Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

小倉遊亀と院展の画家たち展

2019-04-28 10:20:44 | Weblog
静岡市美術館 2019年4月6日~5月26日
この後島根会場、富山会場へ巡回

 休館中(いつまで?)の滋賀県立近代美術館所蔵品による巡回展。小倉遊亀は美術館建設計画に合わせて寄贈してくれてる地元出身の大画家でそれに合わせて集めたもので展示。小倉遊亀って絵もさることながら本人が相当クレバーだよな。そして中年になって相当年上の男性と結婚して、その人はじきになくなって、養子もらうけど養子が先に死んじゃうのか。
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屏風爛漫

2019-04-28 01:17:18 | Weblog
静岡県立美術館 2019年4月2日~2019年5月6日

 所蔵品、寄託品による企画展だがチラシとや別チケットを作ってる。目玉はモザイクの伊藤若冲「樹花鳥獣図屏風」でしょうが、屏風の機能とかに注目した展覧会。ケース内床面と同じ高さに畳を敷いた台を作って、ケース内の屏も角に立てて、屏風に囲まれる感じを体験できるようにしたり、マグネットを仕込んだ無地の金屏風にマグネットを付けた切り抜きのモチーフを配置出来たり、屏風の後ろ見せたり楽しい。古美術の展示で行くことが多いので気づいてなかったけど結構近代の屏風もあるのね。狩野山雪、長沢芦雪が二双出てるのも豪華。鈴木松年が蕭白替わりだとしたら結構奇想だ。円山応挙「雪松図屏風」のバリエーションの森川曽文や場所のわからない中国風な雰囲気もある長谷川玉純「富士山図屏風」が面白かった。二曲一隻が二段で続いてる小松均「赤富士」にびっくりしておしまい。
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四条派への道 呉春を中心として

2019-04-22 00:54:46 | Weblog
西宮市大谷記念美術館 2019年4月6日~5月12日

 呉春を中心とした、ちゃんと図録もあるいい展覧会。京博も所蔵品を生かして呉春展でも四条派展でもできるんだな。柴田義董の若描きらしい「海神図」、画題は長沢芦雪の浪上群仙図に似ている。同じ泊舟を描いた作品、呉春と岡本豊彦を比べると、呉春のほうがきっちり描いてるようだった。豊彦はそれらしく見せるのがうまい感じ。呉春については大きな会場での網羅的な展覧会ものぞまれる。
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江戸の奇跡 明治の輝き―日本絵画の200年

2019-04-21 00:17:21 | Weblog
岡山県立美術館 2019年3月15日~4月21日

 江戸時代は江戸時代中期からなので18.19世紀の日本絵画って感じ? 伊藤若冲は奇想の系譜展や伊藤若冲展が並行していることを考えるとよく集めたと思う。文人画が多くて琳派が少ない。狩野派は狩野永岳と逸見一信「五百羅漢図」二幅のみ。浮世絵も少ない。名品展で名品出てるからそれでいいんだけど、ちょっとアンバランスな感じはする。明治のほうは林原美術館のものが面白かった。
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東国の地獄極楽

2019-04-15 00:51:21 | Weblog
埼玉県立歴史と民俗の博物館 2019年3月16日~5月6日

 埼玉県ゆかりの熊谷直実(蓮生)~浄土宗の三派とその美術~地獄と極楽。阿弥陀様まで座ってる来迎図なんてあるのか。知らなかった。徳川家は三派のなかでも白旗派で、他の派の寺も白旗派に転向?するというの今日初めて知った。近世の地獄と極楽では諸派を学んだ感じの江野楳雪の作品が面白かった。快慶風の仏像も出てきたんだよね。
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メアリー・エインズワース浮世絵コレクション―初期浮世絵から北斎・広重まで―

2019-04-13 01:30:46 | Weblog
千葉市美術館 2019年4月13日~5月26日
静岡市美術館 2019年6月8日~7月28日
大阪市立美術館 2019年8月10日~9月29日

 桜美林大学の姉妹校、というか日本の桜美林大学はアメリカのオーバリン大学の名前に倣って命名されている。そのアメリカのオーバリン大学のアレン・メモリアル美術館にある、メアリー・エインズワース浮世絵コレクションの展覧会。アレン・メモリアル美術館に浮世絵があることはまあ浮世絵研究者は知ってただろうけど、少なくともまとまって日本で展示されるのは初めて。状態いいのを選んできているのだろうが、初期浮世絵から状態のいいものがたくさんある。鈴木春信の水絵などもあって面白いが、有名な図柄のモノは比較的少ない? 歌麿の五枚続とか七枚続があったり、異版が二点、三点展示されていたり、珍しいものが見られた。No.56、猫なのか犬なのかよくわかんない動物と禿が遊んでいる(解説には猫とある)
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東日本大震災復興祈念 伊藤若冲展

2019-04-07 02:04:19 | Weblog
福島県立美術館 2019年3月26日~5月6日

 なぜ若冲展が復興祈念なのかは今一つよくわからない。若冲人気が続いているので観客多いが、東京あたりでの混んでる展覧会を見ればそれほどでもなかった。アメリカの美術館から借りてる。奇想展等もあったので若冲の色のついたものはとても少なく水墨画が多く展示されていた。
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パリに生きた銅版画家 長谷川潔展―はるかなる精神の高みへ―

2019-04-05 01:58:06 | Weblog
町田市立国際版画美術館 2019年3月9日~4月7日

 所蔵品だけで長谷川潔とそれに関連付けられる作家の作品で展覧会できるのか。偉いな。作品は静かにきれいでよかったけど、照度の制限もしてるし、建物は古くなってきてるし、なんかもうちょっとキラキラしたものが(展示室の外でもいいけど)ないと苦しいかもと思った。
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へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで

2019-04-05 01:38:16 | Weblog
府中市美術館 2019年3月16日~5月12日

 「へそまがりな感性」が生み出してきたと称する数々の絵画って、へそまがりな感性から出てきたんですかね。禅画も俳画も南画もへそまがり?ゆるい造型、ゆるい構図ってゆるく作ってるものと、上手にできなくてゆるくなってるもの区別する必要があると思う。中村芳中の押絵貼屏風、十二カ月だとは思うけど順番一部入れ替わってる疑惑。石崎融思「唐人物図」って三幅対の一番右なのかもと思った。へそまがりを言うには部分的な比較対象以上に何が正統なのかを定義しないといけないから大変だ。
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