Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

村上隆の五百羅漢図展

2015-12-28 22:12:30 | Weblog
森美術館 2015年10月31日~2016年3月6日

 蕭白とか日本美術史の作品からの引用が結構ある。芦雪の五百羅漢図は極小なれど村上隆の五百羅漢図は特大だ。工房で分業して作っている様子も公開してたが、部分でも出来にばらつきがあるような?若冲の犬が五百羅漢のキモノに隠れていた。
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2015年の展覧会を振り返る

2015-12-27 00:39:08 | Weblog
今年は遠征に制限があったなあ。

企画がよかったと思うのは
*蘇州の見る夢 大和文華館
ちゃんと研究して仕込んだ展覧会
*富士山―信仰と芸術 静岡県美・山梨県美
巡回の意義ある、バランスのいい展覧会
*浮世絵から写真へ―視覚の文明開化― 江戸博
*白鳳 奈良博

あと印象に残ってるのは
*各所の戦争、1940年代展
*伝説の洋画家たち 二科100年展 都美他
*桃山時代の狩野派 京博
*聖護院門跡の名宝 龍谷他

*肉筆浮世絵美の饗宴 シカゴ・ウェストンコレクション 大阪市美他
コレクションの里帰り展だが肉筆浮世絵に特化した濃い展覧会だった

肉筆浮世絵は福岡市美の展覧会もがんばってて肉筆浮世絵を盛り上げたいという業界の熱を感じだ。
福岡市美の展覧会も春画出てたが

*春画展 永青文庫
やったことがえらい。

やったことがえらい展覧会としては他に
田崎草雲 足利市美他
国宝 一遍聖絵 遊行寺他
久隅守景 サントリー美
大定信展 白河集古苑・桑名市博
唐画もん 千葉市美・大阪歴博
グエルチーノ 西美

琳派は琳派とうたってしまっているので作品の取り合いで共食いだった感じがします。


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花鳥風月ワンダーランド

2015-12-24 23:26:52 | Weblog
東京富士美術館 2015年10月27日~12月25日

 ちゃんと構成を考えた所蔵品展。前期も行きたかったが展覧会のハイシーズンにはそうそういけず、後期の会期終了間際に滑り込み。前川五嶺の実作品(人名録等で名前は見たことある)なんてレアだわ。光信くずしみたいな狩野派の洛中洛外図屏風が近くで見えるように展示されていてよかった。蛇足と言うより直庵風の鷹もあった。
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物語をえがく―王朝文学からお伽草子まで―

2015-12-20 23:11:49 | Weblog
根津美術館 2015年11月14日~12月23日

 特に目玉作品があるわけでないのにちゃんとお客さんが入っている根津美術館、すごいな。源氏絵は桃山の狩野派ぽいやつが面白かった。曾我物語図屏風は右隻が狩り、左隻が複数の筋が楼閣や幕の中で展開。道成寺モノの賢覚草紙は僧侶がお告げのあった女の子を刺して、しかもやっぱりその女の子が蛇になって鐘にからみつくって気分の悪い話だ。同時開催の扇面歌意図巻はいろんな物語、歌のイメージ化が面白かった。
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プラド美術館展―スペイン宮廷 美への情熱

2015-12-18 23:48:09 | Weblog
三菱一号館美術館 2015年10月10日~2016年1月31日

 プラド美術館、そしてバルセロナへ巡回した展覧会を再構成したものなのね。小品で構成されてるのが三菱一号館美術館の建物にあってたかも。プラド美術館では展示されてても注目して見なさそうなものをじっくり見るよい機会であった。
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肉筆浮世絵美の競艶 シカゴ ウェストンコレクション

2015-12-18 23:30:37 | Weblog
大阪会場、長野会場巡回済み
上野の森美術館 2015年11月20日~2016年1月17日

 漆器を集めていたウェストンさんが展示で取り合わせられたことからたい肉筆浮世絵に興味を持ってここ20年くらい集めたものだそう。体系的に集める、ってのがアメリカ的な気がする。散り散りになった有名なコレクションから集まってきてる。東京会場は浅い仮設ケースでの展示が多く大変見やすかった。
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水―神秘のかたち

2015-12-16 02:09:43 | Weblog
サントリー美術館 2015年12月16日~2016年2月7日
龍谷大学龍谷ミュージアム 2015年4月9日~5月29日

 水と生きる、だからサントリーの所蔵品ぽい展覧会?でもそれにしてはチラシに金剛寺の日月山水図屏風とかあるしな、と思った展覧会の内覧会に潜入してきました。そうか龍谷ミュージアムに巡回するのか、だからがっつりと中世美術の展覧会なのかと納得。水と信仰ということで竜神とか雨乞いとか弁天とかを取り上げてて珍しいものの多い展覧会だった。龍の持つ宝珠を収めたという「春日龍珠箱」にはいろんな絵が描いてあるし、山の形をした宝珠台とかすごい。蓬莱山を表したものもいくつかあったけど、蓬莱山ってもともとそのまま墨江武禅が石を使って作った占景盤みたいなものなんだと納得。
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花と鳥の楽園―花鳥を写した絵画と工芸―

2015-12-13 00:31:23 | Weblog
大和文華館 2015年11月20日~12月25日

 所蔵品と少し借用してやる特別企画展。中国とかいろんなものがあるので展示に説得力がある。円山応挙「雪汀双鴨図」が、鳥がもふもふで地塗りがあって氷もあっていい作品だ。松村景文の似たのも借りてて四条派が受け継いだもの、受け継がなかったものを考えさせる。呉春「孔雀図」(洛東遺芳館)見て岡田米山人とか思い出した。
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おん祭と春日信仰の美術―特集 御旅所―

2015-12-13 00:14:20 | Weblog
奈良国立博物館 2015年12月8日~2016年1月17日

 春日若宮おん祭に合わせた恒例の特集展示ですがたぶん初めて行った。猫に小判だが面白かった。公園にも鹿、展示室にも鹿。いろんな宮曼荼羅も面白かった。
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武蔵野の禅刹平林寺 伝来の書画名品展

2015-12-13 00:03:49 | Weblog
花園大学歴史博物館 2015年9月24日~12月12日

 家の近くのお寺の名品展を京都で見てしまった。大河内松平家の菩提寺なので殿様芸の絵画がある。松平輝高結構上手。長谷川派の後のほうのもある。中国絵画も面白い。禅寺でも結構いろんな絵があるものですね。ちゃんとした図録もあった。
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