Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

蒔絵・美の万華鏡展

2017-06-25 01:10:11 | Weblog
東京富士美術館 2017年4月1日~7月2日

 蒔絵工芸(漆工芸ではなく蒔絵工芸というのはやや珍しい感じ)もあるのか東京富士美術館。だいたい近世のもので超絶技巧系のものが多い。それに寄せてたば塩から小林礫斎を少し借りている。単眼鏡メーカーに協力してもらって貸出して売店でも販売。江戸時代てお抱え蒔絵師ってのも結構いたのね。お抱えの職人一般、どういう給金のもらい方をしてたのかちょっと気になる。VRで硯箱に入る、は今一つ乗れなかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

没後60年 師・劉生、そして家族とともに 椿貞雄

2017-06-24 01:49:26 | Weblog
千葉市美術館 2017年6月7日~7月30日
 
 ずっと劉生が好きだった、というか、劉生を慕うー椿貞雄ーという感じ。椿貞雄は死ぬ前に千葉大の病院に入院してるのだ。岸田劉生もそこそこ出てて、あら、この椿貞雄垢ぬけてる、と思って近づくと劉生だったりする。『骨董集』~から「犬を連れた禿」までは犬を引っ張るロープがあったのに、春を表す絵になったら手には梅の枝を持っていたも。劉生「狗をひく童女」は足元がはだし。「童子像」(下関市立美術館)、トミーズ雅に似ている。日本人専門のモデル(日本人専門、てのがすごい)アンドレって男の名前と思ってたけど、そうじゃないのか。「洋装せる菊子立像」(米沢市上杉博物館)の背景の町が中国と西洋のミックスなのが気になった。劉生との関係とか美術史向きなこともあって面白い人だし、展覧会もよく練られてたけど、何せ劉生を慕ったみっちりと描き込んだ絵も多いもので、もう少し展覧会規模が小さくてもよかったかもと思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水墨の風 長谷川等伯と雪舟

2017-06-24 01:31:36 | Weblog
出光美術館 2017年6月10日~7月17日

 雪舟と長谷川等伯、じゃなくて長谷川等伯と雪舟なのか。雪舟が接したような中国絵画も展示。谷文晁もやっぱり浙派だよね。ちょっと近世の水墨画とはうまくつながらなかった感じもあるけど、雪舟・中国絵画・等伯・室町水墨のあたりは見たことある作品も新鮮に見える展示だった。呉春・岸駒「群仙図屏風」は八仙人の構成員が入ってて、八人いるから当然八仙図として見られたでしょう。右隻で紙で蝶々切ってる人は張九歌かな。右の剣に乗ってる人は呂洞賓に見えなくもないが左の松に手をついてる人もルックス的には呂洞賓の範囲。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名刀礼賛 もののふ達の美学

2017-06-24 01:20:12 | Weblog
住友コレクション泉屋博古館 2017年6月1日~8月4日

 黒川古文化研究所の刀の展覧会。絵画は途中で展示替えあるというので行ってきました。刀はなかなか用語が覚えられない。徳川斉脩「牡丹小禽図」で岩が白く、また妙に形式化した鮮やかな牡丹の花が面白かった。武士の絵はたしなみとか、修業的な意味の他、売らないまでも贈答文化の中で元手のあんまりかからない贈答品を作るということと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国

2017-06-17 22:59:04 | Weblog
東京ステーションギャラリー 2017年4月29日~6月18日
兵庫会場、愛知会場巡回済み

 ドイツの山下清的な、ただし裸の大将よりやばい性的な犯罪をやっている人。アウトサイダー・アート/アール・ブリュットの人だが、人間として生きていれば過去の作品と全く無縁ではないのだなと思う。20世紀前半の作品だけど20世紀後半のヒッピー文化とかを思わせる作風。ある意味ガウディ的でもある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル「バベルの塔」展

2017-06-17 01:08:12 | Weblog
東京都美術館 2017年4月18日~7月2日
その後大阪会場へ巡回

 ブリューゲル「バベルの塔」とヒエロニムス・ボス2点を中心にしたコレクション展。ブリューゲルの版画はたくさん出ている。「バベルの塔」面白いけど結構小さいので行列して見た。「聖クリストフォロス」はおんぶお化けの話と覚えた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はじめての古美術鑑賞ー紙の装飾ー

2017-06-17 01:03:24 | Weblog
根津美術館 2017年5月25日~7月2日

 書を読むのではなく書が書いてある料紙の装飾に注目した展覧会。丁寧に説明してあって結構な展示ですが、はじめての人より少し見ててあの紙なんだろうと思ってた人により響くかなという感じ。墨流しをそのまま水面に見立てた冷泉為恭「相生橋図」面白かった。平家納経の模本がキラキラでキレイだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

館蔵 近代の日本画展

2017-06-17 00:55:21 | Weblog
五島美術館 2017年5月13日~6月18日

 前回からうっすら気になってた近代日本画は五島家のコレクションなのね。近代でもわりと中国趣味なものが多い感じ。橋本雅邦「游鶴図」は円山応挙ポイと思った。金島桂華が結構いっぱいあった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファッションとアート 麗しき東西交流展

2017-06-17 00:47:19 | Weblog
横浜美術館 2017年4月15日~6月25日

 工芸、特に服飾に重点を置いた展示。絵画も描かれてる風俗で選ばれてる感じ。西洋の影響を受けて東洋で成立した文様が西洋で取り入れられて、また東洋に伝わることもあった。ダウントンアビーのメアリーやイーディスが着てそうなドレスもあった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大エルミタージュ美術館展

2017-06-11 23:54:45 | Weblog
森アーツセンターギャラリー 2017年3月18日~6月18日
この後愛知会場、兵庫会場へ巡回

 エカテリーナ2世ってドイツの田舎の貴族の娘なんだっけ?エカテリーナのコレクションがエルミタージュの始まりだそうで、そうすると集め始めるのが18世紀だからオールドマスターのいいものを集めるには出遅れてますよね。ロココのものが結構あったのはフランスへのあこがれか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする