Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

ダ・ヴィンチコード展

2006-04-30 23:10:12 | Weblog
森アーツセンターギャラリー 4月27日~6月23日
去年のレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿展からある意味つながってるなあ・・・・・・。森美術館に入ったので1000円追加で入りましたが、これ1000円でも結構アタマにくる(作品がないのはもともとしってるけど)。1500円だと暴れたくなるな。タダ券あって六本木ヒルズでもいってみるかーっていうんならまあ入ってもいいと思うけど。
パビリオン部分だけでも去年の手稿展に劣ると思いましたゾ
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東京―ベルリン/ベルリン―東京

2006-04-30 23:03:03 | Weblog
森美術館 1月28日~5月7日
いい展覧会であるという大前提のうえですが、どうして森でこれをやるのだろうというのがまず?。ドイツのものはコレクションの裏づけがあって出てきているもので、それを受ける日本側はモノのない館で、この作家はわかるけどこの作品という理由がよくわからない借用が結構あったように思いました。内容もドイツ主導なのかなあという感じですが。両国のそれなりにコレクションのある館の共同作業であればもっとよくなったのではないかと思ってしまう。たとえば都現美とか東近美とか芸大美とか。
あと展覧会がそういう展覧会といってしまえばそれまでですが、東京とベルリン、日本とドイツの同時代現象は当然ながら、東京・パリでもロンドン・東京でもある程度はあったはずで、未来派でロシアとか極まれに東京・ベルリン以外がフューチャーされる以外は言及されず、うっかりやさんには東京・ベルリンだけが似た歩みのように見えなかったかと心配です。
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播磨ゆかりの江戸絵画-応挙・蘆雪・若冲を中心として-

2006-04-30 22:47:04 | Weblog
大倉集古館 4月1日~5月28日
若冲を中心には苦しいと思うけど、芦雪は結構出てます。しばらく外に出てなかったものも。後は円山(応挙というより)派・森派ってカンジ。京博寄託品とかも出てますね。すごくヒトがいなくて驚きましたが。
1人でホテルのティールームでお茶しても手持ちぶたさん(てもちぶさた)と思って試しませんでしたが、ホテルオークラでのケーキセット付き入場券1600円いいな。入場料で1000円なので、600円でオークラでお茶ですよ。こんどヒトを誘ってためしたい。
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花鳥 ‐愛でる心、彩る技〈若冲を中心に〉 第2期

2006-04-30 22:38:29 | Weblog
宮内庁三の丸尚蔵館 3月25日~9月10日
第1期 3月25日~4月23日(見逃した!)
第2期 4月29日~5月28日
第3期 6月3日~7月2日
第4期 7月8日~8月6日
第5期 8月12日~9月10日

6幅つつ出る若冲動植サイ絵はもちろんすばらしいのですが(フォトジェニックなうえに実物がまたいいという素晴らしさ)、なかなか全貌が伺えない三の丸尚蔵館所蔵品に加えて書陵部のコレクションからも出品です。
なるべく残りすべての期間に行きたいのですが、江戸の遅いナンピン系がたくさん参加している「東都時名画帖」(増山雪斎とか山崎董烈とか金子金陵とか鏑木雲譚とか)が出ている4期・5期はゼヒいかなくてはなりません!(ってそれに興奮するヒトは日本中10人くらいしかいないと思うけど)
図録もあります。
そして若冲の絵が大きく入ったクリアファイルが(よそでは315円とかにするような)が150円ですよ。
行くべし 買うべし

そういえば以前のページではリンクをしてなかったのですが(自分が面倒で)、ブログになったこともありトラックバックとかしてみてもいいですね。
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狩野派の絵画 成田山書道美術館

2006-04-23 19:57:31 | Weblog
狩野派の絵画-成田山新勝寺収蔵品から 成田山書道美術館
2006年3月3日~4月23日
最終日滑り込みで行くことができました。
狩野一信「十六羅漢図」がとてもよかったです。きれいなのに不気味な感じは墨画でもばっちり出ています。探幽も尚信も感じのいいものです。
狩野一信は五百羅漢図の下図も出ていました。
栄太楼型河鍋暁斎はここにもあった。
初詣シーズン以外は美術館のところまでクルマで入っていける・・・・・・のだけれど私の運転技術では結構冷や汗ものでした。
そして帰りには成田のイオンショッピングセンターでゲウチャイのタイ料理をいたただいて帰ってきました。
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4月、ブログをはじめるまでにいった展覧会

2006-04-22 22:23:10 | Weblog
亜欧堂田善の時代 展 府中市美術館
2006年3月4日~4月16日
学芸員は二度同じ展覧会は普通できない。まるまる同じではないとはいえ、「亜欧堂田善とその系譜」を1990年にやって、司馬江漢を2001年に、そして亜欧堂田善を今年やることができる(主)担当者は極めてラッキーである。が、それを生かせているか?
異版を研究上の課題と位置づけて、一切扱わないとして、異版の問題をそれではどう考えているのでしょうか。
図録はキレイ。オカネあるのね。
*洋風ってmanieraになっちゃうのね。まあナンピン風もそうだけどね。
*円山四条派の仔犬ってそうでした?
*陰影、立体どこまでを中国、どこまでを洋風と見るか。
*アド・スタインマン氏の指摘って何に載ってるんだ?
*銅版画見本帳面白い。

木村定三コレクションの江戸絵画 愛知県美術館
2006年3月10日~5月21日 
あまりハデなものはないですが作品はいっぱい。見ごたえあり。

花鳥画の煌き 名古屋ボストン美術館
2005年10月22日~2006年5月21日 
モノはみどころが。しかし客がいない。図録も内容がいまいちしょぼい?。

特別展観 18世紀京都画壇の革新者たち 京都国立博物館
2006年3月25日~4月9日
担当者のテイストにあふれた展覧会だった。うーん「18世紀の日本美術」展の廉価版?。蕭白・若冲もいまいちジミなものだけが並んでいる。帰国展の図録がないのはまあしかたない。

大津絵の世界 大津市歴史博物館
2006年3月4日~4月16日
こちらも担当者のテイストにあふれた展覧会だった。これも次はいつあるよ?と思うといかずにはおられません。結構数出てます。鬼念仏って死絵にも頻出なのでためになりました。

京の食文化 京都文化博物館
2006年3月11日~4月16日
模型とか穀物を貼り付けたおみこしとか楽しかった。うっかり図録まで買いそうになったけど、使わないだろう図録は買わない心の誓いを思い出して思いとどまった。

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3月にいった展覧会

2006-04-22 22:10:32 | Weblog
山本昇雲展 太田記念美術館
山本昇雲って馬力があった人なんだな・・・・・・。職人的な人なような気がします。今姿は浮世絵版画の最終局面と位置づけられることの多いものですが、枠の使い方とか面白いです。

狩野一信の特集展示 東京国立博物館
大きさとかクローズアップという点では増上寺のほうが目立つけど絵そのものは東博のほうがいいように思った。

江戸老舗所蔵の名品 三井記念美術館
2006年2月21日~4月2日
知り合いとお話しながらみることになって有意義だった。
*犬と女の組み合わせには女三宮の図像の記憶が残るが必ずしも意味が残るわけではないだろう
*四条派と江戸琳派はすごく接近している。ある時期から日本はグローバル化するのだ
*漆絵には向く題材とそうでないものが。中国趣味的な受容がある?
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2月に行った展覧会

2006-04-22 22:03:46 | Weblog
山内一豊とその妻 江戸東京博物館
2005年12月23日~2006年2月5日
展覧会にするには地味な題材をがんばっているようすはあるもやはり相当ジミだった。夜間開館だったからかもしれないが、もうじき会期終了なのに、江戸博でもあれだけしか入らないのか。やはり大河ドラマ展だから入るという時代ではなくなっているのだろうか。

カオスモス05 辿りつけない光景 佐倉市立美術館
2006年1月31日~3月5日
きょうびの現代美術らしい作家たちを集めている。映像作品の「さわひらき」が私としては面白かった。この人だけは作品の性質上、コーナーを区切って暗くしているので、結果として一番いい展示空間を与えられているような感じ。
他の作家の作品はみな光と影とか微妙で繊細な表現が多く、壁の汚れ、穴(埋めてはあるけど)が目立つ。白いきれいな壁を要求する現代美術ってそれでいいのか?

平成17年度 新収資料の公開 国立歴史民俗博物館
2006年1月11日~2月12日
死絵が展示されていた

ニューヨーク・バーク・コレクション展 東京都美術館
2006年1月24日~3月5日
コレクションの性格(わりと網羅的)から言っても最近の辻先生の興味関心から言っても(最近通史を出したし)通史になるのは当然で(そういえば辻先生は10年ほど前に細見コレクションを中心にした千葉市美術館での展覧会でも通史っぽい展示にこだわっていたようだ)、展示はそれなりに工夫されていた(一部照明がどーよというところはあったが)ものの、目玉がない名品展なのである。いやもともとそんなにヘンなものはないコレクションだし、セレクトして持ってきているので展示品はまあまあのレベルを保っていて、玄人的に面白いものはたくさんあるのだが、集客の目玉になるモノもエピソードもないのである。
若冲「月梅図」はいいけど小さいしな・・・・・・
蕭白「石橋図」は面白いけどやはりそんなに大きくない。
そして図録が・・・・・・。キレイな図録だが。内容が。アレレな図版解説がまじってないか?論文とかも。これエライ監修の先生のほかに実際としてカタログに責任持つ人がちゃんといたんでしょうか?機能してたんでしょうか?

美術商の百年 東京美術倶楽部
2006年2月5日~2月26日
名品ぞろいのプライベート美術館の常設展示を見ているようだった。図録の図版解説は誉めてエピソードを書くということになっているのだとは思うが微妙といえば微妙。

寺畑助之丞と構造社 松戸市立博物館
2006年1月28日~2月26日
展示は案の定博物館の企画ではなく美術館開設準備室の企画でした。でこれって構造社展の巡回なのかどうかびみょーじゃありません? 展示は興味深く拝見しましたが、プロは宇都宮に見に行くべきでしたのね。
助之丞の人骨入り太子像はゼヒ勝興寺に見にいきたいと思ったが。

特集展示広瀬台山 岡山県立美術館
2006年1月31日~3月5日
特集展示、見に行ったらちょうど担当学芸員が解説していた。
知っている人に聞かれるとやなものなので、普段はあまり聞かないんだけど、この人には面ワレしてないはずだからいいやと思って聞く。何度もやってるみたいで話しなれていた。
広瀬台山は津山の人なんだけど、絵を覚えたのは大坂で長くいたのは江戸。絵はどっちかっていうと大坂の影響が強いかなーと思います。各藩、大坂出張所・東京支店に赴任してる人同士の交際とか、大坂・江戸での付き合いでこういう絵がでてくるのよねーと。洋風画ぽいことしたり面白いけど、一番印象深かったのは養子をもらってももらっても先立たれてしまう涙の年表でした。


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1月にいった展覧会

2006-04-22 21:50:40 | Weblog
アムステルダム国立美術館展 オランダ絵画の黄金時代兵庫県立美術館
2005年10月25日~2006年1月15日

夏の暑いときとか冬とかしか兵庫県美にいかない私も悪いのかもしんないけど、阪神の岩屋とかいうさびしい駅に(JRでも灘だからあまりにぎやかな駅ではない)降ろされて、荒涼としたところを歩かされていくまでにやーな気持ちになった上に、館内は迷路のごとく階段を歩かされてしまう・・・・・・
安藤建築、美術館として成功しているのだろうか?

作品は楽しめました。フェルメールも1点来てるし(欲をいえば恋文じゃない方がもっとよかったけど)。でもまあ展覧会がよかったかどうかは保留
図録、解説などオランダ語を英語に訳したものを美術館の人が日本語訳しているようですが(オランダものはこれがわりと普通。オランダ語を日本語に訳せる人が少ないのと、オランダ側は英語が得意なことが多いので翻訳したものをチェックしたりはしているのでしょう)、英語からの訳で・・・・・・これですか?誤訳とまではいかないけど(全部見たわけではないけど)、誤解の恐れがある訳が散見されるようです。

ナポレオンとヴェルサイユ展 神戸市立博物館
2005年12月3日~2006年3月19日
あんなにかさばる展示物どうやって江戸博の企画展示室に入れるのかそれがみもの。グッズはアムステルダム展よりおしゃれでした

長崎オランダ正月展 アサヒビール大山崎山荘美術館
2005年12月14日~2006年2月12日
展示はまあそれほどでもなかったですが、ステキな近代建築(といっても山荘だからそれほど好みではない)じゃあないですか。アサヒビールのやってる喫茶室もなかなかよかったし。あ、安藤忠雄の地中展示室ってのもあります(あまり安藤建築に興味がない人)。安藤忠雄って地中とか階段とか好きなのか?

「日本橋絵巻」 三井記念美術館
2006年1月7日~2月12日
ベルリンの熈代勝覧、江戸博にわりと最近もってきてのにまた借りたのね。ウォールケースに展示する場合は傾斜があったほうがいいですね。久保惣には面白い浮世絵版画があるんだなあと思った。最初の展示室は建築+小さい工芸品(焼き物とか)専用とするとこれ以上の規模の企画展はできない、ということは、企画の内容を規模がかなり制限することになるでしょう。

「大坂歌舞伎展」 早稲田大学演劇博物館
2005年12月1日~2006年1月20日
展示狭いところにムリムリ押し込んでありました(涙)。図録から要約して解説文を作った人は、歌舞伎のことは詳しくても浮世絵のことはそんなに愛がない?人がたくさん来たら見えないようなつめつめ展示なのだけれど、人少ない。それから図録、英語のレイアウトに合わせて入れてて日本語としての見掛けがいまいちのところあり。展覧会としては面白かったけどもっと別の会場で見たかったなりよ。

書画経典-故宮博物院上海博物館中国古代書画蔵品展 上海博物館
北京故宮と上海博物館の宋元画展とゆー超級ナものをやってました。まあ。堪能。時間が足りなかった。


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ブログはじめます!(半分予告)

2006-04-22 20:59:13 | Weblog
展覧会評、今年からブログにします。
今までの分はおいおいさかのぼることにしまして、今日は竹橋にいってきました。
藤田嗣治・・・・・・をもちろんみてもよかったのですが、主目的は国立公文書館の「大名-著書と文化-」を見るためでした。
国立公文書館の特別展って、勉強になって無料でソレなのに小冊子までいただける素晴らしいものなんですよ。
私は大名文化にとても興味があって、おなじみになってる気がする殿様に再会したような気持ちでした。
4月27日まで開催中です。

藤田嗣治は夜間開館で再度チャレンジしたいと思います☆
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