12月定例会が終った。今議会は、いつもになく議会と知事部局の緊張関係があり、中味のある議会だった様に思える。課題もまた、たくさんあった。急速に冷え込む経済の悪化と、雇用不安に対する緊急対策に多くの質問が集まった。知事答弁は「財政健全化は、中長期的な課題であり、来年度は金融支援を含めた500億円規模の財政出動を考えたい」と述べている。国の二次補正が定まらない中、県も一歩踏み出せないもどかしさががある。私は、「雇用の即効性は公共事業の拡大にある。事業の前倒しは出来ないのか。実施予定の事業を前倒して、即急に進めるべきだと思う」と詰め寄った。酒田港の物流拡大策も、具体的な提案を求めた。「港の藤彌」とみんなに笑われた。農業の研究予算も年々減少している。これでは、農業県山形が遅れる。研究・技術者のモチベーションを上がる対策をとるべきだ。また、日本海総合病院の経営状況は良好であるが、県は逃げないでしっかり支えて欲しいとも述べた。指定管理者制度のあり方についても、経費削減だけが一人歩きしている。本来の使命は違うはずだと質した。
アンテナショップや、サッカーJ1の改名問題、教育問題など議論が交わされた。今議会は齋藤知事任期最後の議会である。二期目の当選なるか、新しい知事が誕生するのか。県民の審判がくだされようとしている。
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