県立酒田光陵高等学校は、県立酒田商業高等高校、県立酒田工業高等学校、県立酒田北高等学校,市立酒田中央高等学校の4校が統合して、平成24年に設立された高等学校で、東北、北海道の公立高等学校で最大規模の学校である。
当時、酒田市から伝統ある商業、工業の実業高校が消える事への危惧が指摘され、特に商業、工業高校のOBを中心に根強い統合反対の運動があった。県教委は何度も酒田市を訪れて「将来の少子化による生徒減を見越した計画であり、決して実業高校を軽んじてはいない。特に県内では初めての情報科を新設し力を入れたい」とし、普通科、工業系4科、国際経営科、情報科の7学科で何とか理解を得る事が出来た。あれから5年になる。
ところが、3月9日県立高校再編整備基本計画が示され、県立5校が19年度から1学級削減の方針が示された。その中に酒田光陵高校の工業科も含まれていた。酒田市は県教委の方針に渋々ながらも従って4校の統合に合意をした。それは、実業高校を大事にする前提があっての事だ。鶴岡は工業高校、水産高校、農業高校、鶴岡高専が全て残っている。酒田市から実業系の学科を目指して鶴岡へ入学する生徒も少なくない。
この発表と同時に私の携帯に問い合わせが続いた。「酒田市は、港を中心に頑張っている。腰を折らないでくれ」と言うものだった。少子化での学級減は現実の問題として認めざるを得ない。しかし、光陵高校の工学科は酒田市における学科等の特殊性に十分値すると思われる。これは再編整備の基本方針にも示されている。
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