中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

上伊那地区を走る/箕輪町長と懇談

2006年08月25日 23時23分03秒 | 活動日誌
(夏休みの妙高高原から  その2 アカソ  旅館のそばの土手に群生、淡いピンクが美しい) 


 今日尋ねたところは、辰野町、箕輪町、伊那市、伊那市に合併された旧高遠町と長谷村。上伊那地区を駆け抜け、街頭からお訴えをしながら、訪問し対話を重ねてきました。
 高遠、長谷以外はどこも、7月の豪雨災害でひどい目にあったところです。排出された土砂が山積みになっており、この始末が大問題になっています。
 
 箕輪町では平澤町長が懇談の時間を割いてくださいました。
「中野さん、災害時も来てくださいましたね。土砂の始末は県がやると約束したのだから、きちんとやってもらいたい。そのために町で必要なことがあれば、なんでもします。
 ハード面だけでなく、ソフト面が大事になっています。被害者のトラウマは大きい。精神的フォローと、大事なのは抜本的な災害対策で安心感を持ってもらうことです。そのために力を貸していただきたい」とのご要望を話してくださいました。

 平澤町長は災害視察の時に膝の骨を怪我をされて、今日も松葉杖で対応してくださいました。直り際の大事な時に申し訳なく思いました。ご要望をしっかり受け止め、県会議員団、地元議員団と力を合わせて解決のためがんばることをお約束してきました。

 街頭宣伝は8回。一回一回、一期一会のめぐり合いがあり、自民党政治の元での命さえ守れない深刻な実態が伝わってきました。

 辰野では、2階から拍手してくれたおばあちゃん、「あんた、がんばってね。本当に頼みます。弱いものいじめの政治は沢山だ」と涙を浮かべてしっかり私の手を握り締めます。一人暮らしの方でした。

 箕輪町では伊那生協病院の前で街頭演説しました。20人以上の方が出てきて下さり、「今デイケアは食事中で出て来れないけど、ボランティアの人も中で聞いてますからね」とわざわざ伝えてくださる方もいて、「中野さん、今度は当選してね」と暖かい励ましもいただきました。

 伊那市の団地では、「共産党が何を話すか、じっと聞いていた。私は障害者、自立支援法はめちゃくちゃです。池田大作の本も読んだし、聖教新聞も読んだが面白くない。共産党は弱いものの見方、まともなことをいいます。」と女性が語ってくれました。

 商店街の方は、「ここで聞いていましたよ。そのとおりです。誰が総裁になったって同じこと。でたらめな政治ですよ。規制緩和で弱いものいじめ。野放しでは強いものだけがますます儲けるだけではないですか。がんばってくださいよ。」と怒り一杯で話されました。

 高遠町では車の中でじっと聞いてくれていたおじいさん、ご挨拶に行って握手したとたん、泣き出してしましました。「がんばっておくれ、本当にがんばっておくれ」とそれしか言葉になりません。
 何を語らずとも充分思いが伝わってきて、この方たちの悔しさをなんとしても国会で、と思いを強くしました。

 暑いといっても猛暑は去って、さわやかな風も吹く上伊那でした。

 伊那の名物「ろう麺」を食べるチャンスに恵まれない、という昼休みの私のつぶやきに応えて、夕飯は三沢地区委員長お手製の「ろう麺」でした。
 羊の肉入りの焼きそばみたいなものだけど、麺が特殊。スープ仕立てもあって、今日のはそれでした。お店によって調理法はいろいろなのだそうです。
 
 おいしかったけど、とってもおいしいというものでもない。でも伊那の人は時々無性に食べたくなる「ふるさとの味」だそうです。私が「ほや」を無性に食べたくなるのと一緒だと思いました。
 
 「仕事を終えたらろう麺つまみで焼酎で一杯、これが伊那の労働者の楽しみ」だそうです。なるほど、洗練された繊細な味ではないが、土着のたくましい味、「人民の酒焼酎」に合う庶民の味というのがぴったりの料理でした。
 
 今日は昼も三沢地区委員長の料理、地区委員長の腕を見直しました。

 長谷村で、犬と一緒に首輪をつけて散歩している見慣れない動物がいました。一瞬「あれって、ろう麺?」羊だったのです。驚いた。

 

 

 
コメント (7)
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