Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―

2018-01-27 01:37:02 | Weblog
東京国立博物館 2018年1月16日~3月11日

 葛井寺の千手観音像はまだだけど、空海の筆跡のある三十帖冊子全帖公開に合わせて前期展示を見てきました。平安時代にできた寺の名前をうたいながら天平の仏像押しなのはなかなか複雑なこの展覧会の構成を示してるのか?観音堂の再現(壁画を高精細画像で、解体修理中なので安置仏を展示)は壁画もよく見えて面白かった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呉昌碩とその時代―苦鉄没後90年― 前期

2018-01-27 01:20:47 | Weblog
東京国立博物館 2018年1月2日~3月4日
台東区立書道博物館 2018年1月4日~3月4日

 書・画・印をよくした清朝最後の文人呉昌碩の展覧会。清も本当に終わりごろまで科挙ってやってたんだよな、と思いつつ見た。清末から民国へかけての人は結構日本人とも交流する機会がある。主に絵に関心を持ってみたんだけど、墨のにじみに若冲の筋目描的なところあり。連携企画の意義は理解するが一会場でまとめて観る機会もほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

墨と金―狩野派の絵画―

2018-01-27 01:15:23 | Weblog
根津美術館 2018年1月10日~2月12日

 所蔵品だけでかっちりとした狩野派展ができるなんてコレクションのある館はいいですのう。いままであんまり飾ってこなかったものも点検して持ってきた感じ。江戸時代中期以降より元信的なもののほうが多いのも驚異的。素晴らしい内容ですが、会期1か月の所蔵品で展示替えなんて殺生な……。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年

2018-01-25 00:34:33 | Weblog
サントリー美術館 2017年11月22日~2018年1月28日
大阪市立東洋美術館 2018年4月7日~7月16日
山口県立萩美術館・浦上記念館 2018年7月24日~9月24日
静岡市美術館 2018年10月6日~12月16日

 セーヴルはフランスの官窯で中国磁器みたいなん作りたくて始まった、と。すごい豪華だった。最初は豪華な実用品なんだけど、だんだん鑑賞用のも出てきて、今や立体の現代美術みたいなんも作るわけですね。セーヴルでたどる美術の流れ的でもあった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

版画の景色―現代版画センターの軌跡

2018-01-21 19:02:13 | Weblog
埼玉県立近代美術館 2018年1月16日~

 版画の普及とコレクターの育成を目指して版元としてエディションを頒布し、イベントを組織し、会誌にはいろんな文章が載っていた。そんな活動があったんだ、へー。どうして倒産しちゃったんだろうというところが気になりますが……。あとこれって町田市立国際版画美術館ではやらないの?と素朴に思ったりした。アンディ・ウォーホルに菊の版画作らせて大谷石のところで展覧会したりしてたのか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北斎とジャポニスム 

2018-01-21 01:20:17 | Weblog
国立西洋美術館 2017年10月21日~2018年1月28日

 大展覧会だった。監修者である現館長が担当者だったジャポニスム展でもやった、すでに定着したネタもあれば、出せるだけだそうという実験的なネタもあった感じ。フランス中心だったジャポニスム展からずいぶん範囲が広がってオーストリア、スペイン、それに北欧とかも入っている。海外から結構いいものを借りている。ジャポニスムだとしてもそれって北斎と特定できるのか?とか、本当に日本美術の影響なの?とかそもそも北斎に西洋の影響ありますよね?とかいろいろ狐につままれたような気持ち。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

めでたい北斎~まるっとまるごと福づくし~

2018-01-21 01:11:27 | Weblog
すみだ北斎美術館 2017年11月21日~2018年1月21日

 七福神とか吉祥モチーフとか縁起物とか新年の風俗とか寺社の主題に注目した北斎および北斎周辺の作品の展示。最近話題の富岡八幡宮の絵もあった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国宝雪松図と花鳥 美術館でバードウオッチング

2018-01-21 01:00:55 | Weblog
三井記念美術館 2017年12月9日~2018年2月4日

 新寄贈作品の鳥の画巻があるとはいえ、雪松図屏風と花鳥の展示は今までもしてるはずで、感じが違うのは担当者の違いかもと思った展示。三井家に鳥の好きな人が多かったに加えて江戸時代のある時期は鶏が流行ったらしい。若冲がいっぱい鶏描くのも流行りと関係あったかも。いい展示でしたが、これ戌年の年頭より酉年の年頭によかったのではないかと思った。「鳥真写」の真は本物・実物のことよねえ。でも直接じゃなくてもいいのか(真景のことがあるので真が気になっている)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小村雪岱 「雪岱調」のできるまで

2018-01-20 01:42:31 | Weblog
川越市立美術館 2018年1月20日~3月11日

 内覧会に潜入してきました。川越生まれ、郭町って川越市立美術館と同じ町内じゃないですか。雪岱の画業の中で挿絵と挿絵の中で確立した「雪岱調」に注目した展覧会。雪岱って鈴木春信に引き付けて語られることが多く、たしかに春信の影響は顕著なんだけど、それ以外の浮世絵、歌麿とか春章とかも相当研究してそうと思った。人のいない留守模様みたいな装丁とか挿図とか面白かった。資生堂時代にパッケージや瓶のデザインにかかわったらしい香水、素敵だった。どんな香りだったのかしらん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

運慶 鎌倉幕府と霊験伝説

2018-01-14 00:37:26 | Weblog
神奈川県立金沢文庫 2018年1月13日~3月11日

 会場はそんなに広くないし、大きいお像も出てないけど内容豊富な運慶展。今は失われた運慶の代表作を考えたり、鎌倉幕府との関連を検証したり。運慶の兄弟弟子、快慶以外の人もキャラがある。そして東国にも快慶の影響もあるのであった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする