三菱が夢見た美術館 岩崎家と三菱ゆかりのコレクション

三菱一号館美術館　2010年8月24日～11月3日

　マネ展よりもこちらが開館記念展にふさわしかったのではないかと思わなくはないが、こちらのほうが難しいものが多いから二番目の展覧会なのかな～。山本芳翠の十二支が見られてよかった！３枚でなくもっと来てればもっと嬉しかった。静嘉堂・東洋文庫も出開帳。日本郵船もキリンも三菱関連なのね。梅原龍三郎の模写「パリスの審判」なんだか棟方志功ちっくと思った。西洋近代美術は大原美術館を思い出すラインナップ。

マン・レイ展 知られざる創作の秘密

国立新美術館　2010年7月14日～9月13日
この後国立国際美術館へ巡回

　意義のある展覧会だと思うし、そもそもマン・レイにそんな派手な作品がないんだとは思うけど、なんだか単調だった。

誇り高きデザイン 鍋島

サントリー美術館　2010年8月11日～10月11日

　江戸時代に佐賀藩で藩の用途（徳川将軍家への献上など）のためにつくられた高級な磁器、鍋島の展覧会。和のデザインでもあり、また中国趣味でもあります。民間の有田焼からの影響が面白かった。高級だけど実用だった、ということで何乗せたらいいかな～などと思いつつ見ました。宝尽文は中国の暗八仙からの流入もあるかな～と思いました。

伝統の朝顔―館蔵資料にみる朝顔文化―

国立歴史民俗博物館　2010年8月3日～8月29日

　くらしの植物苑で咲いている朝顔を見たらこちらの展示も見ましょう。変化朝顔の挿図を森春渓や丹羽桃渓も描いていたとは。浮世絵に描かれているのは普通の朝顔なのね。図案としての朝顔はアップリケだったりしてかわゆい。

特集展示 アメリカに渡った日本人と戦争の時代

国立歴史民俗博物館　2010年3月16日～2011年4月3日

　「現代」展示室開室記念。ドラマ、映画などで断片的に認識していたことがつながり、またそれによって立体的にわかってよかった。アメリカに多く移民している地域がわかる地図があったんだけど、今回の展示の趣旨とは違うとして、ブラジルとか満州とかも合わせて見てみたいですね。写真花嫁の手記とか面白かったです。

人間文化研究機構連携展示 アジアの境界を越えて

国立歴史民俗博物館　2010年7月13日～9月12日
この後　国立民族学博物館へ巡回

　結構いろいろ借りてて、図録も立派なんだが、なんだか散漫な感じ。もっと面白くできそうなんだけど・・・・・・。夷酋列像図が見られてよかった。

入口はこちら・・・・・・ なにがみえる？

東京都現代美術館　2010年7月17日～10月3日

　点数があってなかなか見ごたえがあった。牧野虎雄は都現美、というより都近美って感じだったけど。

こどものにわ

東京都現代美術館　7月24日～10月3日
　
　大巻伸嗣（綺麗～使用済み）、出田郷（チカチカピカピカ）はまあいいとして、作品数の割に観覧料が高いと思った。

借りぐらしのアリエッティ×種田洋平展

東京都現代美術館　2010年7月17日～10月3日

　映画「借りぐらしのアリエッティ」（アニメ）の小人の家を美術監督が作ったセット（3階）とその美術監督の今までの仕事の展示（1階）。3階は面白いけどこれって美術館でやらなきゃいけないこと？1階と3階はまるで別の展示のようでした。

虎・獅子・ライオン―日本美術に見る勇猛美のイメージ―

宮内庁三の丸尚蔵館　前期2010年7月17日～8月8日　
　　　　　　　　　　後期2010年8月14日～9月5日

　うっかりしてて前期見損ねて後期だけ。小さい展示なのにちゃんと図録もある。今年は寅年だから方々で虎展があるのね。まあ虎はたくさんあるから方々でできますわな。後期の出品作では伝相阿弥の虎、目のはじと下が赤いのが不気味。岸岱、ここらへんまでは何とか唐画かな～。獅子の置きモノかわゆい。前田青邨、銀色の獅子はプラチナ泥らしい。高級～。8月15日図録買ったら、皇室の名宝展のときの唐獅子図クリアファイルがおまけについてきました♪