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とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

有望な酒田沖洋上風力発電

2025年07月12日 | 日記

 山形県の風力発電の歴史は古い。現在の山形県庄内町立川の清川ダシと呼ばれる強風は農作物被害に泣かされていた。その風を逆手に取り山形大学と協力し1979年に1キロワットの発電をして農業用ハウスに利用したが、翌年には強風に耐えきれず羽が破損してしまった。
 1988年の「ふるさと創生事業」で再び風による町おこしの機運が高まった。1993年にはアメリカのウインドウパワー社製の技術を取り入れた風車、直径18メートル出力100キロWの風車3基導入した。
 以来風力発電の進化は高出力のものが開発され、風の強い庄内海岸や秋田海岸には無数の風車が並び電力を供給している。それが風情となり車窓に飛び込んでくる。いつの間にか自然と調和した風景となっている。
 洋上風力発電が遊佐沖と酒田沖に再生可能エネルギー生産の国策として計画されている。遊佐沖が先行している。計画によると高さ200mから300の着床式風車30基が計画され、発電量は45万kWと推定されている。2030年の運用開始に向けた準備が進められている。 
 事業規模は巨大で、裾野が広く風車の建設や組み立て拠点となる基地港湾の整備、可動後のメンテナンスなど庄内地域を中心に更なる人流拡大が想定される。落ち込んでいる酒田周辺地域の存亡にかかわる大事業の選択である。

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