Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

没後10年 川端謹次展

2008-07-20 00:57:42 | Weblog
神戸ゆかりの美術館 2008年4月5日~7月27日
地元画家の展覧会。「神戸ゆかりの美術館」というのがいま一つよくわからない。
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チャイナ×チャイナ×チャイナ チャイナドレスの変遷史

2008-07-20 00:53:59 | Weblog
神戸ファッション美術館 2008年7月12日~10月7日
チャイナドレスが結構好きなので行ってみた。たくさん飾ってあったけど、どのようにして現在のようなチャイナドレスができたのかはあまり分からなかった。所蔵者の博士論文読めばわかるのか?ほしいのはいくつかありました。erosのウォン・カーウァイ担当パートでそういえばチャン・チェンの仕立て屋が作ってたなあ。
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コレクションの精華 つたえたい美と歴史

2008-07-20 00:46:33 | Weblog
神戸市立博物館 2008年7月19日~8月31日
要するに神戸市博の名品展ですが、こちらはコレクションの割にコレクションを飾る機会が意外に少ない(ブロックバスター展が結構入るので)ので貴重な機会。
図録もあります。定番の名品と飾ってなかったものがミックスされているのもよい。「小敦盛絵巻」かわゆい。狩野吉信「一の谷・屋島合戦図屏風」絵としてもみどころあるな。七福神が洋装の引き札笑える。「世界四大洲図・四十八カ国図屏風」美術としてもやる価値がありそう。透視遠近法をちょっとかじった遠小近大構図だけど中国的な枠組みも生きている。「泰西王侯騎馬図」池長金具が素敵。このレベルで洋風にもってくにはモノ写しだけでは無理で手とり足とりの指導があったんだろな。「四都図・世界図屏風」この絵の具の不透明感も洋風なのねん。ザヴィエル像の画家は洋風としては半可通かという気もあらためて(だからダメというわけではなく)。狩野内膳「南蛮屏風」今更ながら名品。ちょっと洛中洛外図屏風~風俗図という流れの中にもおいてみたい。人物の姿型も。喜多長兵衛「隠元像」自写実性 隠元顔>隠元着物>>>獅子 喜多元規「王心キョ」長兵衛のほうがむしろ線ぽい?この2点に限ればか。逸然「羅漢渡水図巻」均質な線の細かい感じは版ぽい。若芝「群仙星祭図」なぜ星祭図なんだろう・・・・・・意外と持ち物書いてる。八仙の系譜における。熊斐「王母献寿図」プライスコレクションの岩井江雲の「三千歳図」と結構似たパターン。彫塗とか熊斐のほうが奇想っぽい。虫食いはっぱとか若冲のもとはこの辺かも。渡辺秀詮「長崎唐館交易図巻」長崎での洋風と中国風はやっぱり近い。川原慶賀「長崎港図・ブロンホフ家族図」この二図が衝立というフォーマットを持つ意味は?鶴亭「四君子・松・蘇鉄図」若冲と共通する要素は少しあるが、かなり違う。その違いは画家の個性だけか?大友月湖「群虎図屏風」すごい隠し玉(笑)なんか構成が不思議。岩が抽象的だし。蕭白と並べてみたい。広渡湖秀「桃に鹿図・巌浪双鶴図」確かに張月樵とかと同じ雰囲気が・・・・・・ 秋田蘭画、ナンピン派との共通点と違い。不透明感は秋田蘭画にも多少ある。蓮図の青空はちょっと雲があるのか?雲があるのは洋風という気が。
展示内容には何の不服もないのですが、冷房が恐ろしく寒かった・・・・・・
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国宝法隆寺金堂展

2008-07-19 01:43:47 | Weblog
奈良国立博物館 2008年6月14日~7月21日
お寺では薄暗くてよく見えないものがややよく見える貴重な機会ですが私には猫に小判、というか玉虫だった気がします。すごく施工にお金かかってそう。あと展示スペース、点数の割に若干割高感があった感じでした。
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特別陳列 庶民の祈り 志水文庫 江戸時代の仏教・神道版画

2008-07-19 01:40:46 | Weblog
奈良県立美術館 2008年6月7日~7月27日
特に思い入れなく時間調整で入ってみたのですが、あたりでした。すごく美術品だったかどうかはわかりませんがこういうイメージも流布していたわけです。個人的には涅槃図つながりで死絵ネタ(西郷隆盛の死絵とか)があったのが収穫。嵐りかんのは見世物つながりが多く入ってる。村上東洲は制作年代が推定できる版本挿図に年齢を入れていたので生年おさえられるかも。和合神と寒山拾得の境はどこにあるんだろう・・・・・・ 入場すると無料で少し図版の入った解説目録がもらえます☆
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千葉市美術館所蔵 浮世絵の美展

2008-07-19 01:32:47 | Weblog
岡山県立美術館 2008年7月18日~8月24日
所蔵品を館で飾っても特別展ではないから人はこない。だから所蔵品を交換してそれぞれ特別展にする、という作戦。千葉市美でもここまではかざらない(200点)なのでいい機会だが、若干幕末明治ものが多いか。図録は千葉市美術館所蔵浮世絵作品選の焼き直しだが、すでに品切れなのでいって買うべし。
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藤原啓・雄父子展

2008-07-17 22:40:04 | Weblog
岡山県立美術館 2008年7月18日~8月24日
内覧会にたまたま紛れ込みました。備前焼の展覧会です。お父さん藤原啓さんの亀がついた作品がかわゆくて気に入りました。伝統工芸だけど民芸ぽい?あと意外と作風ってあるんだなと思いました。地元で顕彰する以外のアプローチでも見てみたいですね。
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フランスが夢見た日本

2008-07-09 23:03:55 | Weblog
東京国立博物館・表慶館 2008年7月1日~8月3日
ジャポニスムの、日本の版画版本から図どりをしたお皿をなるべく原画を探して一緒に展示した展覧会。お皿は結構ラブリーですが、1000円にしてはプチ展覧会(というのは常設分が自動的に入ってるからだと思うけど)。この展覧会仮称の時には副題に「若冲」が入ってて、そのとおり若冲ぽいお皿ありました。時代もわりと新しいし、図版で伝わってたんじゃないでしょうか。ただまる写しじゃなくてとり合わせたり、ピックアップしたり工夫あります。あと食材ぽいものの絵が多い気がした。
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中国の山水と花鳥 明清絵画の優品

2008-07-09 01:48:04 | Weblog
町田市立国際版画美術館 2008年6月28日~8月3日
個人コレクションの中国絵画展。今まで未公開のもの多し。江戸絵画って結構中国絵画史の中にあるよなあと改めて実感。浦上玉堂は米法山水くずれだよな・・・・・・。南画・文人画はもちろん応挙とかにも入ってるよな・・・・・・。最近マイブームの袁派があってうれしかった。ワタシはへたうまより超絶テクニシャンみたいなのが好きなのだ。方薫「胡蝶図巻」応挙の百蝶図や岸岱の金毘羅さんの群蝶図とかと同時代現象。きれいな蛾は蝶と一緒に描かれるまたは蝶と蛾をあまり区別してない?ミラネーゼ郎世寧、油絵でなくても西洋テクがあればあそこまで洋風になり、日本の洋風画は油絵を目指した画材でも洋風度はあの程度だ。日本の洋風画の洋風を過剰読み込みしてないか?ライオンもネコ科だが、子ライオンは小熊のようだった。張翎「花下仕女図」なんかすごく秋田蘭画ちっくなんですが・・・・・・北京故宮に司馬江漢チックなのがありますが若干洋風うすまってる?人の顔みたいなザクロは蕭白もやってたな。汪雲従「降龍尊者図」秋田蘭画チックでもありやや北斎の肉筆ぽくもある。八仙わかれの二仙図、花かごをもった仙人が誰かは八人そろってないと決めにくい(八人そろってても決めにくいことはある)この花かご君は足もとが良家の子息風には見えないのでワタシは藍采和に一票。
面白いものがみられる貴重な機会と思いました。
展覧会の名前を工夫したら、という意見を耳にしましたが、ある意味このタイトルが一番正直という気もします。
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対決 巨匠たちの日本美術

2008-07-08 00:04:35 | Weblog
東京国立博物館 2008年7月8日~8月17日
内覧会に潜入してまいりました。『国華』という日本東洋の古美術の研究雑誌の創刊120周年記念展でもあります。100周年記念展「室町時代の屏風絵」と比べて(もちろん100周年と120周年はメモリアルイアーの重みが違うが)、展覧会をめぐる状況が変わったなあと思わざるを得ない。室町時代の屏風絵展はわかる人だけわかればいいという感じが良くも悪くもありましたが、対決展は人を入れにいっている、メジャー館ブロックバスター計画。
「対決」といっても組み合わせによっては「共演」だったり「比較」だったりです。(歌麿写楽同人説をとれば同一人物というのもあるか)。ひとひねりした名品展というところでしょうか。名品てんこもりでおなかいっぱいです。やりすぎ?
国華らしいのは新出作品の紹介。それから「対決」でも「共演」でもいいのですが、雪舟と雪舟風雪村とか、新出永徳と聚光院とか、うまい取り合わせもあり。
章扉解説おもしろい。作品解説はややばらつきあり。
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