Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

京都御所障壁画

2007-01-29 00:08:13 | Weblog
京都国立博物館 2007年1月6日~2月18日
 安政2年(1855)年、幕末も幕末、死絵でいえば坂東しうかの死んだ年です。貴重な機会ですし、ワタシにはとても面白かったのですが、この展覧会に結構人が押し寄せてるのがフシギ。京都だから?御所だから?
 狩野永岳すばらしい。土佐光文「遊魚図」ミョーにリアル、面白い。岸派の様式形成におけるナンピン派の役割を考えたくなったり。原在照もイイ。岡本亮彦に四条派のマニエリスム的展開を考えたり、岸連山に油絵的表現をみたり、勉強にもなりました。
 平安人物誌展みたいだなーと思ってたら図録の絵師略伝が「京の絵師は百花繚乱」展図録からの抜粋・加筆修正だったのでアタリ!と思いました。吉田公均(たぶんこの人とワタシはどこかで血がつながってるはず。なぜなら彼の実家の菩提寺とワタシ母実家の菩提寺が同じな上に、彼の出身集落はワタシ父実家集落の隣なので)の号「江上漁者」は出身の集落が「江上」だからでしょう。
 たまにはからふね屋いくか、何か向上してるかもと思っていってみました。今日はトーストサンドとピラフに欠品起こしてました。からふね屋は喫茶扱いで、もう一つゴハン食べるところ作ってください。お願いします!
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新春特集陳列 神仙図

2007-01-28 23:53:10 | Weblog
京都国立博物館 2007年1月2日~28日
 いい展示でした。こんな感じでヨソからも借りて図録も作った展覧会が見たい気もします。今さらながら顔輝「蝦蟇鉄拐図」よいわー。もちろん蕭白にも見入ってきました。
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川柳と浮世絵で楽しむ江戸散歩

2007-01-27 23:26:44 | Weblog
たばこと塩の博物館 2006年12月23日~2007年2月4日
100円で川柳の解釈の載った小冊子までもらえて勉強になるイイ企画ではあるんですが、浮世絵との対応がいまいちなものが目立ちました。たば塩にはいろいろ変わった(なかなかいい)浮世絵があるということはわかったけど。川柳展と思えばいいのか。
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日本美術が笑う

2007-01-27 23:07:34 | Weblog
森美術館 2007年1月27日~5月6日

新出とか数十年ぶりとか、お金をかけた仮設ケースなため近くでよく見えてキレイとかいいところはあるんです。がなんだかあっけない。
土偶・埴輪の笑い~麗子像~寒山拾得あたりは「おお!」と期待が高まるのですが、笑いのシーンもわかりにくい笑いが多いし。動物コーナーってどう「笑い」なのかよくわからないし、そうこうしているうちに山下裕二先生お得意の白隠、円空あたりが出てきてあっというまにおしまいなんです。
森美術館でやることによって普段日本の古美術を見ない人にも見てもらえるというメリットはありそうですが、その割には出てる作品が今ひとつ玄人ごのみというかなんというか渋いというか。現代美術の「笑い展」と同じ会期だからか、会期が長くて、やや有名な絵画はすべて展示替えですし。
ケースはキレイで黒い背景に作品が浮かび上がるような美しい展示ではありますが、動線がよくわからないし、すごく狭いところがあって、本気で人入ったらパニックが心配です。ヒトゴトながら。
図録はキレイでバイリンガルですが、スペース的には入りそうなのに作品解説が入ってないところは落ちたんでしょうかね。
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新収資料の公開

2007-01-27 22:45:24 | Weblog
国立歴史民俗博物館 2007年1月10日~2月12日
 歴博恒例の新収蔵品展。歴博は継続的に死絵を買っているので死絵を見るだけでも私には見る意味があります。
 歴博の企画展示室ツメツメなのを見慣れているのでなんだかガランとしています。死絵の他も和竿コレクションとか、輸出漆器(特に芝山細工の飾棚)とか面白かったです。バイオリン箱ってバイオリン入れてたわけじゃないですよね。バイオリン型にくぼんでいるのもおしゃれーということか?
 ミニ企画展、ミニ過ぎ・・・・・・
 死絵は昭和10年の最後の死絵が入ったのね。五代目坂東彦三郎の死絵「八重酢漿浪花の夢」はそれほど新聞錦絵の形式ではないと思うのですが(そう描いてあったけど)
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ファッション誌におけるキュレーター

2007-01-11 22:01:38 | Weblog
あーたんさまの情報によりPrecious 2007年2月号を購入してまいりました。
長谷川祐子さん(東京都現代美術館)が「トップキャリア」として松永真理さんのインタビューを受けていらっしゃいます。

キュレーターらしいですよ>長谷川さん
そしてキュレーターと学芸員の職種の違いは「仕事の専門性もありますが、社会に投げかけるテーマを企画し、実行することができること」なんだそうですが・・・・・・
学芸員=ヒラで、専門性がなくて、社会に投げかけるテーマを企画し、実行することができないという定義なのか?よーわからん。

展示室の模型はほしいな・・・・・・

それからゴージャスなファッション誌にしては長谷川さんのお洋服・メイクがふつーで松永真理さんに負けてる感じでした。
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