とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

黄砂にかすむ満開の梨畑

2024年04月20日 | 日記

 桜の花が終ると、酒田市の北部に広がる広大な梨畑の花が満開となり、鳥海山を背景にしてカメラマンが喜ぶスポットがある。真っ白な梨の花は桜に負けない美しさがある。
 ところが今年は4月18日より黄砂が降り注ぎ、晴天にも関わらずどんより薄暗い感じなのだ。鳥海山が見えないどころか、梨畑の全容すら良く見えない状態である。昔から「春はおぼろ霞」と言われていたけれど、こんなにひどい黄砂は経験がない。視界6~7キロと報道され、遠くの山々は見えず、雲も見えない。わずかに差し込んでくる太陽の明るさで昼を感じる程度である。黄砂は遠い大陸の砂漠の土煙が、はるばる日本まで飛んで来る現象である。
 刈屋梨の歴史は古い。鳥海山の湧水を源にした2級河川、日向川と月光川の合流地点の広大な河川敷に梨畑が広がっている。特産品「刈屋梨」の歴史は古く120年前には栽培されていた。大地が肥沃過ぎて果実が腐ると言われ、長十郎梨の栽培が始まった頃から盛んになり、現代の多品種の梨へと引き継がれている。
 酒田の特産品として「刈屋梨」は全国に広がりを見せている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 桜前線が北上 | トップ | 消滅可能性自治体に住んでいる »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事