酒田はイカの街として別の顔がある。全国でもトップクラスの水揚げ量を誇り港町のシンボルとなっている。コロナ禍以外は毎年「イカ釣り船団出航式」が10艘以上も集結し賑やかに開催されていた。しかし、近年のスルメイカ漁は不良が続いており山形船団でも廃業船が出るなど打撃を受けている。好漁場である大和堆周辺は違法操業の外国船が押し寄せ、トラブル寸前となっている。
出航式が見送られる中「第1回酒田港漁火まつり」が酒田本港で開催された。本県中型イカ釣り船団の半数以上が能登地方の会社が所有する船であることから応援しようと実施されたもので、県漁協とサカタント運営会社が共催したものである。来場者は漁船の漁火がともる中、イカなどの海鮮ものに舌鼓を打っていた。県漁協の専務は「出航式はないが、イカの街酒田を盛り上げよう。石川県を元気づけよう」とあいさつした。
売上金の一部を石川漁協に寄付される事になっている。
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