読了メモを書いておけば誰かの役に立つかもしれません。
(日本語のは自分で飛ばし読みすることにして)
NAKATANI Hajime
"Visual presence and Embodiment in seventeenth and eighteenth century Chinese portraiture"
The imagination of the body and the history of bodili experience
International Symposium January 18-22 2000
International Research Center for Japanese Studies, Kyoto, Japan
明清の肖像画の論文。死絵は肖像画かということを考えていて(もうこのブログでは身元割れをほとんど気にしていないのだ)その参考になるかと思って。日本の渡辺崋山とか椿椿山の肖像画って表現のことは研究されているけど、江戸時代後期の日本での肖像の意味とかそういうことはよくわからないので、手がかりになるかと思って読んでみました。
たぶん筆者の意図とは違う思い付きをしていると思います。
*顔はみっちり(三次元的)、そのほかは雑(二次元的)、というのは崋山・椿山もそう。画面内の描写密度はナンピン派の花鳥画も、花びら・鳥こってり そのほかあっさりとかやってるがそれとの共通点または相違点(ナンピン本人は画面内の描写密度はたぶんむしろ一定)
*どこまでが絵か。余白か背景か
*肖像画の像主 そこにいるような自然さと見られているという前提のポーズどちらをとってどういう肖像ができるか。
*像主の視線の向き
*肖像の魔力 たとえばドリアン・グレイの肖像のような 同タイプのストーリーは普遍的にありそう 本物そっくりの肖像のほうが実体にならないように。
*死者の肖像と幽霊の共通点・相違点