Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像

2007-03-31 00:32:11 | Weblog
東京国立博物館 2007年3月20日~6月17日

「受胎告知」だけが本館で展示。かつてモナリザを展示したという、最近ではドラクロワとか展示してた、目玉作品を展示する部屋ですよ。「受胎告知」は一回接近したら後戻り、やり直しできません。一見の価値はもちろんありますが、近くで見てからもっかい遠くから見るとかできないんですね。まあこの後更に混むでしょう。で、作品はほとんどこの一つだけで、あとは伝承作品のテラコッタがあるだけです。平成館では複製や模型を活用した展示が行われていますが、こちらが展示物の間隔がつまっているのでなかなかストレスです。かなり混んでます。平成館の二階全部使ってもよかったんではないですか?(今は半分だけ)。まあ押し合いへし合いしてみるほどのことはないかもしれません。面白いことは面白いですけど。
というわけで「受胎告知」だけ見ればいいんじゃないでしょうか。本館で下絵の展示をしてて面白く見てインフォメーションでリストもらおうとしたら人がいなくてもらえなくてくやしかったです。
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サントリー美術館開館記念展Ⅰ 日本を祝う

2007-03-28 01:37:03 | Weblog
サントリー美術館 2007年3月30日~6月3日
プレビュー(東京ミッドタウンのプレビューでもある)に潜入してきました。

新しい美術館は・・・・・・建築家が同じだと似るんですね。馬頭広重美術館によく似ています。キレイな展示室ですが、照明を落とさざるを得ない(作品保護上)なのにあんなに黒くていいのか。それからケースの中がグレーなんですけど、白が必ずしもいいとは思いませんがグレーも果たして万能か・・・・・・
展示室が旧サントリーの約2倍になったそうですが、しかも階段を挟んで2階構成。お客さんは結構この2階構成嫌いますし、展示の区切りを階の区切りに同調させなくてはいけないので結構大変だと思います。3階がまだ若干新建材ぽいにおいがしたような気がするのは気のせいだといいのですが。

展示はキレイでした。サントリーの所蔵名品展です。いいものをキレイな展示でみるというのはいいものだ。伝土佐広周「四季花鳥図屏風」など改めて見入る。展示替えが2回あるのでコンプリートするためには後2回いかねばなりません。東京ミッドタウンもいろいろ試したいのでなるべく行きましょう。142番の升に海老が染め抜かれた蒲団地ですが、三升に海老とくれば当然市川団十郎と思うのですがそうではないのでしょうか?

美術館の後いってみたいスポットがたくさんある東京ミッドタウン。一般的には美術館へ行くまでもなく時間がつぶせてしまって、ミッドタウン人気が動員に直結するかは他人事ながら心配です。
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気になるけどたぶん行かない展覧会

2007-03-24 00:31:55 | Weblog
Ike Taiga and Tokuyama Gyokuran: Japanese Masters of the Brush
May 1, 2007 - July 22, 2007
Philadekphia Museum of Art

興味はありますし、フィラデルフィアに行って見たい気はしますが・・・・・・
たぶん行かないでしょう。図録は買います。
こういう展覧会、国の機関が協力するんならアメリカだけでなく日本でもやればいんでないの?
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よく似た展覧会とその図録

2007-03-24 00:26:09 | Weblog
「動物絵画の100年 1751-1850」(府中市美術館 2007年3月17日~4月22日)とややよく似た展覧会「大江戸動物図館」(仙台市博物館 2006年9月22日~11月5日)がありました。仙台は見にいかなかったので図録で比較。

仙台のほうは小型図録です。どうしても図版が小さい。本のようです。本にしたいのか?でも図録は図録の役割があるのでは?とつい思ってしまいます。時代も重なってますので、メジャーなものはバッテイングがあったかもしれません。両方に出ているものもあります。早いものがち?仙台のほうがいいような気がしました。

コメント (4)
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動物絵画の100年 1751-1850

2007-03-19 00:11:40 | Weblog
府中市美術館 2007年3月17日~4月22日
近年恒例の府中市美年度末から年度始めにかけての近世絵画展。ステキなチラシ、おされな図録、盛りだくさんのイベント・・・・・・誉められる要素に事欠きません。
しかしおしゃれでなくても印章がちゃんと読んである図録というのも捨てがたい。図録は冊子体ですが本ではありません。図版とデータを記録するものです。
松平定信旧蔵の明代花鳥画が若冲源流ぽくてステキ。若冲は草堂寺のものがグッド。芦雪は和歌山県博で預かってるものが見られてよい。4月10日以降に再訪問予定。
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断裂与再生 二二八事件六十周年特展

2007-03-17 17:30:26 | Weblog
ニニ八国家紀念館 2007年2月28日~4月1日

台北二ニ八紀念館(旧台北放送局)とは別に、旧台湾教育会館がニニ八事件の60周年に際して二二八国家紀念館となり、展示が行われています。
ニニ八事件とは・・・・・・戦後日本の植民地ではなくなった台湾は中華民国(国民党)の支配下に入ったのですが、台湾はここでもあまりいい扱いを受けなかったのです。それに対する反発、武力による制圧がおこり、多くの人が殺されたり行方不明になりました。この発端となった事件が1947年2月28日におこったため二二八事件というのです。その後大陸を追われた国民党政権が台湾に上陸したため、言論統制がしかれこの事件は公然とは語られることがありませんでした。
映画「悲情城市」はこの事件を背景としたものだったのですね・・・・・・
展示方法は台北二二八紀念館のほうがオーソドックス、こちらのほうがモダンな感じです。それから近代建築の中に入れるというのも(どちらもですが)高ポイント。

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世界文明瑰宝 大英博物館250年収蔵展

2007-03-17 17:08:32 | Weblog
国立故宮博物院(台北)図書文献大楼 2007年2月4日~5月27日

もしかして大英博物館の展覧会って常にどこかを巡回しているのでしょうか。以前シンガポールでも見かけたような気がします。
通りかかったので入ってみました。これが250台湾元(故宮博物院本体は160元)、絶対本体のほうが得だと思うのですが、結構こちらも人が入っていました。
やっぱり大英博物館といえばエジプト・ミイラに人気があるようでした。
日本のものもちょこっと出てました。
普通は本体の故宮博物院いけばそれでいいと思います。
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大観 北宋書画、汝窯、宋版図書特展

2007-03-17 16:59:53 | Weblog
国立故宮博物院(台北) 2006年12月25日~2007年3月25日

北宋書画
前期(12月25日~2月7日)のほうが断然よかったのですが、諸般の事情により前期日程の間にはいけず、というか、後期も別の中華なところへ行く予定がとんだのでいけたのです。
山水図は所詮墨のシミなはずなんですが・・・・・・すごいです。レオナルド・ダ・ヴィンチの遠景とも似てて、まあ行き着くところは同じということでしょうか。ありえないんだけどリアリティがあるというか。
一日目は見えなかったところが、眼が慣れるのか何が慣れるのかわかりませんが次の日には見えたりします。全てをそのように熟視することはできませんが、集中的にある程度の日数をかけて熟視することの有効性はあるようです。

汝窯
ただキレイとぼーっと見てました。
国交なくても作品て貸せるのね。

北宋図書
和本って中国の本の地方版という感じだなあと実感。中国の本自体もたくさん日本に来てますものね。

リニューアルした故宮博物院、広大な中華民国の地図とかがなくなって結構ふつーになってました。三希堂も改装してオシャレカフェみたいになってるし。
レストラン改装中で不便です。三希堂の点心でしのぐか、カフェでサンドイッチ食べるか、外の食堂いくか。今後に期待。
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北海道人樹下午睡図

2007-03-07 23:14:13 | Weblog
松浦武四郎記念館 2007年2月6日~3月18日

幕末明治の北方探検家・古物収集家松浦武四郎は生前、自分を涅槃図の釈迦としてまわりをお気に入りの収集物等で埋める涅槃図仕立ての肖像?を河鍋暁斎に依頼して生前に完成してもらいました。
その作品「北海道人樹下午睡図」は最近紹介されたりはしているのですが、その作品と現在松浦武四郎記念館に残る描きこまれた収集物を合わせた貴重な展示。涅槃図仕立ての死絵のことも思い出されとても有意義で楽しい展示でした。
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日本書誌学大系 89(1)京阪文藝史料 第一巻(日本漢学)

2007-03-04 16:58:59 | Weblog
多治比郁夫著

*ブックレビューは基本的にミクシィのつもりなのですが、これアマゾン扱いがないようで出てこないので。

多治比郁夫先生の著作集。しこしことコピーしてたのが補訂のうえ本でみられるなんてベンリ。でも自分で買うには高いのよね・・・・・・
自分の恥ずかしい勉強不足に気づいたり、調べる手がかりを見つけたり有益です。

コメント (2)
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