡田米山人風? 書は美術ナラズでも書みたいな墨画描いてた小山正太郎。富岡鉄斎の伊藤若冲観ってどうだったんだろう。旧大名家華族の文人画珍しい(殿様はあまり文人画描かない)。合作群蟹図、画題としての蟹の意味って・・・・・・ 心越の絵ちょっと池大雅ぽいと思った。
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うたのほん―箏・三味線音楽を中心に―

2009-06-10 01:28:38 | Weblog
天理ギャラリー 2009年5月17日~6月14日

音楽資料なのですが物語を伴うものには挿図があり、絵でもあるわけだ。無料で見られます。
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日本の美術館名品展

2009-06-08 00:46:29 | Weblog
東京都美術館 2009年4月25日~7月5日

美連協加盟の各館から数点ずつ「代表作」を持ち寄った展覧会。展示構成に工夫があった。しかしこの展覧会、油絵が代表作の近代美術館を前提としてるような感じがする。それからはみ出る美術館はここに出すようなもの自体がないぞ。西洋絵画、集まると見ごたえがあるが、欧米の気の利いた館なら一館でもこのくらいはいくわけで、なんとなく悲しい感じもします。日本の近代の油絵が見どころかと。日本画・版画の扱いは小さい。各館のグッズを売っていて面白かった。
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尼門跡寺院の世界―皇女たちの信仰と御所文化

2009-06-08 00:34:23 | Weblog
東京藝術大学大学美術館 2009年4月14日~6月14日

とても変わった、貴重な展覧会。美術展といいきれるかどうかは不明ですが、染織品とかは美術品ですね。どうして芸大美術館で?と思うけど、じゃあどこならいいかって話ですよね。
皇女が尼寺に配置されるかどうかっていつ決まるのかな?生まれてすぐ?
縁組の可能性と天秤にかけるのかな?嫁ぐのが必ずしも幸せではないとはいえ、生殖を排除した尼寺にあふれかえる人形、唐子の図像、なんだかちょっと怖くなります。毛植人形もすごいね。肖像をみてると尼には見えない男のお坊さんみたいな人もいた。
そして当然起こる疑問、現在の尼門跡寺院はどうゆう人が尼さんになってどうなってるの?ということには答えてくれずもやもやするのでした。
アメリカの研究者がやってるので図録は完全バイリンガルの立派なものです。
コメント (2)
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