Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

DENTRO CARAVAGGIO

2017-12-31 22:35:29 | Weblog
パラッツオ・レアーレ、ミラノ 2017年9月29日~2018年1月28日

 点数は約20点なんだけど、これ基本的に全部カラヴァッジオですよね? 濃い展覧会だ。そして全ての作品にX線写真とその分析がついている。予約して行かないと列が短そうに見えてもすごく待たされる。入ればそれほどでもなし。オーディオガイドが入場料に含まれてて英語版もありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Kuniyoshi (国芳)

2017-12-31 22:10:49 | Weblog
ペルマネンテ美術館、ミラノ  2017年10月4日~2018年1月28日

 イタリア初の歌川国芳展。1コレクションからの展示ということだが国芳と言えば思い出される、大骸骨のある相馬の古内裏とか金魚とか大クジラとかはちゃんとある。しかしなぜかメインビジュアルがたぶん猫おしで「山海愛度図会 ヲゝいたい 越中滑川大蛸」なのであった。展示は分野別でオーソドックスな展示だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Il CINQUECENTO A FIRENZE

2017-12-31 22:00:47 | Weblog
ストロッツィ宮(パラッツオ・ストロッツィ) 2017年9月21日~2018年1月21日

 ミケランジェロからポントルモ・ジャンボローニャまで、16世紀フィレンツエ美術の展覧会。ウフィツイとかだとものはもちろんいいんだけど消化不良になりそうなところをよく整理してあってよかったと思う。フランスとかからも借りてた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Il rinascimento giapponese

2017-12-31 21:31:19 | Weblog
ウフィツィ美術館 2017年10月3日~2018年1月7日

 日本のルネッサンス、桃山時代の花鳥風月屏風絵展。中国山水も混じってるけど……。文化庁、東京国立博物館、京都国立博物館、大阪市立美術館などからの名品と珍品のミックスで日本では見られない展示なので年末にイタリア旅行を組んで行ってきました。フィレンツェ行ったことなかったしね(イタリアは通算3週間くらい滞在してイタリア語も少し話せるのに)。展示替えするんだ……。いや、海外だと3か月とかありだから。3期目で見られて面白かったのは「山水屏風」の江戸時代の写し、文化庁の「浜松図屏風」(建物や網はあるけど人がいない、四季)、長谷川等伯展に出てない長谷川等伯「四季山水図」(等観寺)、宗達より光琳に近そうな伊年印「四季草花図」(東京国立博物館)など。図録が横開きで屏風展にぴったりでよろしいですが、全部イタリア語だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

没後150年記念 菊川英山 後期

2017-12-16 01:36:36 | Weblog
太田記念美術館 2017年11月3日~12月10日

 英山の展示は珍しいので後期も行っておくことにしました。歌麿の影響から抜けて、英泉や国貞を準備した感じ。この展覧会の展示品が色がよく残ってるってこともあるんだけど、配色は時代性があるとはいえ英山の特徴もあるのかなと思った。色数をどうするかは値段とも関係しそうだけど。虎はポピュラーな画題だけど十二支需要もありそうだから、署名とかから年代を決めてく時に辰年よりも寅年の可能性が高い?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鏨の華―光村コレクションの刀装具―

2017-12-16 01:20:50 | Weblog
根津美術館 2017年11月3日~12月17日
この後大阪歴史博物館、佐野美術館へ巡回

 刀装具とそのコレクターに注目した展覧会。コレクターは美術印刷を起こした人でもあって豪華本『鏨廼花』を出版したり、昔の金持ちらしくクローズドな展示会などもしていた。刀剣もあるけど、主には見て楽しい刀装具の展覧会。根付とかとも通じる、機能と意匠を両立して面白くする感じ。展覧会の図録はコレクターの創業した会社、光村印刷だった。そりゃそうだよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディエゴ・リベラの時代

2017-12-10 22:51:24 | Weblog
埼玉県立近代美術館 2017年10月21日~12月10日

 メキシコからいっぱい借りて、北川民次もフィーチャーして、フリーダ・カーロも出てて、大がかりなのに単館開催で意外。特別展には埼玉県立近代美術館の所蔵品より名古屋市美のほうが多くない?名古屋市美でやらないのか。日本美術もすでにグローバル化してる時代の話なので日本美術ならあれに似てる、とかそういう見方もできるし、ピカソとも接点がある。展示品のなかにあるスペイン語のテキストがそこそこ読めるようになったのでいっそう楽しかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウェールズ国立美術館所蔵 ターナーからモネへ

2017-12-10 01:37:21 | Weblog
広島、愛媛、熊本、愛知会場巡回済み。
静岡市美術館 2017年11月23日~1月28日
この後福井会場へ巡回

 ウェールズ国立美術館のコレクション展。首都圏も関西も回らない巡回展。イギリスの館だけどフランス近代美術が多少まとまってある、とはいえ有名な人のものがまんべんなくあるわけでもなく特に目玉的な作品があるわけでもなく、展覧会としてまとめるのは大変。ウェールズ行かなくて見られてラッキーみたいな。画家の解説はあるけど会場に作品の解説ないし。ティソがよかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しき庭園画の世界 江戸絵画にみる現実の理想郷(二回目)

2017-12-10 00:53:06 | Weblog
静岡県立美術館 2017年10月21日~12月10日

 展示替え、画巻の巻替えもあったので再訪。ケースと画面のフォーマットの関係で図録とは違った配置になってるんだな。伝仇英「四季仕女図巻」(大和文華館)ってヌード(ネイキッド?)があるな。春宮画の世界でも使えそうだな。そういえば春画でどんな庭出てきたっけ?伝仇英「九成宮図巻」(大阪市立美術館)、ドラマ「武則天」って本当はこういうところで展開しているのねっ。庭園て建物があって庭だから界画思い出したけど、もしかして界画にも庭へばりついてるのかしら。今度から気にしてみよう。狩野永納「蘭亭曲水図屏風」(静岡県立美術館)にところどころ蘭が生えてるのがいい、鵞鳥に酒飲ませてフォアグラ作るような連想をするがそんなことはない。池大雅「高士訪隠図屏風」(京都府 京都文化博物館管理)の画中画が倪サンぽいのがいつも気になっている。倪サンも庭園好きだったはず。花陽山人は鉢植の園芸やってるな。思えば「唐画もん」にもいっぱい庭園図あったな。原在明「酬恩庵庭園真景図巻」(酬恩庵)って庭のパーツを描いてる絵に見える。勝川春章「美人鑑賞図」(出光美術館)の庭は六義園として、遠景の木がなんか文晁の描く木ぽい。まあそういう剪定が流行ってたのかもしれないけど。野呂介石「阿古瀑布図」ああこれも画家が実見しない真景図だな。狩野養信「鷹狩図屏風」(板橋区立美術館)これが大名庭園の鴨場だとしたら特定の庭や特定の鷹狩と結びつくんだろうな……。全般、名所のように庭を作って、その庭を名所絵みたいに描くんだな、複雑だなと思ったりした。実景を庭のように見るってのもあるしな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あこがれの明清絵画~日本が愛した中国絵画の名品たち~

2017-12-03 00:57:42 | Weblog
静嘉堂文庫美術館 2017年10月28日~12月17日

 静嘉堂の明清絵画をよく調べて展示した展覧会。沈南蘋の猫は谷文晁派の模本があり、椿椿山の作品に似たのがあるのが、直接的な関係あるのかもしれん。そのほか旧蔵者とか伝来とかを解明。すでに江戸時代に日本にあったものを明治時代に集めたものが中心なので、江戸時代の画家が模写したりしてる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする