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酒自粛から禁止要請の、法的根拠。

2021-07-23 04:14:18 | Peace Cafe


 コロナ緊急事態なので、お店では酒は出すなと言うことになった。その法的根拠がどうも曖昧である。そもそも、外食は不安で行けない。ワクチンは二回打ったけれども、お店でお酒を飲む問うようなことはとうてい不安で出来ない。それでも集まってお店でお酒が飲みたいきもちは分からないではない。

 もうしばらく、家で飲むので我慢して貰いたいものだ。感染爆発はコロナがさらに強毒化して、襲いかかってくる可能性がある。感染の連鎖と言うことは必ずそういうことを生み出すのが、ウイルスの変異だ。今、英国のやっていることは世界に脅威を起しかねない暴挙的実験である。

 ワクチンを二回接種した人が、感染して死亡し始めている。国民の68%がワクチンを接種している。そして急拡大している死亡者の60%が2会接種をした人である。ワクチンの効果が限定的なことが見えてきた。3回目の接種をするべきかもしれない。

 石垣島で暮らしていると、どういうときにコロナが広がり、どういうときにコロナが収まるのか、まるで感染症に実験場のように見えてくる。石垣島ではこの2週間で感染者は二名だけという、かなり収まった状態である。そして昨日は二名感染した。沖縄全体では、又感染が急拡大している。

 その理由が狭い地域で見ていると、なんとなく分かってくる。観光客の出入りが大きく影響している。接待を伴う闇酒場が営業をしていると、感染者は連続する。闇酒場の営業が続いているかどうかは路上寝込みの存在があるのかどうかで分かる。

 石垣島では感染が収まったと思うと、又波が来るように増加する。このコロナの波を乗り切ろうと観察していると、日本全体の波もよく見えてくる。オリンピックなど開催は無理だと考えたのは、石垣島での体感である。選手間の感染が抑えきれない。選手村が心配である。

 菅氏によると政府は時には挑戦をしなければならないときがあるのだそうだ。「五輪をやめることは一番簡単なこと、楽なことだ」驚くことに 勇気を出して挑戦したと言うことらしい。その挑戦の材料は国民の命である。菅氏の発言はあきれたことに競技が始まってからの汚い発言である。

 菅氏には勇気が無いから、オリンピック中止が出来なかったと私には見える。道に迷ったときに、蛮勇をふるい闇雲に進む人が一番危ういのだ。止める勇気。引き返す勇気。これは一番難しい決断だと、むかしから言われている。

 この発言は菅氏初めから辞めるという選択肢が無かったことを意味している。止めることを想定して、考えて見ることがなかったのだ。もし止めることを考えたとすれば、そこには様々な困難が見えてくる。しかし考えても居ないから、止めるのは楽なことだなどと言えるのだ。

 西村大臣が銀行から酒販卸に圧力をかけて貰おうとした。酒販店には補助金を欲しいなら、緊急事態破りの闇酒場への販売をしないと誓約書を出せとした。しかし、結局の所、法律違反になるおそれがあるとして、撤回した。私は西村氏の主張を支持する。撤回させた世論をおかしいと思う。

 緊急事態宣言下、酒を出している闇酒場は大繁盛しているらしい。ネットではそうした闇酒場の情報が流れているらしい。何度もの緊急事態宣言で、政府の要請に従っている酒場の倒産が続いている。社会正義というものがない。

 店舗を手放さざる得なかった店主が怒りのコメントを出していた。自分の店を居抜きで買い取った人は、なんとすぐ闇酒場にしたのだそうだ。そうしたら大繁盛しているそうだ。自粛要請を必死に守って自分は倒産した。自粛破りを前提で新規に店を始める人間が大もうけしていることが許せない。許してはいけない。

 社会正義というものが完全に崩れている。真面目に政府に従い、自分が倒産することもいとわなかったまっとうな店主が余りに哀れである。どうすれば闇酒場を取り締まれるかである。野放しにしておいて良いわけがない。禁酒法時代の再現である。アル・カポネとネス捜査官のアンタッチャブルを思い出す。

 非常事態宣言下、政府の援助金をだまし取る輩が何十万件も登場しているという。何しろ、専門家の財務官僚までが援助金詐欺に手を染めた。この法律がいかに甘いものかである。こういう悪事を斡旋する、税理士事務所まで登場しているのだ。まともな世の中とはとうてい思えない。コロナによる人心の乱れ。

 悪いやつほどよく眠る。寝ている内に肥大しているのだ。日本社会は倫理で守られてきた。自粛要請に大半の国民が率先して従った。医療関係者の皆さんのご苦労を思えば、病気になってもたいしたことは無いなどとはとうてい思えない。コロナは自分だけの問題では無い。

 頑張って自粛した人が馬鹿を見て、ずる賢く禁酒法破りが大もうけするようなことは、なんとしても無くさなければダメだ。東京のことは分からないが、石垣島でも禁酒法破りの店はチラホラ気がついた。私が気がつくくらいだから、警察や行政は把握できていたはずだ。

 しかし、把握できたとしても取り締まることをしなかった。理由はよく分からない。法律が無いのか。しかし、結局の所そうした店も、名前が公表された頃からだんだんに閉じたように見える。何度もクラスターが出たから、さすがに続けられなくなったのかもしれない。

 東京のような大都会では、自粛圧力だけではそういう訳にも行かないのだろう。ひどいことになったものだ。そこで出てきたのは銀行の融資圧力と、補助金誓約書である。ところがこうした方法もダメと言うことになった。

 闇酒場への政府の圧力が、違法行為だと言うことで取り下げられた。と言うことは政府には手段が無いと言うことを意味する。その代わりにこういうことを行うとは西村氏は言わない。手段が無いと言うことを国民にさらしている。

 そもそも闇酒場は補助金申請には向いていない。納税証明書が難しい。税金をごまかしている可能性がかなりある。どちらかと言えばいかがわしい所ですれすれにやっている店も多い。暴力団関係の店だって少なくないはずだ。

 コロナは表も裏も、見境無く広がる。これを合法的手段だけで、抑えることは無理なのかもしれない。この点では頭を抱えている菅政権に同情する。安心安全なはずの、オリンピック関係者の中でコロナ感染が出ている。その一は10万人当たりで数えれば、相当の感染数だ。

 日本選手にはオリンピック村に入らないで欲しい。バブルと呼ばれる安全な地域の中で、感染が広がれば、外より危険なことになる。濃厚接触者に認定されれば、競技に出られない可能性も出てくる。

 もう、ここまできた以上、無事にオリンピックが開催されることを願うばかりである。とうてい終わりまで持ちそうも無いが、手立てが無い以上菅氏と一緒に神風を祈るほか無い。あぁあ、オリンピックを止めることが楽なことなら止めて欲しかった。
 
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