Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

わたしはどこにいる? 道標(サイン)をめぐるアートとデザイン

2019-03-31 00:48:14 | Weblog
富山県美術館 2019年3月9日~5月19日

 ここでいう「サイン」というのはスターが色紙にするやつでも野球選手がやるやつでもなく、標識とか案内板とか人を目的地に導くもの。美的にデザインされてもいるサインのデザインとサインに関連して場所との関係性を追求した現代美術作品の展覧会。もちろん富山県美術館自体にもサイン計画はあって、そのサイン計画のデザイナーは出品作家でもあり、会場構成と会場のサイン計画もやっているというどこからどこまでがサインでどこからが作品なのかよくわからなくなる。それも「わたしはどこにいる?」なのか。サインってその場から切り離して持ってくるとオブジェ的に、現代美術的になるんだけどそれってサインとしては機能してないんだよね。修悦体って、テープで作んなくても修悦体なのかな?
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西洋人の描いた日本地図

2019-03-27 01:04:10 | Weblog
Bunkamura Box Gallery, Wall Gallery 2019年3月24日~3月31日

 ゼンリン地図の資料館って小倉にあるのか。コレクションから西洋人が描いた日本の地図を展示。だんだんそれらしい形になるのになかなか北海道が正しくならない。ラテン系の国で出版された地図は多少字が読めるのも楽しい。
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インポッシブル・アーキテクチャー

2019-03-25 00:32:15 | Weblog
埼玉県立近代美術館 2019年2月2日~3月24日
新潟市美術館 2019年4月13日~7月15日
広島市現代美術館 2019年9月18日~12月8日
国立国際美術館 2020年1月7日~3月15日

 完成しなかった、もしくはプランだけの建築を紹介する展覧会。そもそも展覧会では建築そのものは展示できないので展覧会というメディアにはあっている。インポッシブルといっても結果として作られてないだけで可能な建築もあった。新しいほうだとプランの完成予想図でも本当にあるみたいに見えるので現実と仮想の区別があいまいになる。一方建築ってその大きさで中に入って実感するものでもあるので建築の展覧会はいつも隔靴掻痒である。ブルーノ・タウト「生駒山嶺小都市計画遠望図」、近鉄だな~と思って所蔵先見たら大和文華館だった。大和文華館、奥が深い。ザハ案新国立競技場は本来ポッシブルだったとの主張があった。
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クリスチャン・ボルタンスキー

2019-03-22 00:43:33 | Weblog
国立国際美術館 2019年2月9日~5月6日
この後東京会場、長崎会場に巡回。

 現代美術得意でないけどそこそこ見慣れているので、つい高尚なお化け屋敷、とかパビリオンとか思ってしまう。映画っぽいなとも思った。いえメッセージだけでなく楽しめもするのでそれでいいよね。ひもで作ったカーテンのスクリーンに顔を映して、そこを通り抜けるとか楽しいし。部分部分は似たことやってる人もいるので時代性あるな、とか同じようなこと考えるんだなと思いました。
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明恵の夢と高山寺

2019-03-22 00:31:15 | Weblog
中之島 香雪美術館 2019年3月21日~5月6日

 中之島香雪美術館、はじめてのいっぱい借りる特別展? 縁深い朝日新聞社と共催。すごく人が入ってもいい前提の体制になっているが、初日昼前はまあ一応鳥獣戯画は並ぶけどって程度だった(開いてる長さが違うとはいえ、東京国立博物館の鳥獣戯画展の行列を思えば並ぶうちには入らない)。明恵の夢の記録「夢記」は香雪にもあるからこの展覧会やるのね。「夢記」やばいわ。変な夢も記録して800年後に伝わってて明恵はそれでいいのだろうか。
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京都府内の学校所蔵考古・歴史資料展2

2019-03-21 00:46:57 | Weblog
京都文化博物館 2019年3月9日~4月21日

 昭和30年代の北白川小学校、児童が調べてお家の人に聞いたら、お家の人が京大の先生ですごく詳しかったのがウケた。昭和30年代~40年代の地域学習や綴り方の盛り上がり、昭和50年代に本読んでると出てきたのでまあわかる。高校の先生が地域の大事な専門家だった時代、あった。学校ってときどき博物館資料的なものあるよね、特に京都はあるんだなと実感。昭和初期に制作・販売した学校教育・研究のための模型標本も面白かった。必ずしもオリジナルじゃなくてもモノとして機能して面白い。
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北野天満宮 信仰と名宝―天神さんの源流―

2019-03-21 00:32:36 | Weblog
京都文化博物館 2019年2月23日~4月14日

 天神の総本社、北野天満宮の展覧会。けっこう歴史の展覧会でもある。「北野天神縁起絵巻」承久本しびれる。神仏習合では天神は十一面観音とか、酒麹商売は天満宮に所属する西京神人に独占を認めたとか、北野社頭図ってたくさんあるだとか勉強になった。
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温故礼賛―百花繚乱・相国寺文化圏 Ⅱ期

2019-03-21 00:21:53 | Weblog
相国寺承天閣美術館 2019年1月13日~3月24日

 室町時代以外のモノも禅寺的に展示されていた。近世絵画では柴田是真「滝桜小禽図」から円山応挙「大瀑布図」へ続くところが滝つながりでうまいと思った。場所は離れてるけど文正「鳴鶴図」と「松鶴図屏風」が鶴丸でつながるのもよかった。
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中国文房具と煎茶

2019-03-21 00:03:51 | Weblog
泉屋博古館 2019年3月2日~5月6日

 泉屋博古館所蔵の住友コレクションの核を形成した15代当主住友春翠は中国文房具を数多く集めていたので、中国文房具と煎茶趣味に注目して、煎茶席のように第*席として作品を展示。第一席は銅の住友らしく青銅器から。第六席は煎茶席そのもの。家にも四角い大きめのお盆が欲しくなった。盆栽そのものは美術館では展示できなくて残念。真景のサンプルも得た。
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茶道具で花見(前期)

2019-03-20 23:54:51 | Weblog
野村美術館 2019年3月9日~4月21日

 通りかかったので入ってみた。明和2年仙嶺落款の円山応挙「嵐山春喜図」、「淀川両岸図巻」みあってよい。伊年印「草花貼交図屏風」は名前わかってる人では立林何帠に近い気がする。地階では狩野派展もやってて満足。
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