Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

杉浦非水の大切なもの 初公開・知られざる戦争疎開資料

2023-08-31 00:25:13 | Weblog
川越市立美術館 2023年7月8日~9月3日

 杉浦非水の奥さん翠子って川越出身で福沢桃介の妹なのか!(大河ドラマ春の波濤を真剣に見ていたので福沢桃介よく覚えている)。非水は奥さんの川越の実家岩﨑家に疎開を機にいろいろ預けていて、それが残っていて整理して公開されたわけね。川越市立美術館では翠子、桃介の甥にあたる岩﨑勝平の展示とかもしてて、岩崎家とお付き合いがあって今回の展示につながったと推測。非水百花譜原画とか表紙絵とかしみじみ素敵なんだが非水、まだまだブレイクしてないな。
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幻の愛知県博物館

2023-08-27 01:20:52 | Weblog
愛知県美術館 2023年6月30日~8月27日

 そういえば総合博物館のない愛知県。しかし総合博物館があったとしたら。博物館の成り立ちでもあり、美術館の成り立ちでもある盛りだくさんの展覧会。資料ポイ展示なんだけど美術なコーナーもある。トヨタ産業技術記念館を思わせたりするところも。各コーナーが膨らませると一つの展覧会になるようなネタなので見る方が消化不良になりそうではあるが空前絶後の展覧会と思わるので行ける人はいったほうがいいです。朝ドラ「らんまん」的なものもあったが、会場はなかなか静かだった。ミツカンも面白かったけど婿養子事件思い出してしまった。
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特別企画展 文人サークルへようこそ―淇園・鶴亭・蕪村たちがお出迎えー

2023-08-26 01:07:21 | Weblog
大和文華館 2023年8月18日~9月24日

 副題のとおりの展覧会でそれだから見に行ったんだけどこの展覧会名で集客はできるのかと心配でもある。思ったより中国絵画も出ていた。河内国喜里川村の中西家が柳沢淇園とも鶴亭とも接点あったのか。いい家だな。鶴亭、特に着色なんだけど淡彩のが面白かった。少しだけ借りる特別企画展で複製の本も上手に使ってあって感心感心。
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葛飾北斎と3つの信濃―小布施・松本・諏訪―

2023-08-23 01:39:11 | Weblog
長野県立美術館 2023年7月1日~8月27日

 北斎は小布施とご縁があったようだし、諏訪の家老の肖像画もあるし、松本には弟子が、という組み合わせ。松本で活動した弟子抱亭五清の作品がけっこうまとまって見られるのが良い。北斎館、日本浮世絵博物館の作品が多いのも信濃って感じだ。北斎の山水の浙派みと思っているが、「富士越龍」(北斎館)の前景は浙派みというより袁派よね。籠に笹と鮟鱇入ってる「鮟鱇図」(北斎館)やフグが大根とぶら下がっている「双河豚に大根飾り図」にも徽宗や宣徳帝の鯉のイメージがあるのかね。
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マティス展

2023-08-07 02:03:09 | Weblog
東京都美術館 2023年4月27日~8月20日

 自分にとっての優先順位が低いので後回しにし続けていたマティス展。素描や習作の水増し感がなく、テーマ性も感じられた良い展覧会だった。彫刻やってたのあんまり知らなかった。そしてジャズって晩年に限られた制作の中で出来たものだったのね。
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怪談物のつくりかた―役者の芸と仕掛けの世界―

2023-08-07 01:53:09 | Weblog
国立劇場伝統芸能情報館 1階 情報展示室 2023年4月22日~8月20日

 国立劇場行ったときに覗けばいいやと思っていると会期が終わりそうになってしまうのである。蝦蟇の着ぐるみとか化け猫の手とかめっちゃ楽しい。そうゆう演目好きだし。四谷怪談の舞台装置の模型もあったし、怪談物が得意な尾上松助の死絵もあった(涅槃図仕立てで、妖怪たちも集っていた)。公演記録写真も興味深い。奇術文庫を活用したさらなる展示を望みます。図録も作ってちょうよ。
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口絵・挿絵でたどる演芸速記本 

2023-08-07 01:43:09 | Weblog
国立演芸場1階 演芸資料展示室 2023年4月1日~8月20日

 休室日が結構あって、展示悪くないけど一室だしなかなか後回しになってしまう展示施設。演芸速記本て黙読してたんかな音読してたんかなと気になりました。浮世絵の流れなんだけど口絵、挿絵に主に登場する画家もいるな。コマ絵の機能、浮世絵版画も含めて面白い。真景累ヶ淵の速記本見てみようかな。写真ポイ浮世絵って版画でもあるけど速記本の表紙にもあるのね。
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特別展 関東大震災-原点は100年前-

2023-08-04 01:06:42 | Weblog
神奈川県立歴史博物館 2023年7月29日~9月18日

 今年は関東大震災から100年、地震のあった9月1日あたりを中心に多くの館で関連展示が予定されていてこちらは早めに始まった。横浜の私が普段喜んでみている近代建築って関東大震災の復興建築的なものが多いのだな。そして神奈川県立歴史博物館は横浜正金銀行の建物で、関東大震災を乗り越え、その建物内で人が助かったというのがリアリティ感じて面白かった。吉田初三郎の鳥瞰図、ちゃんと建物をアップデイトしている。
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江戸東京博物館館外展示 隅田川 江戸時代の都市風景

2023-08-04 00:57:28 | Weblog
千代田区立日比谷図書文化館1階特別展示室 2023年7月7日~8月6日

 江戸博改修中で休館。館外展示をしてるのはえらいけど作品、資料よそに預けてるとしたら大変だよね。ソウル歴史博物館で開催した「隅田川-江戸時代の都市風景」のダイジェスト帰国展(+千代田区のものちょこっと)。見られないよりいいけど大展覧会で見たかった感。隅田川って今は東京の東側って感じだけどそれは東京が西に発展してったからね。図録がQRコードからダウンロードしてね、だった。小林幾英「東京名所吾妻橋向嶌真景」、明治21年か。そのころに多いんだよね浮世絵風景版画の真景。
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北斎大いなる山岳

2023-08-04 00:46:52 | Weblog
すみだ北斎美術館 2023年6月20日~8月27日

 前期後期なのですがうっかりしていて前期を見逃す。北斎の山といえば断然富士山なのだが、日本海側で18歳まで育った私はいまいち富士山に思い入れがないのであった。北斎の山岳表現に浙派みを感じた。リーフレットにあったのでどうゆうものかはわかったが、前期展示の二代葛飾北斎「倣文晁山水図屏風」見たかったな。まあ文晁も北斎も浙派みあるよね。魚屋北渓「諸国名所 肥前稲佐山」のオランダ船?が蒸気なのか雲なのかなぞの白い泡状のものに包まれていた。
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