Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

大庄屋 中西家名品展

2012-04-30 23:56:16 | Weblog
吹田市立博物館 2012年4月28日~7月1日

 庄屋の家には長山孔寅の襖絵とか伝わったらし。掛軸なども伝来。道具(掛軸とか)はいざというときに換金するためのものでもあったんだろうけど中西家は堅実に資産を守ったようですね。ミュージアムピースでもなくコレクションでもなく生活の中で使われて伝わった書画というのもリアルで面白いです。大坂画壇多し。横山上龍「山姥と金太郎」はAVの熟女ものみたいだ(見たことないけど。イメージ的に)。洋風??なのかなあ・・・・・・。やきものは鯛型のがかわゆかった。
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草原の王朝 契丹

2012-04-30 23:43:23 | Weblog
福岡会場、静岡会場巡回済み この後東京へ巡回
大阪市立美術館 2012年4月10日~6月10日

 世界史でそういえば耶律阿保機って習いましたね。契丹って遼のことか。日本の平安時代の美術を考える材料にもなるし、宝飾品とか綺麗で見たら楽しかったです。竹林七賢をあしらったカップが七角形になってるのがお茶目だと思った。でもまあ「契丹」って言われてもいまいちピンとこないですよね。携帯だと文字も変換されないし。もったいないなあ。
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日根対山―後半期の作品を中心に―

2012-04-29 22:18:22 | Weblog
歴史館いずみさの 2012年4月21日~6月3日

 泉佐野市内出身、日根対山の展示をJR最寄駅が日根野の館で開催。所蔵品と岸和田市教育委員会蔵品を中心にした展示。必ずしもミュージアムピースでないところがリアルな気がしました。「熊野寒川図」は日本の景色を中国山水風に描いている。「騎驢図」の題に中国の元号の年記があったがあれって年代合うのかな?「美人図」は江芸閣詩意を写すとあり。野口小蘋の先生だったんだよね、小蘋の箱書ある作品なった。米法山水のこと米雲山って言う? パトロン(里井浮丘)が持ってたものも『展観例并姓名』でわかるしいろいろ調べられそうですね。
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フラワースケープ

2012-04-27 23:38:08 | Weblog
DIC川村記念美術館 2012年4月28日~7月22日

 内覧会に潜入してきました。面白いものをいい切り口で見せる展覧会。花が描いてある絵画を集めて構成。野中ユリいいね~。三木富雄「バラの耳」いいいね~。アンディー・ウォーホルはKATAGAMぽい。ただ9つのセクションは分けすぎな感じにチラシからは見えるし(展示を見ればまあ理解できるけど)、すごい名品が出ているわけではなく(見れば面白いんだけど)、広報が難しそうな展覧会やな~と思うのでした。
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絢爛豪華 岩佐又兵衛絵巻 (Ⅱ期)浄瑠璃物語

2012-04-23 23:50:19 | Weblog
MOA美術館 2012年4月6日~5月9日

 MOAの又兵衛絵巻の中でとにかく豪華な浄瑠璃。豪華なんだが建物がどんどん変わってってたりして不思議。牛若もめきめき大きくなるし。直接ストーリーと関係ないものが結構描いてある。山中常盤同様、牛若丸周辺の話でもある。この男下げ**? お母さんも彼女も悲惨な最期を・・・・・・供養したらいいというものでもあるまい。
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ユベール・ロベール―時間の庭―

2012-04-21 23:07:36 | Weblog
この後福岡、静岡会場へ巡回
国立西洋美術館 2012年3月6日~5月20日

 ヴァランス美術館の所蔵品に西美、国内のもの、使ってよく工夫した展覧会ではありますが、約130点中83点が素描だと若干地味・・・・・・。個人的にはベロット(カナレット甥)と同時代人なことに思い至り、18世紀の風景画みたいな展示もよくできてたら面白いだろうと思いました。

 
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ホノルル美術館所蔵 北斎展(前期)

2012-04-21 22:59:20 | Weblog
石川、京都会場巡回済み この後福島会場へ巡回
三井記念美術館 2012年4月14日~6月17日

 ホノルルの赤富士は綺麗ですな~ たくさん北斎お持ちですな~ 洋風影響が指摘されがちな北斎ですが中国の要素もありますよね。その重なりに個人的には興味がありますが興行的には和で押すんだろうなあ。展示が年代順でないのもなかなか苦労がしのばれる。
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KORIN展 

2012-04-21 02:01:24 | Weblog
根津美術館 2012年4月21日~5月20日

 内覧会に潜入してきました。根津美術館の看板作品、尾形光琳「燕子花図屏風」と尾形光琳「八橋図屏風」(メトロポリタン美術館)を並べる光琳展。酒井抱一『光琳百図』に載る作品も。根津のとメトロポリタンの、図版よりも結構隔たって違ってるな~って感じ。根津の方が絵の具が濃くて形もずんぐりしてる。私としてはなぜ光琳のカキツバタが現代において特別な存在、琳派=かきつばた、みたいなになってるのかも気になってます。
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三都画家くらべ 京、大坂をみて江戸を知る(後期)

2012-04-21 01:24:10 | Weblog
府中市美術館 2012年3月17日~5月6日

 後期に行ってきました。三都といっても上方(京・大坂)と江戸という分け方もあるし、三都という区分がいつからできたのかも気になる。美人画は50年ちがうと相当違うので西川祐信(京)・宮川長春(江戸)・梅林斎雪山(大坂)は苦しいものがある。中国の人物は男もいるけど日本の人物はほとんど女。主題と描き方は連動する。大坂の人物画の「硬質さ」は何をどう比べているのか。71 谷文晁「鍾馗・山水図」と鍾馗と梅の枝、ろうそくは図像的には他にも例があるので意味も追えるのでは?83原在中「楼閣山水図」は西洋の遠近法のほかに中国絵画も合わせて考えるべきだろう。応挙にも水平線はないわけではないし。85蔀関月「山水閑居図」は江戸中期の雪舟流として見るべき作品。関月は敬輔の孫弟子。87林ロウ苑「青緑山水図」は元ネタがありそうな雰囲気。123狩野山雪「蝦蟇鉄拐図」蝦蟇仙人は劉海蟾であり、銭を下げて蛙を釣ってる図像的伝統がある。
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地上の天宮 北京・故宮博物院展

2012-04-20 00:29:19 | Weblog
北海道・兵庫・福岡・愛知・愛媛会場巡回済み。この後宮崎・新潟・長崎・福島へ巡回予定
東京富士美術館 2012年3月29日~5月8日

 東博の北京故宮博物院展が男の、表の故宮展だとしたらこちらは女の、内側の故宮展て感じ。「女孝経図」9図公開は東京だけらしい。画中画とかだまし絵的に萌える作品も結構あった。「乾隆妃古装軸」とか「胤妃行楽図」(必ず竹が描きこまれてるのはどして?)とか「乾隆帝妃と嘉慶帝幼年像」とか。あと中国のお妃、皇帝絵画ね。やっぱ代筆させて下げわたすのか。展覧会グッズがお値段安めでいい感じだった。
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