盛山文部科学大臣は2021年の衆院選で旧統一教会から推薦状を受け取っていた。自民党から、統一教会との関係を問われさい、推薦を受けていたことを申告していなかった。たった3年前のことなのに、国会で問われて忘れていたと説明した。
岸田氏は3年前のことを忘れたとする説明を、本人が言うのだから、そう受け取ると国会で答弁した。さらに、政策協定書にもサインをしたことが出てきたら、今度は今は関係を絶っているのだから、問題がないと答弁した。問題だらけだ。
まず、3年前に自分に統一教会という反日組織が推薦状をくれたことを忘れてしまうような、忘れやすい人間を大臣に任命してはならないだろう。記憶力がほぼ無い人間だ。痴呆症かも知れない。また、この馬鹿げた説明を信ずるような、愚かな人間が総理大臣であるとすれば、日本の未来は暗澹たるものになる。
全部ウソなのだ。ウソで説明責任が果たせるとしているのが、自民党なのだ。ウソでほとぼりが冷めるのを待つだけだ。その間説明責任を当人が行うとばかりごまかしている。説明で済むような話ではない。犯罪組織に応援されていた人が、その犯罪組織と裁判をこれからするのだ。
国会の大臣や総理大臣がこんな幼稚なウソをついて良いのだろうか。もう日本の政府はダメだと思うしかない。自民党支持者は本当に盛山文科大臣の答弁を忘れたに違いないと考えるのだろうか。それならば自民党支持者の判断力はひどすぎると言うことになる。
たぶん、統一教会の推薦協力は受けたと考えているだろう。しかし、それもまた仕方がないと考えるのだろうか。終わったことと思うのだろうか。小学校の学級会でも認められない、言い訳の繰返しである。統一教会はどうでも良いような事ではない。悪意のある反日組織なのだ。
翌日にはさらに驚いたことに政策協定書にサインをしていたことが、報道された。ウソを押し通せなくなり、そんな記憶がおぼろげながらあると、告白した。もうこれで罷免かと思いきや、岸田氏は今は関係が無いのだから、罷免をしないという。いまさら過去の関係はどうでも良いというのか。
文科大臣は統一教会と裁判で争う当事者である。さすがにまずいだろう。自民党は党として、盛山氏に過去に統一教会と関係がありませんでしたか。と問いただしたのだ。それに対して裏切り、ウソをついた人間なのだ。自民党という党はそれを党に対する裏切りとは考えないのだろうか。
自民党では統一教会問題は終わったのだから、もう辞任しなくても大丈夫だ。という総理大臣の考え方だ。これからの裁判はどうなるのだ。アベ氏は長く自民党の総裁で、反日の統一教会問題で暗殺されて、にもかかわらず国葬にしてしまった人物だ。その人物の祖父から続く日本の闇の大問題を明らかにして裁かなくてはならない。
アベ内閣の総力を持って立ち向かうとした、北朝鮮日本人拉致問題にも関わっているのだ。統一教会ルートで北朝鮮と交渉をしていたという。手立てがなくまさに藁にもすがると言うことだったのだろう。多分統一教会に騙されただけだったのだろう。
これから統一教会を解散させなければならない、責任者が盛山文科大臣だ。しかも解散させて、過去の悪事をすべてあからさまにしなくてはならない。自民党との腐れ縁も明確にしなければ、完全に断ち切ることが出来ないだろう。分からないまま終わらせてはならない。
その盛山大臣が統一教会から推薦を受けている。もしかしたら信者の可能性もある。統一教会から送り込まれた人物の可能性すら無いとは言えない。そこまで疑わなければならない自民党の暗闇の歴史だ。あえて、承知で曖昧に終わらすために盛山氏を文科大臣にした可能性はないのか。
統一教会は自民党議員にお金を渡している可能性が高い。その理由は統一教会が信者からお金を巻き上げ、韓国に送っていることを、黙認して貰うためである。明確には分からないがニューヨークタイムズ記事では4700億円が日本からアメリカに送金されているという。韓国にはどれくらい送られたのだろうか。さらに多いいに違いない。
議員が一番弱いところは、選挙である。選挙になれば議員先生は、市民の前で土下座までしかねない。選挙に有能な人物を送り込むのは、よくよく考えられた作戦だ。統一教会には議員秘書を育てるための教育部局があるという。そういう人物がボランティアで来てくれたら、一度お願いしたらもう辞められなくなる。
そして金である。億の資金がなければ買収が出来ない、と言うのが自民党の選挙である。それはあの河井議員と案里議員で良く分かった。最近では江東区長選挙の柿沢議員の選挙がらみの買収事件。バレない買収事件は全国津々浦々、当たり前に行われているとみた方が良いだろう。
そのお金は派閥から来るとされているが、統一教会からも来ている可能性も無いとは言えない。有能な選挙要員と、お金があてがわれるので、自民党議員は統一教会にがんじがらめになったのではないか。それはアベの指図で行われていたことと考えなくてはならない。
さらに表沙汰には絶対にならない、女性が差し出されていたと言うことも可能性がある。見栄えの良い女性を使った手法で、統一教会は印鑑商法や壺商法をやっていたのだ。それが議員を言いなりにさせる手法に利用されていないはずがない。
問題は何故岸田氏は、盛山氏を辞めさせることが出来ないかである。盛山氏が岸田氏があえて文科大臣に意図があり任命した議員と言うことが大きいだろう。要するに統一教会対策のための文科大臣である。適当なところでごまかしたいのだ。
また、盛山氏を辞めさせれば自民党に対して、岸田派議員が虚偽申告をしていたと言うことを認めることになる。岸田氏の致命傷になり、総理大臣を下ろされる可能性も出てくる。強引な派閥解消の逆襲が起こる可能性がある。金の恨みは深い。
こうして、自民党が盛山大臣を何時までも辞めさせないでいた方が、実は良いのだ。自民党のひどい姿を、世間に何時までもさらしていることになるからだ。その結果さすがに次の選挙で自民党が惨敗することになる。先ずはここからやり直す以外にない。
大多数の人が野党に日本国の運営がやれるはずがないと考えているだろう。前回の民主党政権の大失敗がある。それでも自民党が降りるだけでも良いのだ。政権党が変る。代わりながら、時間をかけて新しい政治の在り方を見付けるほか無いのだ。