Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

1909 現代名家百幅画会

2023-11-30 01:52:31 | Weblog
日本橋高島屋S.C.本館8階催会場 2023年11月29日~12月12日

 お歳暮取り扱いの催物会場の一角で開催。高島屋が明治42年に東西の当時の著名画家にサイズと表具をそろえて描かせた、現代名画百幅画会をパネルで再現し、その他資料、現存作品等を展示。7月に依頼して8月にあつめている。結構満遍なく画家を集めてる感じ。その顔触れ、作品も面白いけど既製品の新品の絵画の流通ってことよね?そして百幅シリーズはこの後も続くのであった。竹内栖鳳「アレ夕立に」は百幅の番外で当時も飾られたとかで今回も飾られている。
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陶の仏 近代常滑の陶彫

2023-11-30 01:43:33 | Weblog
高島屋史料館TOKYO 2023年9月16日~2024年2月25日

 焼き物とで彫刻のように作ったものは彫ってはいないけど彫なのか。そこまでする、焼き物でそれをする?との驚きに満ちています。観音を作って配るとという取り組みも面白い。そしてそんな常滑の取り組みが可能になったのは下水道の土管が上手に焼けたからというのも面白かった。常滑行ったら色々見られるのかな?
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北宋書画精華

2023-11-30 01:31:50 | Weblog
根津美術館 2023年11月3日~12月3日

 さすがの根津美術館も館蔵品には北宋の書画はないのか?それなのによく開催したな……。そして北宋に比べれば南宋のものっていっぱい残ってるんだなと再認識しました(実際北宋と結び付けて出してるけど南宋のものも出ている)。李公麟「五馬図巻」(東京国立博物館)の再発見が契機になったらしく、グッズ作ったり、推してるけど、え、それならトーハクでやればいいのにと思ったりした。円山応挙って李公麟的な描写を目指してたのかな?
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戸張孤雁の芸術展

2023-11-30 01:19:30 | Weblog
中村屋サロン美術館 2023年9月13日~12月3日

 戸張孤雁、私的には版画のイメージが強いのだけど彫刻もやってたことは知識としては知ってて、彫刻も含めての展示なので見に行ってみました。肺結核で45歳で亡くなってしまう人ですが、病気でアメリカから帰国した後も20年位は生きていろいろやってた。そのうち死ぬと思いながらできることをする感じだったのか?碌山美術館へも一度行ってみたいと思いました。
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没後80年 跡見玉枝

2023-11-27 13:06:44 | Weblog
跡見学園女子大学花蹊記念資料館 2023年9月28日~12月8日

 休館日土日祝、開館時間10時~16時、いったん気づいたけど見失いかけていた展覧会、チラシをゲットしたので忘れず行くことができました。跡見花蹊の従妹、皇族や華族などになどに絵を教えた画家。鹿島卯女の先生だったのか。画塾精華会が近年まで受け継がれてたのすごいな。真景のネタも拾えたので行けてよかった。
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〈川越の美術家たち〉 中村一美展

2023-11-26 01:10:25 | Weblog
川越市立美術館 2023年10月21日~12月10日

 カラフルな抽象絵画の展覧会。ほぼほぼ作家蔵で、存在の鳥、破庵、聖の三シリーズから近作および新作を紹介とのこと。川越に20年位住んでたらしい。出身地千葉でもそのうちやったりするのかな? いろんな色使って一応まとまった感じに仕上げるのが腕の見せどころか。抽象絵画はある意味ニュートラルだから、いろんなところで壁面装飾できるけど大きさにもよるなと思いました。
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皇居三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室と石川 麗しき美の煌めき

2023-11-25 01:47:55 | Weblog
石川県立美術館・国立工芸館 2023年10月14日~11月26日

 「収蔵品展」だけど三の丸以外のもの出てますね。というか館外で収蔵品をやるの? なんで県立美術館と国立工芸館にまたがって開催されるのかはいまいち理解できませんでした。金沢だから工芸を多く出しているのかしらん。展示替えがあってチラシの伊藤若冲は11月5日までと書いてありますが後期も動植綵絵の2点は出ていました。竹中大工道具館で大工してるところで紹介された作品があって大工してるところをしげしげと見てしまった。
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御殿の美

2023-11-25 01:25:24 | Weblog
石川県立歴史博物館 2023年10月14日~11月26日

 石川県の展覧会なんでもかんでも26日までだなあと思っていたらいしかわ百万石文化祭というものらしい。しかし石川県や金沢はすぐ百万石と言うけれど、加越能で100万石なんだからそのうちの30万石くらいは富山県じゃないのか?と思う富山県人であった。歴史、考古も入って、金沢城を中心に御殿の美、美術を検証する展覧会。よさそうだと思って行ったら予想以上にいい展覧会だった。展示室が狭いのにいろいろ盛り込んでてあふれそうというとことはあるにせよ。京都の名品から金沢のことまで。私が特に面白いなと思ったのは二条城二の丸御殿の狩野長信「西湖図」の庭に盆石があったことと十村(村役人的有力農民)が頼んだことがはっきりわかる岸駒の絵が展示されていたこと。十村については浦上玉堂や春琴と交流した人もいるし、南桂子(版画の)も十村の家の出身だし、十村と美術、できそうじゃないですか、ぜひお願いしたいです。
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京都市美術館開館90周年記念展 竹内栖鳳

2023-11-24 00:29:07 | Weblog
京都市京セラ美術館 2023年10月7日~12月3日

 展示替えするので巡回するのかと思っていたら単館だった。単館なのに章立てと部屋割り、展示がいまいちかみ合わない感。初期作は円山応挙の影響やはり強い。「観花」(海の見える杜美術館)はメメントモリな西洋的な寓意に加えて応挙の波上骸骨も意識しているのではないか。「絵になる最初」(京都市美術館)、これヌード・モデルになるはじらい、と言われていて、そうだろうとは思うんだけど、むりやりヌードを強いてる状況だったらコワイなと思いました。
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表装の愉しみ ある表具師のものがたり

2023-11-24 00:13:35 | Weblog
泉屋博古舘 2023年11月3日~12月10日

 所蔵品の表装と所蔵品とも関係深い表具師に注目した展覧会。名品も出ていますがこの展示の場合必ずしも名品でなくても活用できるのもよいですね。実際に作品を見ているときは注目しなくても表装とともに見ているので中身の見え方にも影響しています(とはいえ、全ての図録に表装ごと載せるのがいいかどうかは別)。作品内の月にちなんで兎柄とか面白い。描表装もあったし、大正11年の「真景」用例も得た。プロデューサー的な表具師が指頭画を得意としてたのも知った。図録もあって大変結構だが、背表紙がなくて書棚で迷子になってしまいそう。
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