コメの値上がりが連日、新聞のトップページの記事になっている。冷静に分析すると、JAからの農家手取りはやっと30年前になっただけなのに、なぜそんなに目の敵にされるのか理解に苦しむ。
農家といっても千差万別で、優良農地もあるが山岳地帯の農地が圧倒的に多い。コメのうわべだけの価格の報道に、違和感を覚えるし、掘り下げた議論を紙面に期待したい。キャベツや白菜が高いのも天候のせいだと報道されている。しかし、それだけでは無い。農家の高齢化が急速に進んで、農業者の平均年齢が70歳を超えている。特に、手間のかかる農業、重い作物の農業に赤信号が灯っている。その現実から目を背けてはならない。農業の近未来を考えると背筋が凍る思いである。価格競争のみの農業のあり方は、食料から日本の弱体化が始まり、その時、もう元には戻れない実態に気づく。
価格だけではなく、農業や農村の実態を理解して共存共栄の道を進めなければ、もう5年で農業は崩壊すると肌感覚で感じている。少子化対策と同じく時間との闘いでもある。
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